チェンソーマン8巻である。週刊連載漫画は刊行ペースが速いなあ、当たり前だけど。
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チェンソーマン【8巻あらすじ】
今巻は大半がバトルシーンの連なりで展開されている。そして一応、シリーズとして続いてきた殺し屋軍団襲来編はほぼ終幕となる。
誰と誰がどう戦うのかはネタバレになるのでネタバレ欄で説明するが、相変わらずほとんど絵の動きだけでバトル描写をする漫画なので、正直に言わせてもらえば解説するのがしんどいことこの上ない。しかしまあ頑張ってみよう。
チェンソーマン【8巻ネタバレ】
前巻の続きだが、クァンシは岸辺の誘いを一蹴し、バトルになる。
大勢で入り乱れてあっちこっちで戦闘が展開されるのだが、突如として、例のデパートの中にいた「全員」が「地獄」に引きずり込まれてしまう。
地獄というのは比喩ではない。悪魔の住む世界のことである。人間が死後に行く世界なのかどうかは不明だが、「一度も死んだことのない、銃の悪魔なんかより遥かに恐ろしい、根源的恐怖に通じる名前を持つ悪魔がゴロゴロいる場所」だ。
誰のせいでそうなったかというと、「師匠」が「地獄の悪魔」なる存在を利用してやったのである。実はこの師匠というキャラクター(呼びにくくて困るのだが本名不明なので師匠と呼ぶ)、サンタクロースと呼ばれていた老人とグルで、トーリカはいけにえにするために利用していただけだったらしい。
そして、老人と師匠の真の目的は「マキマを殺すこと」。マキマが何者で、なぜマキマを殺す意図を持ってるのか、などはまだ詳らかでない。
人形の悪魔の真の能力についてだが、人形の悪魔の支配下にある全ての人間は精神を共有した状態になるらしい。個々の「契約者」を殺しても、殺し屋「サンタクロース」全体を殺すことはできない、というのである。
さて、地獄に落とされた一同、とりあえず戦ってる場合ではなさそうなので一時休戦となるのだが、すぐに「闇の悪魔」という超やばい悪魔が出てきて、みんな片っ端から腕を切り落とされたり殺されたりする。被害状況の総括は次巻に回ることになるが、大惨事だ。なお、自分の女を殺されてキレたクァンシは、デンジと組んで師匠と戦うという選択肢を選ぶ。
結局、マキマのよくわからない能力によるよくわからない救援が入って、一同地獄からの脱出には成功するのだが、人間界で待っていたのは闇の悪魔の力を得てパワーアップした、というか怪物と化した師匠との闘いであった。
闇の悪魔の力を手に入れた師匠は、闇の中では無限の再生能力を持つ。だが光には弱い。デンジは自らガソリンを浴びて燃え盛りながら突撃し、なんだかんだの末に師匠を撃破する。
その後、「自分を倒しても人形の悪魔の力がどうたら」と言い出す師匠に対し、クァンシの愛人のひとり、「宇宙の魔人」コスモが攻撃を仕掛ける。
コスモの能力は精神干渉系で、た―ゲッティングされた存在は発狂してしまう、という性質のものであった。これにより、人形の悪魔のネットワークにつながっていたすべての人間が発狂してしまい、事実上「殺し屋サンタクロース」は無力化されたのであった。
だが、直後にクァンシとその部下の魔人たちは、何がどうなっているのかよくわからないが死ぬ。マキマが殺したのか、闇の悪魔に既に殺されていた状態だったのか、まあそんな感じだ。
チェンソーマン【8巻の感想】
最後の駒では岸辺が落ち込んでいる。クァンシが死んだのを受けて、目隠しを取らずにじっとしていて、「何も見たくねえ……」とつぶやいているのである。
巻末おまけ漫画で明らかになるのだが、昔から岸辺はクァンシのことが好きだったらしい。そりゃ落ち込むよな。
さて、次巻についてであるが、掲載誌を追ってるから知っているが、これここでばらしていいものか少し迷ったけど、書いてしまおうなんと次巻でマキマの正体が明らかになるぞ。
チェンソーマン
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
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