ハードボイルドな闇医者物語「バカレイドッグス」の最新刊となる第3巻の電子版が配信開始。同時に3巻が完結巻となっています。
3巻では辰次に医療技術を教えた師匠が登場。寅太と犬童兄弟の関係も明らかになります。さらに母の自殺の真相も明かされていき感動的な結末へ向かっていきます。
様々なエピソードが詰まっており、見応えMAXな第3巻。極限状態で行われる失敗の許されないオペは注目必須！
ではでは、内容、見所をご紹介していきます！
目次
漫画「バカレイドッグス」3巻ネタバレ
まずは2巻の続きである大量殺人鬼と妹を殺された被害者のエピソード。
月岡⇒被害者
入江⇒シリアルキラー
こう思っていたが実際は逆。
そして鈴もシリアルキラーに病院内で拘束されてしまう。
間一髪…というか犬童兄弟は気づいていたようで鈴が殺されかける寸前に登場。出掛けていたのは嘘で別室からモニタリングをしていた模様。古傷の治療が心的外傷の治療に繋がるかの実験をしていたのだ。
このエピソードでの辰次はやたらと鈴に冷たい印象。危険を伴いながらも何とか無事に解決されていきます。
辰次の師匠が登場＆インチキ宗教と全面対決…！？
続いてのエピソードは辰次に医療技術を教えた師匠、まりあ先生からの依頼。
まりあ先生はとあるインチキ宗教が蔓延る集落の町医者。
不審な遺体が発見されるが集落は自殺で片付けたい…しかし、まりあ先生は検死の結果で他殺であると判断。他殺であると言う確固たる証拠、裏付けを得たく犬童兄弟に仕事依頼をすることになっていきます。
相手は新魂光の会といった宗教。
犬童兄弟やまりあ先生は宗教の内部へ潜入。徐々に宗教の裏の顔を明るみにして宗教による他殺であった証拠を得ていきます。
ちなみに宗教の教祖と見つかった変死体の人物には接点があること、次期教祖になろうとする人物に制裁を加える犬童兄弟など見応え充分な人間ドラマが繰り広げられていくのも、このエピソードの魅力！
母の自殺の真相が明らかに…！？
バカレイドッグス最後のエピソードは母の自殺の真相にまつわる物語。ただ話の展開が大きく広がっていき、香港マフィアの戦争に巻き込まれながら自殺の真相に辿り着いていきます。
甲斐から犬童百合子、辰次達の母親が眠剤を大量に仕入れていた情報を聞かされます。さらに甲斐の話から母の自殺の影に寅太、寅太の父親がチラつく犬童兄弟。
寅太は何かを知っている…。
そう感じた犬童兄弟は寅太に話を聞こうとしますが…。
マフィア抗争の最中に命をかけたオペ開始！
寅太は香港マフィアのボスの移植手術の為、日本を離れていました。後を追うように香港へ向かう犬童兄弟、鈴、甲斐。
しかし、問題が…。
寅太の助手、ミオが敵対しているマフィアに攫われており、寅太がボスを手術すれば助手であるミオが殺される。ミオは寅太にとって生きる価値のある人間、その為、マフィアボスの手術を拒んでいたのです。
そこで辰次は自分がボスの手術を請け負う約束を。
失敗すれば生きて日本には帰れない条件付き、また厳戒態勢の中、移植手術が行われていきます。
手術中は敵対するマフィアが乗り込んできたりと破茶滅茶な移植手術へ。それでもオペを成功させて寅太と再開。
母の自殺にまつわる真相を知ることになる犬童兄弟。
漫画「バカレイドッグス」3巻の感想
母の自殺の真相は想像と違い、予想外のモノでした。最後は何をやっても目覚めなかった母親ですが、辰次が自分の血を垂らすことで母の目が…！？といった読者の想像を膨らます終わり方を向かえていきます。
3巻は本当に多くの内容が詰まっており、目まぐるしい展開の数々。
現代版ブラックジャックと呼ばれる漫画「バカレイドッグス」。もう少し長く読んでいたかったのですが、3巻で完結といった運びになりました。
全3巻ともに見応え充分な闇医者物語。作中で繰り広げられる人間ドラマも魅力的！是非、気になった方は試し読みも可能なのでチェックしてみてください。
バカレイドッグス
とある街の裏路地<バカレイ>に、社会のハミ出し者だけを救う闇医者兄弟がいた。金さえ払えば、どんな手術でも引き受ける無免許の天才外科医･犬童辰二、その弟、犬童亥三。そんな彼らの営む犬童医院に来る患者は、全員犯罪者だった!闇に蠢く命を救う闇医者物語<メディカル･ピカレスク>、開院!!
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