漫画「今際の国のアリス」2巻ネタバレ・感想

第1巻のあらすじ。劣等感を感じながら生活をしていた高校生:有栖良平は苅部、張太といった親友と何気ない日々を過ごしていた。そこに突如、巨大な花火と共に街全体が包まれる。目が覚めた有栖たちの前に広がる世界は人気のない今まで生活していた自分たちの街。探索しながら入った神社で紫吹と出会い「げぇむ」といった得体の知れないイベントに巻き込まれ生死を分かつ体験をする。神社で繰り広げられた「げぇむ」をクリアした4人の新たな物語がスタートしていく。

漫画「今際の国のアリス」1巻ネタバレ・感想

2016.12.24

第5話 たいざいふつかめ

始まりは紫吹、張太、苅部、有栖の順番で過去の回想から。神社での「げぇむ」をクリアして休息の一時を4人で分かち合う。4人での他愛もない話から苅部が「今夜のげぇむに参加しないか?」といった提案。この提案に乗ってきたのは有栖のみ。紫吹と張太は留守番をすることに。

げぇむ参加会場へ向かうと複数人の参加者が既に集っていた。夕方6時になると「げぇむ」スタートの合図。「げぇむ」の内容は「おにごっこ」

今回の内容は殺人鬼から逃げ切り、ある一室に辿り付くことが「げぇむ」クリアの条件だった。

第6話 すぺえどのご①

有栖と苅部の心配をする紫吹と張太の描写から始まる。げぇむ参加会場では今回の内容について戸惑う者。楽勝と楽観的になっている者。冷静に周りを見渡している者がいる。アナウンスされた言葉の中には「げぇむ難易度 すぺえどのご」といった言葉がある。それを聞き参加者の1人の女性がバックからスパッツを取り出し履き替えて準備体操を始める。

有栖たちは新渡戸と名乗る男と会話中。新渡戸は自己分析によって「げぇむ」は4つのタイプに分類できると持論を話す。♠(すぺえど)は肉体型。♦(ダイヤ)は知能型、♣(クラブ)は中間のバランス型、♥(ハート)の説明をしようとしたところで、アナウンスが入る。

アナウンスは「げぇむ」に関するルールの説明。制限時間は30分。「おに」から逃げ回りながら「カギのかかってない部屋」の「じんち」と書かれている壁をタッチすれば「げぇむ」はクリア。「げぇむおおばぁ」となる条件は制限時間を過ぎる、鬼に殺害される。また制限時間を過ぎると「げぇむ」参加会場ごと爆破するといった予告。げぇむ中に逃げ出そうとしても会場となるマンション周辺に高感度の地雷が設置しているため逃げることは不可能。

夕方6時5分より「おに」が始動。タイムリミットは夕方6時30分。そして「げぇむ」の参加者は総勢11名。

各々、散らばりながら「おに」の始動を待つ。各人は思考を張り巡らしながら6時5分の時が刻まれる。スタートしてすぐに「パラララッ」といった音と共に有栖の前に吹っ飛んでくる参加者の1人。有栖は苅部、新渡戸と行動を共にしていた。その3人の前には馬のお面を被った「おに」が現れる。その姿を見て咄嗟に逃げる3人。有栖は苅部を引き止め壁に隠れる。新渡戸は有栖の制止を無視して階段を下へと降りていく。壁へ隠れた有栖たちには気づかず階段を下っていく「おに」

その後、すぐに新渡戸は「おに」に殺られる。この時点で「げぇむ」残り時間22分。残り人数は8名。有栖の咄嗟の判断、的確な行動に苅部は有栖の覚醒を感じ取る。

第7話 すぺえどのご②

「おに」の持つ銃の銃声によって参加者の恐怖が膨れ上がる。階段を駆け上がる有栖と苅部。有栖は苅部に対して「おに」の弱点となる部分を話す。それを聞き、苅部は参加者全員に届く大声で「おに」の外見、クリアするために協力する意思を伝える。その後、「おには6階の南通路よ」といった声が鳴り響く。情報を知らせたのはスパッツを履いて準備体操を始めていた謎の女子高生。しかし、「おに」の進行方向には1人の参加者。無残に「おに」に殺られる。女子高生は間一髪のところでベランダ通路から上層階のベランダへと華麗に飛び移り助かる。

場面は変わり、3F中央階段では元レスリング部のガタイの良いスキンヘッドの男。軍人上がりなのか「おに」の持つ武器にやたら詳しいミリタリーマニアの男が今際の国について話し込む。

有栖と苅部はカギのかかってない部屋を探し回っている。そこへ有栖の後ろから「おに」が姿を現し、銃を撃つ。間一髪で壁に隠れた有栖だったが「おに」が向かってくる。有栖は打開策を考えるが恐怖で震えが止まらない。苅部は自分だけが逃げていることを悔み、自身に怒りを感じている。有栖の側まで近寄る「おに」ここで場面は有栖の過去の回想へ。

有栖は自分が家族間での存在価値がなかったことを思い出し、無の境地へ。完全に気配を消した状態となり「おに」は気づかず進行方向へ歩いて行く。有栖は自分のコンプレックスも全て武器に変えることを覚悟して生きるためのヒントを得る。

第8話 すぺえどのご③

親友である有栖を置いて逃げたこと。有栖を見殺しにした自分に怒りを感じている苅部の描写から第8話がスタート。苅部は逃げている途中で3F中央階段にいた元レスリング部のスキンヘッドの男。銃にやたら詳しいミリタリーマニアの男と出会う。3人は「おに」の首を獲る覚悟を決める。

場面は5F南通路に座っている有栖へと変わる。「おに」に対して有栖なりに思考を駆け巡らせ生き残るためのヒントを考えようとしている。有栖の状況を知らない苅部は「おに」と対峙。「おに」の首を獲る覚悟を決めた3人の連携で「おに」の動きを抑えることに成功。そこで苅部は有栖は置いて逃げた時に銃声を聞いていないことに気づく。有栖が生きていることを察知した苅部。有栖なら…といった考えで現状の状況を考えた苅部は同行していた2人に作戦失敗の警鐘を鳴らす。苅部の想定した事態になり苅部以外の2人は「おに」に殺られる。

生き残るためのヒント、カギのかかっていない部屋の特定を考えている有栖は不自然な銃痕を見つける。それをヒントに有栖は「カギのかかっていない部屋」を「4F西通路のどこか」まで絞り込むことに成功。部屋を絞り込んだ有栖は1人で歓喜。上層階にいた苅部は換気している有栖の姿を見て感極まり涙。

残り時間が刻々と減り、1分を切った時に有栖は4F西通路に到着。しかし「おに」も4F西通路に出現。「カギのかかっていない部屋」への侵入を阻止しようとしている。

希望を失いかけた有栖の目の前に苅部が登場。「おに」へ襲いかかり「おに」と一緒に階段を転げ落ちていく。「おに」が怯んでいる姿を確認した苅部は有栖に部屋の特定、「げぇむ」クリアの望みをかける。残り時間40秒のところで「カギのかかっていない部屋」を見つける有栖。ドアを開けた有栖の目の前には「じんち」と書かれた紙が壁に張られ、目の前には押すことでクリアに繋がるであろうボタンが…。

第9話 すぺえどのご④

苅部は「おに」に背中を撃たれる位なら…といった覚悟で上層階から下層階のベランダへ飛び降りる。その際に顎、腕をぶつける。3-4階の踊り場から1-2階の踊り場まで移動はできたがベランダに捕まっている状態。上層階の踊り場から「おに」が身を乗り出し銃でベランダに片手で捕まっている苅部を狙おうとしている。

「パァン」といった音がマンションに響き渡るが銃声は「おに」のものではなく、苣屋駿太郎(ちしやしゅんたろう)が撃った銃声だった。「おに」の気が逸れている間に1-2階の踊り場に避難する苅部。

場面は変わり、クリア条件となる部屋を見つけた、侵入した有栖だったが目の前の状況の唖然。実は「じんち」と書かれた壁紙は2つ用意されており、各「じんち」の前にボタンが設置されている。そして壁紙の記載には「同時にタッチしてね」といった言葉が…つまり2人で部屋に入り同時にボタンを押さないと「げぇむ」クリアにはならない。

この状況にもう一人誰かが来ることを半ば諦めながらも懇願する有栖。

その時に振り返ると有栖の目の前には第7話で「おに」の居場所を叫んでいた女子高生が現れた。有栖と女子高生で残り時間1秒といったギリギリの状況でボタンを2つ同時に押すことに成功。「おに」の頭部が破裂して見事に「げぇむ」をクリアした。

危機一髪の状況で安堵を隠せない生き残った参加者たち。有栖と一緒にボタンを押した女子高生は「宇佐木 柚葉(うさぎ ゆずは)」と名乗る。

場面は変わり、苅部と苅部を助けた男。自分のことを苣屋駿太郎(ちしやしゅんたろう)と名乗る。苣屋はこの世界のことを詳しく知っていそうな雰囲気。今際の国について情報を聞き出そうと苅部が苣屋に詰め寄る。苣屋は確信に触れないながらも自分が今際の国について思うことを苅部に伝える。

怪我をしている苅部を抱きかかえながら有栖と苅部は紫吹、張太の待つ場所に合流。張太は泣きながら有栖に抱きつく。

場面は変わり、苣屋が「おに」の死体を弄っている。実は「おに」も「げぇむ」の参加者。「おに」は制限時間内に有栖たちと同じ参加者を全員殺らないと「げぇむおおばぁ」になる運命だった。最後に苣屋が意味深な言葉を呟き終了。

今際の国のアリス2巻の感想

2巻では有栖たち4人と同じ境遇の参加者が複数人も登場。そして今後の重要人物になりそうなキャラも登場してきます。そして巻末には「おに」も「げぇむ」の参加者だったという驚愕の事実を知ることになります。

ネタバレはかなり端折って書いていますが苣屋は非常に冷徹な考えを持った男です。コミックを見てもらうとわかりますが2巻では多くの苣屋の思惑が表現されています。今後の苣屋と有栖たちの関係が気になる展開。

さらに運動神経抜群の女子高生である「宇佐木 柚葉」も登場。今際の国のアリスにやっとヒロインらしい女性が登場をしてきます。

この巻では他人を利用して自分だけ生き残ろうとする人間のエゴ。全員を生きて帰らせようとする正義のエゴが垣間見える巻となっています。そしてゴール目の前に辿り着いたのに参加者に絶望を与えようとする今際の国の残酷なまでの嫌らしさが滲み出ています。今後の展開も気にさせる終わり方も素晴らしいです。

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漫画「今際の国のアリス」3巻ネタバレ・感想

2017.01.05