第6巻。まだ完結ではない。
せんせいのお人形【6巻】あらすじ
まずはスミカが合コンだなんだというエピソードが語られつつ、それはあくまでも物語の引きに過ぎない。
今巻のメインは、今まで匂わすだけ匂わされて説明されずにずっとこの6巻まできていた、昭明の過去についてのエピソードである。
せんせいのお人形【6巻】ネタバレ
いちおう物語の順番であるので、まずはスミカがトラブルに巻き込まれる話から。天羽という悪い少女に誘われて、合コンに連れていかれたのだが、スミカはよう知らん男にちょっと肩を抱かれただけですぐ気分が悪くなってしまう。
で、外に出て天羽に介抱されていたら、変な男がまた声をかけてきた。スカウトマンであった。明言はされてないけど多分AV。
その後、天羽はそのスカウトの事務所に出かけていくのだが、スミカはこれは自分の手には負えない事態になっていると判断、昭明に助けを求める。昭明は間一髪、手を引いて事務所から天羽を連れ出した。これで解決したというわけでは全然ないが、とにかく一難は去ったのである。
ところが、問題が生じる。
昭明はなんかこれがきっかけで心の古傷が開いてしまったのである。
昭明が高校生の頃、付き合っていた女がいた。同じ高校なのだが、昭明は普通科、その女、遠藤フチは定時制に通っていた。
まあそんなことはどうでもいいのだが、この女がなかなかすごかった。宗教団体を作る、と言い出すのである。冗談で言っているのではなかった。実際、人を集めるカリスマ性の持ち主であり、小さなカラオケサークルから始まった集団はだんだん大きくなっていった。
ついていけなくなった頃、結局昭明はその女に振られてしまうのだが、宗教団体が学校内で広まり、昼間の学校でまで噂を聞くようになって心胆が寒くなる。
結局、若気の至りで昭明はバットを持って宗教団体に殴り込みをかける。そして返り討ちにされ、その女からは冷たい罵声を浴びせられ、家族親族の間でもいろいろ問題になった。一佐もそのへんのことは知っていた。なぜなら、この騒動のあと、昭明が預けられたのが中学生くらいの一佐のところだったからである。
といったような話を、スミカも一通り知らされる。スミカがどう思っているのかは描写されないが。
次に一佐のほうにも動きがある。何を考えているのかよくわからないが、月島先生にプロポーズするのである。しかも婿養子に入りたいのだという。
月島先生はまんざらでもなくはあるのだが、さすがに唐突すぎるので若干悩んでいる。で、プライベートでもう少し、3回ばかり会ってみてから決めましょう、という。で、一回デートして、一回一佐のほうからドタキャンして(なお病欠)、今度は家族(家族とはだれかというと、昭明とスミカも呼ばれている)に紹介という流れになる。なんかうまくいきそうな雰囲気になっている。
さて、で物語の中心、スミカと昭明についてなのだが。
どこにきっかけがあったのか、二人ともついにお互いがお互いに抱いている感情が恋愛感情なのだということを自覚するに至る。で、周囲の人間からそれを指摘されたりする。この巻はだいたいそんなところまでである。
せんせいのお人形【6巻】感想
全部で何話あって残り何巻分くらいなんだか忘れたが、ついにここまで来たか、という感じである。
二人の感情の進展についても、昭明の過去がようやく語られたことについても。どこで知ったんだったか宗教団体がらみのトラブルに巻き込まれた過去があるという話は漠然と知っていたのだが、まさか教祖が高校生でその高校生と恋仲だったというのはちょっと想像の埒外の話であった。
ちなみに、その宗教団体がその後どうなったのかについては、過去の巻にもしかしたらどこかで触れられていたという可能性を除外すれば、少なくともこの巻では触れられていない。もしかしてまた出てくることもあるのだろうか。
せんせいのお人形
「俺は教育するよ 君を」育児放棄されていた少女の魂の再生を描く感動作が、ついに書籍化。スマートコミックアプリ「comico」の人気フルカラーコミック!カバー裏、本体表紙まであますところなく収録!!親から育児放棄され、基本的な生活習慣すら身につかないまま育ってきた、女子高生スミカ。親戚の間をたらいまわしにされた末、教師をしている昭明に引き取られる。
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