足掻く【6巻ネタバレ】陰湿なクラスメイトの圧力に耐えていた少女が覚醒!

足掻く(6巻)

菊池直恵先生の漫画「足掻く」最新刊となる第6巻の配信がスタート。今回から新たなエピソードが始まっていく。名前は未だ不明だがこれから自殺する人間の予知能力を持っている中学生の学校が舞台となっていく。

彼の学校では早川秀美といった女子生徒にいじめが起こっていた。自殺をしようとする秀美。そんな彼女の前に予知能力を持つ少年が声をかけていく。

彼の囁きにいじめを受けていた少女、秀美に変化が訪れていく内容。新たなエピソードはセーラー服に身を包んだ少女が悪魔になるのか…それとも救われていくのか。

かなり続きも気になる内容になっていますよ!では第6巻を見ていきましょう。

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足掻く(5巻)

足掻く【6巻ネタバレ】

予知能力のある少年が通う中学校。その2年3組では早川秀美といった少女が一部の同級生達にいじめを陰湿ないじめを受けていた。

放課後になると「遊び」と称して校舎裏に連れていかれる秀美。彼女の担任教師はいじめがある事をわかっていながら見て見ぬ振りをしている様子。

背後から蹴りを食らうなどかなり暴力的ないじめを受けていく秀美。

『先生にチクったらブッ殺すかんな』

いじめグループリーダー格である女子が秀美に忠告をしていく。秀美は立ち上がり、皆が下校する中、彼女は屋上へと昇っていく。

そして、屋上のフェンスを飛び越えて自殺を図ろうとした時…。

『あのさ、飛び降りとかやめてくんない?こんな所で死なれたらいい迷惑なんだけど』

予知能力のある少年が屋上で一人、ボケーッと黄昏れていた。自殺されて屋上に出入り出来なくなるのが嫌だから困る言いつつ、自殺に関する1つの忠告をしていく。

『遺書、書いてないだろ?』

彼は飛び降りる理由をしっかりと書き残しておいた方が良いと伝えていく。

『イジメを苦にして自殺したと思われるよ』

場面転換。
自殺を踏み留まって帰宅する秀美。彼女の家庭環境が明かされていく。一般的な家庭で秀人といった弟がいた。秀人は姉に懐いている様子であったが母親は秀美と秀人の接触を極力、避けるように指示を出さいていく。

『ほっときなさい…どうでもいいの、あの子は』

自室に入って勉強机に座る秀美。

『…誰?』

場面転換。
翌日、学校で再びいじめグループの女子に絡まれていく秀美。上履きを隠されていた。しかし、いじめグループ女子二人を無視して、秀美は隣のクラス。2年2組に足を向けていく。

『誰?』

指をさす方向には予知能力の少年。秀美が珍しく人に興味を持つものだからイジメ女子も2年2組の男子に予知能力を持つ少年がどういった子なのか尋ねていく。

空気のような存在の予知能力少年。
クラスメイトでさえ、名前を忘れており、話したことすらなかった。

そんな中、イジメ女子が『いい事思いついちゃった』と閃き、放課後に実行へ移していく。放課後になると予知能力の少年が呼び止められて、校舎裏に連れていかれる。

校舎裏には秀美とイジメ女子二人が待ち構えていた。

『あいつの事好きなんでしょ?コクっちゃいなよ!』

しかし、野暮ったい髪の毛をしていた秀美。可愛くしてあげると言われてイジメ女子は「美容院ごっこ」を開始。秀美の前髪半分をぱっつんカットへ。

その髪型に大笑いするイジメグループ。
するとイジメ女子を押しのけて秀美に近づいていく予知能力少年。耳元で囁いていく。

『君が飛び降りようとしたのはからっぽだったからだろ?』

『でも今は違うだろ?だったら…好きにしなよ』

こくんと頷く秀美。
イジメ女子からハサミを奪って同じようにバッサリと髪を切り返していく。やられた事をやり返しているだけと語る秀美。遊びの一環なんでしょ?とイジメグループと対等に会話。

さらに切り方が下手だと言って、自ら前髪をバッサリと切る秀美。隠れていた顔が露出されていき…いじめグループへ痛快な一言。

『で?次は何して遊ぶ?』

ここで第6巻は終了である。

足掻く【6巻の感想】

足掻く(6巻)

予知能力の少年は秀美を救ったのか…それとも悪魔にしたのか…。どちらにせよ、たった2回程度の会話で覚醒した秀美。

いじめっ子達への逆襲が始まるのか…それとも別のベクトルの展開が待っているのか…どう物語が転んでいくのか非常に楽しみである。秀美に関しては家族とも確執がありそうなので、そちらも気になる部分。

そして初期から登場している謎の予知能力を持つ少年。未だに名前も判明していない彼。一体何を背負っているのか。今回のエピソードで少しは予知能力の少年や帽子男の素性が明らかになっていくかもしれませんね!

シリアスなヒューマンドラマが好きな人にお勧めしたい漫画です。是非☆彡


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原作・著者菊池直恵
価格132円(税込)

見えない貧困。見たくない心の中。前作『堕ちる』でエリート家族の奥深い暗闇に踏みいって大反響を巻き起こした菊地直恵氏の最新衝撃作!今回は、今まさにはびこりつつある見えない隠れ貧困。一見貧困とは思えない外見なのに実情は火の車。そんな若者の奥底でどんなどす黒い心が動いているのか…家計が危機に瀕した家庭からけなげにバイトで学費を捻出して夢を目指す女子学生。その生活はまもなく破綻しようとしていた。目の前に現れた同じ境遇の苦学生と恋仲になるが…その先に待っていたものは?

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