園田の歌 ネタバレ最新刊4巻【新たな事件が勃発で交錯する人間模様】

園田の歌(4巻)

園田の歌・最新刊となる第4巻。今回も3巻の続きでまるまる絶海のリゾートホテル編が繰り広げられていく。孤島に閉じ込められる事になる13人。その中で行方不明やら人が刺される事件が巻き起こっていく。

リアル恋愛ドキュメンタリ風な運びから次第にサスペンスを帯びて推理系事件簿の風合いになっていくリゾートホテル編。今回は登場人物達が背負う過去がクローズアップされたり、新たな事件が勃発したりと展開目まぐるしい状況へ。

園田の犯人探しも本格化…さらに朝食会から狙われる近野智夏。二人は無事に孤島から脱出する事が出来るのか!4巻の内容をご紹介していきます。

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園田の歌

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園田の歌(3巻)

園田の歌【4巻】ネタバレ

園田の歌(4巻)

18話ネタバレ

コンビニを見つけた園田、智夏、ヘルペス、メンチョの4人。在庫のメモを取っていく。一方で豪華レストランを発見する園田。3人を誘導。続いてレストランにて備蓄があるか確認をしていく。そんな中、園田は厨房から1本の包丁を盗んで自分の鞄の中へ。

レストランの倉庫にヘルペスと二人きりになる園田。
突っ込んだ質問をぶつけていく。

『近野ちゃんに対する復讐の依頼を受けて来た…といってましたが、なぜわざわざ外国の島で?』

まったく話す気のないヘルペス。
さらに園田は朝食会についても尋ねていく。こちらもまったく話す気を見せないヘルペス。

ヘルペスの回顧シーン。
彼が今回の依頼を受けた背景が明かされていく。今回の殺しの依頼は今後の朝食会の活動を左右する実験的な役割があった。無理難題を押し付けられていたヘルペス。

一方、地下シェルターにある地上の様子を写す映像を見て驚愕する一同。地上の孤島は水没状態であった。ダニエルが地下シェルターの地図を発見する。

19話ネタバレ

レストランやコンビニでの備蓄量を見てシェフであるブルーノは1ヶ月~2ヶ月は上手くやれば食料には困らないと伝えていく。それを聞いて一安心する一同。

2日後、各々がそれぞれの行動を取っていく。
ビリー、マルコの外国人半グレ系はヤニスを利用して映画鑑賞をしようとしていく。

ブルーノとサンドラは良い感じの関係になっていく。一方、謎多き女性であるニーナは一人読書。

園田と智夏に至っては体育館でバスケやらテニスをプレイしてリゾート気分を満喫していく。

そんな中、二人を分析していくヘルペスとメンチョ。
ヘルペスは心理学が好きで人間を観察して心理学の系統別に分析する事をメンチョに伝えていく。

園田はどの系統に当てはまらず規格外である事を主張していくヘルペスであった。

20話ネタバレ

地下シェルターの見取り図から妙な部屋を発見する園田。複数人で確認へ行くが鍵が掛かっており部屋に入る事が出来なかった。見取り図でもこの部屋だけは名称が記されておらず謎。

その後、医者であるダニエルのもとへヤニスが訪れる。なんでも胃の調子が悪いと訴えるヤニス。聴診器を当てていると何か病気なのか顔の曇るダニエル。英語をフランス語へ訳せるサンドラを呼んできてほしいとダニエルはヤニスへ伝えていく。

園田、智夏、ヘルペス、メンチョの4人はビニールハウスへ足を運んでおり、ここでも食料のメモを取っていく。

一方、謎の女性であるニーナ。見取り図の謎の部屋に一人で近づいており、ドアを触ると嫌な雰囲気を感じ取ってすぐさま、その場から離れていく。

そんな中、血相を変えてサンドラがダニエルを呼び出しに来る。

駆けつけていくとマルコが何者かに背後から刃物で刺され、血を流して倒れていた。相棒であるビリーは怒り震えていく。

21話ネタバレ

マルコを担架に乗せて処置する一同。血溜まりを見てメンチョは自分の過去を思い出していく。彼女は幼少期から格闘技を習っており、腕っぷしは男性以上。戦闘力の高い女性であった。

そんな彼女。19歳の時に母親を亡くしていた。空き巣に入ってきた男と家の中で鉢合わせになって腹部を刺されてしまっていたのだ。当時、メンチョは人助けをしたと同時に不意打ちを食らって入院をしていた。

自分の状況を悔やんでいたメンチョ。
その後、彼女は朝食会へ母を殺した男への復讐を依頼。ここで彼女は朝食会への参加を希望していく。

22話ネタバレ

マルコが何者かに襲われた事で怒りを露わにしていく相棒のビリー。ずっとマルコと叫び続けているので園田がちびまる子に聞こえてきたと呟くと笑ってしまう智夏。すると笑った智夏に気づいたダニエルが彼女の胸ぐらを掴んで怒りをぶつけていく。

『何がおかしいんだクソガキ!』

その仲裁に入るのがメンチョ。
合気道も習っていた彼女。自分より二周りは大きい大柄のビリーをいとも容易く無力化していく。

『私はこの場にいる全員を同時に相手にしたって負けはしない』

圧倒的な強者感を醸し出して場を落ち着かせていくメンチョ。その後、意識を取り戻したマルコに犯人が誰だったのか尋ねていくビリー。しかし、マルコは犯人の顔までは見ておらず手掛かりがなかった。

一方、怒りがおさまらないビリー。
彼はこの中に犯人がいると呟いていく。その夜、寝ているマルコの部屋に訪れていたのは医師であるダニエルだった。カルテを見つつ、自分の過去を思い出しいていくダニエル。

仕事の忙しさから家族と会話する機会が少なかったダニエル。妻が育児ノイローゼによって息子を殺すといった事件を起こしていた。過去の出来事を思い出してカルテを握り潰すダニエルであった。

23話ネタバレ

全員で食事の最中、ビリーが切り出す。マルコは何者かに襲われてスマートフォンを盗まれたと。園田はスマホが盗まれた理由を考察していく。マルコのスマホには50ヶ国以上を翻訳できるアプリが入っていた。それは犯人の狙いではないかと…。

ブルーノがサンドラの部屋を尋ねていくとサンドラがブルーノを部屋の中へ招く。

続いてサンドラの過去が明かされていく。
結婚詐欺を繰り返していたサンドラ。ある時、資産家の資産を根こそぎ奪う事に成功。ひと月後に男性は自殺してしまう。男性の葬儀を遠くから見遣ると彼には娘がいた。過去の自分と娘がシンクロして罪悪感に包まれるサンドラ。

涙を流してしまう。
突然の涙を心配するブルーノ。そのまま二人は身体を交わす関係へ。

続いてブルーノの過去が明かされる。
彼は婚約者であった女性を失っていた。

場面転換。
園田と智夏。園田は鞄から包丁を取り出す。調理場から盗んでた来た事を明かす。しかし、それを持っているとマルコを刺した犯人扱いされると語る智夏。

園田は犯人を突き止める策略があった。
もし自分が捕まった時、最後の最後まで自分を犯人にしようと頑張っている奴がいたら、そいつマルコを刺した本当の犯人だと智夏へ伝えていく。

『誰が何の目的があってマルコを襲ったのか…ああ…こんなに面白い取材は初めてだ』

ここで園田の歌 4巻は終了。

園田の歌【4巻】感想

園田の歌(4巻)

犯人に近づくような大きな進展はないが各キャラクターの過去に肉薄する内容を中心に展開されていく。意外と物悲しい過去を背負っている人物が多い事に驚いた。

次回からいよいよ、犯人探しが本格化していくのか。様々な思惑が交錯するリゾートホテル編。朝食会メンバーは智夏の暗殺が目的。一方で地下シェルターで巻き起こる奇怪な事件。

今回のエピソードは一体どんな結末を向かえていくのか。今後の展開も楽しみである!


園田の歌

園田の歌

原作・著者渡邊ダイスケ / 永田諒
価格550円(税込)

様々な依頼に応え次々と報復を代行するカモとトラだが、彼らが唯一逃し、そして奈々子の家族を殺した殺人鬼「園田」。彼の視点での過去が俊英作家によって描かれる大ヒットコミック「外道の歌」のスピンオフ!

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