はっちぽっちぱんち
著者 嵯峨あき カツラギゲンキ
雑誌 マガジンポケット
出版社 講談社
ジャンル 少年漫画
漫画「はっちぽっちぱんち」は女子格闘技をテーマにしたスポーツ漫画です。原作：カツラギゲンキ先生、作画：嵯峨あき先生が担当しています。
電子単行本1巻には第1話～5話まで収録されています。
人を殴りたい衝動に駆られるJK・黒石希歩。そんな彼女は格闘技の道を示され、女子格闘技界に革命を起こしていく物語です。
普通に可愛い女子高生である希歩から溢れ出るサイコパス味のある狂気が最高にそそる漫画！
女子格闘技といったニッチなジャンルですが希歩が可愛い…そして彼女が今後、格闘家としてどんな成長を見せてくれるのか続きが気になってしまう作品です！
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はっちぽっちぱんち（1巻）ネタバレ
各話のざっくりとしたストーリーを解説（※ネタバレを含みますので注意）
1話「FIGHTING」
女子格闘技界の生ける伝説であった「REINA（レイナ）」は劣化格闘技に成り果ててしまった女子格を復権させようと奔走中。
一方、格闘技とは無縁の主人公・黒石希歩は自分の中に眠る「人を殴りたい」衝動に頭を悩ませていました。
ある日、学校の噂で夜の公園にレ◯プ魔が出没する話を聞いていた希歩。犯人に襲われた場合、殴っても投げても正当防衛で罪にはならないと仲間内で談話。
衝動を抑えられなかった希歩はレ◯プ魔が出没する夜の公園に足を運んでいきます。同時に公園はランニング中のレイナの姿も有り。
犯人と遭遇する事を夢見ていた希歩ですが…現れず帰宅しようとした時…突如、犯人が現れて襲われる希歩。
顔面も殴られ、普通なら泣き喚くはずですが…希歩は「正当防衛」が認められると思って笑顔を見せます。そして自分の衝動へ素直になってレ◯プ魔へ暴行を開始。
ランニング中だったレイナが希歩に気付いて彼女を制止。状況を把握して希歩の代わりに犯人と対峙しますが…。
レイナを無視して希歩は犯人に突っ込んでいきます。この人なら「殴ってもいい」その衝動だけで嬉しそうに犯人へ突っ込んでいく希歩さん（笑）
最終的にレイナが犯人を仕留めますが…希歩から悩んでいる衝動の話を聞いたレイナ。彼女が本物だと見抜いたレイナは「この世で唯一、暴力が許される場所」に希歩を招待します。
翌日、レイナに教えてもらった住所へ足を向ける希歩。そこはキックボクシングのジム。
同時にレイナは希歩が女子格闘技を変える起爆剤になり得ると確信を持っていました。
2話「初戦」
ジムの門をくぐった希歩。
レイナと合流。早速、希歩をリングに上がらせてキックボクシングを体験させようとするレイナ。
相手に選ばれたのは3年連続関東大会を準優勝している八鋤レミ。素人相手に当て馬として充てがわれた事に怒りを隠せないレミ。
希歩を潰すつもりで試合が開始します。ただ、ルールも知らなければ格闘技も知らない希歩。衝動のままレミに向かっていきますが、実力の差は明白。
希歩の拳はまったくヒットせず…レミの拳は何度も食らう希歩。それでも前に出続けてくる彼女に玄人・レミも恐怖を感じていきます。
レイナは彼女を見て女子格闘技の概念を壊せる素質のある希歩がレミに一矢報いるのではないかと期待を寄せていきます。
3話「公開処刑」
1ラウンド、何もできないまま終わった希歩。インターバルにてレイナからアドバイスを受けます。レイナのアドバイス通り、距離感を測っていく希歩。
ひたすらレミの攻撃を受けて距離調整に徹していきます。
攻撃もしてこない彼女に不気味さを感じたレミは堪らずクリンチして耳元で手を出してくるように忠告。このクリンチがキッカケとなって希歩はある戦略を思いつきます。
それが…クリンチして相手を捕まえて投げ飛ばすこと。そして倒れたレミに衝動のまま殴りかかっていく希歩。
当然、反則技なので試合は制止。しかし、人を殴れる快感を得た希歩はこの場所で生きていく事を決意していきます。
4話「素人と玄人」
身体に相当なダメージを負っていた希歩は気絶。意識が目覚めると関西女王である小林愛理が希歩に接触してきます。
希歩と今はまだまったく戦う気が起きないと伝える愛理。しかし、純粋に愛理と戦ってみたかった希歩は勝負をしようと提案。
それが挑発に聞こえた愛理は希歩へ手加減無しのローキックを一発。あまりの破壊力に倒れる希歩でしたが…痛みよりも愛理の技を盗みたいと思って…さらなる挑発へ！？
5話「RMAWS」
リング外の暴力を注意する綺。
希歩と愛理のいざこざは一旦中断。その直後、総資産2000億の男である藤間信がジムに訪れ、ジム生に女子格闘技最大のトーナメントである「RMAWS（レディース・マーシャル・アーツ・ワールドシリーズ）」を開催する事を報告していきます。
優勝賞金は一億。
そしてトーナメント出場者を、レイナチルドレンとして招集されたジムの10名の中から一人を選抜する事を約束していきます。
一方、レイナの弟子である綺。
彼女は今のレイナの創ろうとしているものが気に食わず…自分が別の形で女子格闘技の面白さを世間に伝えるとレイナへ宣戦布告していきます。
はっちぽっちぱんち（1巻）登場人物
はっちぽっちぱんち（1巻）感想
至って普通の可愛い女子高生である黒石希歩。そんな彼女が抱えている悩みは「人を殴りたい」衝動です。
日に日に膨れ上がっていく衝動。それを発散させる道を示されたのが女子格闘技。バックボーンを何も持たない彼女が狂気だけでチャンピオンクラスまでのし上がれるのか…！？希歩のサクセスストーリーにこれから期待が集まる作品です。
希歩の溢れ出る狂気が純粋過ぎて逆に怖い（笑）
これから一から格闘技を覚えていくと思うので人気が出れば長編漫画になりそうな予感もあります。青春、恋愛モノとは違う女主人公の血生臭いストーリーが魅力！
女子格闘技に興味を持っている人は楽しめる作品だと思うので是非！
ちなみに主人公である希歩は…。
今後、ちょっとしたお色気シーンも差し込まれていくかもしれない作品。一般的な青春、恋愛漫画からは得られないニッチなジャンル特有の面白さがあります！
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