川野ようぶんどう先生の描くハートフル人情漫画「島さん」第8話~9話の内容を御紹介。
今回、8話では逃げ癖のある男性の心を変えていく島さん。9話ではカラーボールとある女性の気持ちを前向きにさせるエピソードが描かれていく。
コンビニの防犯グッズとして広く知られているカラーボール。この防犯グッズの正しい使い方など為になる情報も交えつつ、今回も心温まる内容が描かれていきます!
島さん【8話】ネタバレ
島さんがメインで働く沢みなみの店舗に新人である青井が入ってくる。彼も夜勤でバイトする予定であったが…。
翌日、店長の沢から青井がバックレたと聞かされる島さんと子関の二人。
『分かった!怖かったんだ!店長の恐ろしさを本能的に察知したんですよ』
沢は突然来なくなる新人はコンビニバイトに多いと苦悩を漏らしていく。そんな中、バイトをバックレていた青井。彼の狙いはサボれそうなコンビニを見つける事であった。
そして気に入らなければすぐにバックレれば良いといった考えを持っていた。
数日が経過。
青井は別の店舗のベターデイズに勤務していた。そこへヘルプとして島さんが現れる。島さんを見るに青井の事を覚えていない様子。一安心する青井。
『青井くん!挨拶はもっと大きく、接客業なんだから明るくね』
店長からアドバイスを受ける青井。それが気に食わなかった青井。翌日になるとその店もバックレていく青井であった。再び数日が経過。また青井は別店舗のベターデイズに勤務していた。
そこへ再び島さんがヘルプとして訪れる。
『あの~どっかで会いましたっけ?』
確認の為、遠回しに島さんが自分の事を覚えているか確かめる青井。気付いない様子を見せていく島さん。
そんな中でクレーム客の対応をしていた島さん。会話を聞いていると常連の客の模様。
『アイツ常連かよ…あんなのいつも相手にするの面倒だなぁ…ここもハズレかな…』
島さんはクレーム客に深々と頭を下げていた。
夜勤明けの翌朝。
店長と合流。クレームの事のことを伝えておく島さん。店長はタバコの販売について青井に注意をしていく。
『ビデオ確認したけど、青井君の渡し間違いだよ』
青井にダメ出しする店長。
それを聞いて青ざめる青井。島さんに自分が間違えた事を伝えると同時に疑問を投げかけていく。
『あんなに怒られて謝ってバカバカしくないですか?たかがコンビニバイトでしょ』
島さんが自分のコンビニバイトに対する考えをあっさりと伝えていく。そして夜勤に慣れたらウチにヘルプに来てほしいと青井に伝えていく島さんだった。
その後、メイン店舗に顔を出す島さん。子関から青井が近所のベターデイズで勤務していたと報告を受ける。彼がしっかりと仕事をしていたか尋ねる島さん。
一生懸命だった事を聞いて安堵した表情を見せていく。ここで第8話は終了。
島さん【9話】ネタバレ
子関は防犯カラーボールが1個1,300円もする事に驚いていく。さらに使用期限もあって驚く。
『島さん、これ投げた事あるんですか?』
子関が質問していく。そこで一考した後「ないよ」と答える島さん。昔を思い出していく。
場面は夜勤に原田ややといった女性が働いた頃に遡っていく。
青ざめた表情を見せる沢。
夕方勤務だったバイトの子が風邪でダウン。シフトが回らなくなってしまう。そこで原田がシフトに入れると伝えていく。ちなみに沢みなみと原田は幼馴染である。
同時に原田に就活について心配する沢。シフトに入ってくれる事は嬉しいが就活優先で進めて欲しいと伝えていく。
エアコン掃除をしていた島さんに近づいて近況を喋る二人。島さんも原田の就活を心配していた。彼女は面接だけは決まった事を島さんへ報告。喜ぶ島さん。
『わたし本当はいまいち就活に身が入らないんです』
就活に対する苦悩を明かす原田。
実は以前の職場で大きなミスをしてしまって自信が持てなくなっていた。そんな彼女に優しい言葉を投げかける島さん。
『地道にやれば大丈夫…誰かが見てるし』
そんな温かい空気が流れる中、店内を覗く二人組がいた。
『ジジイと女だなー』
明らかにワルで不良といった二人。年齢は不明。金髪の男の方が店内へ入ってくる。カゴへ一杯に商品を入れていく。少し注意して金髪男を見ていく原田。
『ちょ…嘘でしょ!』
原田の嫌な予感は的中。金髪男はカゴを持ったままダッシュして店の外へ。いわゆるカゴダッシュである。
追いかけて自転車の後部座席部分を掴んで転倒させることに成功する原田。そんな彼女を突き飛ばす不良。倒れる原田を支えるが突き指してしまう島さん。
『ややちゃん!それカラーボール投げて!』
渾身で投げたカラーボールは電柱に当たってしまう。昔を思い出して一瞬で気落ちしてしまう原田。もう1つ投げるように指示を出す島さん。しかし、責任ある行動に怯えてしまう原田。
『安心して失敗していい…反省したら堂々と前を向いてればいい』
島さんの言葉が原田の背中を押していく。
2つ目のカラーボールは逃げる不良達の足元に落ちて割れて塗料が飛び散っていく。そして場面は現実へ戻る。
沢がカラーボールの正しい投げ方を子関にレクチャーしていた。
カラーボールは人目掛けて投げてはいけないと。人に当たっても割れないのだ。狙うのは足元だと伝える沢。割れて飛び散った塗料が相手の衣服などにつくのが正解だと。
『こんなので犯人捕まるもんですかね』
沢は過去にあった自転車窃盗犯をカラーボールで突き止めたと伝えていく。そして店内には原田がやってくる。仕事の帰りであった。接客は島さん。原田に仕事の進捗を尋ねる。
彼女は笑顔でピースサイン。
新しい職場で順調で働いている事に安堵の表情を見せていく。
島さん【8話~9話】感想
島さんは若手バイト達にとって父親的であり、理想の上司といった存在。決して怒鳴ったりせず、少し遠回しだが心に訴えかける方法で相手を正しい道へ導くといった具合である。
何より、どのエピソードもハートフルなのが本当に魅力の漫画である。心に安らぎを求めたい時、前に進む勇気を欲しい時に是非、読んでもらいたい漫画である。
不思議な魅力のある漫画でついつい読んでしまうのだ!
島さん
とある深夜のコンビニに、ちょっと頼りないけど、ちょっと頼りになる、ちょっとわけありのおじいさんがアルバイトしていました。Twitterで話題の第14回カミカゼ賞佳作受賞作が待望の連載化!
※電子書籍ストア内の検索窓にて「島さん」と入力すれば素早く絞り込んで作品を表示してくれます。
\\ NEXT //
✅ 島さん【10話ネタバレ】親父と島さんの涙溢れる人情劇が描かれる!
↓↓以下で島さんのネタバレをまとめています↓↓
✅ 島さん【ネタバレまとめ】最新話から最終回・結末まで公開中!
この漫画は電子書籍ストア「BookLive!」で配信中! 試し読みも可能となっています!
今すぐ試し読みする
※電子書籍ストア内の検索窓にて「島さん」と入力すれば素早く絞り込んで作品を表示してくれます。