漫画「先生、あたし誰にも言いません」は藤緒あい先生が描く少女漫画。女子校の教師と生徒といった禁断のラブストーリーを繰り広げていく作品。
主人公は女子校教師である清野。ヒロインはメガネ女子でちょっとミステリアスな雰囲気漂う寄原（よりはら）といった女子生徒。
ある日の放課後を境に彼と彼女の関係は急変。教師と生徒といった立場でありながら関係を持ってしまい、歪で不安定な恋愛劇場が繰り広げられていきます。そして1巻の最後ではヒロイン、寄原の持つ家庭の闇が少しだけ明かされる形へ。
少女漫画と言うより青年漫画に近い危険で不安定な要素を持った漫画であり、二人の行末がどうなるのか続きが楽しみになる作品となっています。
漫画「先生、あたし誰にも言いません」ネタバレ
この漫画の主なメインキャストは1巻時点で主人公である女子校教師の清野。そんな彼と関係を持つ事になるヒロイン、寄原。あと一人はあからさまに清野への恋愛感情を見せる学校一のマドンナ的存在である理央の3人。
進路指導のはずが淫らな関係へ…
同級生は皆、結婚。または世間的に何かを成して順風満帆な生活を送っている。そんな現状に自分は『何も特別ないい事がない』といった感じでやさぐれているのが物語の主人公である清野。そんな彼は女子校の教師といった立場。
清野は周りから女子高生だらけの学校で働けているのだからと羨ましがられているようだが、清野自身は現実的で女子高生との恋愛はご法度だと思っている。
それでも生徒を色目で見てしまったり…（笑）
そんな中、やたらと清野にアクションを起こしてくる女子生徒が登場。それが学校のマドンナ的存在である理央。
理央は清野に個人的な相談があると持ちかけてご法度である教師と生徒でLINE交換などをして、なんだかんだで教師と生徒で恋愛関係に発展するのでは…なんて匂いが醸し出されていきます。
そして、クラスではまったく目立たない存在である寄原。
進路希望のプリント提出がされておらず、待っていると居眠りをしてしまう清野。目が覚めると日は落ちており外は真っ暗。他の生徒や教師もおらず、そんな状態で寄原がプリント提出に清野のもとを訪れてきます。
しかし、ここで突然、寄原は今日が自分の誕生日だと言い出して清野に自分の身体を触らせる行為へ。清野は過去の初体験と現状がシンクロして気がつけば寄原と淫らな行為へ…教師と生徒といった立場を越えて身体の関係を持つことに…。
明かされていく各々が持つ秘密…！？
夜も遅かった事で寄原を自宅まで送り届ける清野。車内で寄原から仕掛けていきます。私と付き合ってくれたら誰にも今日の事は言わないと…。
清野は拒否する事は社会的死に繋がると確信。流れで寄原と付き合う事を承諾していきます。
この後、なんだかんだで寄原の事が気になってくる清野。最初は上手く丸めこんで交際を破棄しようと考えていましたが、寄原を少し知ることで本気の交際を考え出していきます。
そして物語に登場する人物の秘密が着々と暴露されていく事に…。
まずは清野が勤める学校の教頭先生。女性教師ですが彼女は本当に口うるさい反れた行為を嫌うタイプの人間。まさに真面目であり真の聖職者といった教頭先生なのですが、実はBL漫画を買い集めている事が一人の生徒にバレてしまいます。
そして寄原。
彼女、中学時代は活発でクラスの人気者だった模様。しかし、高校では陰キャラになっています。何があったのか…。
そんな寄原の闇が1巻のラストで描写される形になっていきます。
自宅で就寝している寄原。しかし、彼女の父親が部屋に入ってきて寄原が寝ているベットに手を伸ばしていきます。ここで1巻は幕引き。
漫画「先生、あたし誰にも言いません」感想
不安定さと個々に抱える闇がなんとも言えず楽しませてくれるラブストーリー。最後にぶっ込まれるヒロイン、寄原が抱える闇…。この問題に直面して清野はどう寄原に応えていくのか非常に先が楽しみな作品です。
そして、もう一人…清野に寄り添ってくる理央の存在。
27歳にして女子高生からのモテ期が到来した教師、清野ですがどちらに傾いても禁断のラブストーリー。清野が織り成す恋愛は純愛か犯罪か…。歪な恋愛劇場が開幕されていきます☆彡
先生、あたし誰にも言いません
“特別いいこと”が一つもない人生を送ってきた女子高教師・清野正広。彼の平穏な日常は、ある女生徒のせいで大きく変わりはじめる…。教師と生徒。この恋は純愛か、犯罪か。大人と子供の恋愛の境界線を描く、禁断のラブストーリー。
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