仁王は和風ダークファンタジーARPGとしてPS4で発売されている超人気ゲーム。Amazonや有名電気店ではパッケージ版は売り切れ続出となっている。そんな人気ゲームをコミカライズ(漫画化)したのが「仁王 〜金色の侍〜」だ。

- 作品名:仁王 ~金色の侍~
- 作者・著者:片山陽介 / コーエーテクモゲームス
- 出版社:講談社
- ジャンル:少年漫画
- 掲載誌:別冊少年マガジン
「仁王 〜金色の侍〜」は別冊少年マガジンにて2016年5月9日発売の6月号より連載がスタートされている。そして2017年2月に単行本、電子版が発売された。
実際にPS4ゲーム「仁王」をプレイしている身、そして漫画好きの私は当然ながらコミカライズ版「仁王 〜金色の侍〜」の電子版を購入してみたので感想を綴っていく。
目次
主人公であるウィリアムが意外とツンデレキャラな件
この仁王の主人公となるウィリアムは歴史上の人物がベースモデルになっている。それは徳川家康に外交顧問として仕えたイギリス人航海士であり、日本名では三浦按針(みうら あんじん)がモデルになっている。
ゲーム、漫画の設定では守護霊を身に宿らせて鬼と戦うことができる侍である。
ゲームだとクールでオチャラケた部分は見せないが漫画版だとかなりツンデレキャラとして描かれているように感じた。しかも意外と口が悪い(笑)
ゲームと同じくウィリアムの守護霊であるシアーシャをケリーに奪い取られて黄金の国ジパング(日本)へとやってきます。第1巻ではゲームにあるロンドン塔の脱出を描写する部分はなし。航海をして流れ着いた先が黒島。
ここからケリーを探し、戦乱の日本に巻き込まれていきます。
服部半蔵の名シーンも漫画で再現
ゲームをプレイしていて不思議に思った方も多いだろう。服部半蔵が懐から猫を出したシーン。あの場面も漫画で再現されている。しかもコメディ風に…
半蔵が懐から猫を出して見つめるシーン。
実はちゃんとした理由があります。実は猫の目で時間を計測しています。漫画版では懐から猫を出し見つめる意味が語られています。
ちなみにゲーム版、漫画版の服部半蔵はビジュアルにかなり違いがあり。ゲーム版の半蔵は格好良すぎる。
漫画版では服部半蔵が軍師 黒田官兵衛を守るために鬼と戦うシーンも描かれています。
仁王〜金色の侍〜第1巻ではゲーム序盤のボス「怨霊鬼」も登場
アクションRPGとして決して初心者に優しくないボスである「怨霊鬼」も漫画で登場します。ゲーム版は船で戦いますが漫画では村の中で戦う形となっています。
ゲーム同様に鉄球を振り回してウィリアムを苦戦させます。
怨霊鬼の正体、実は野武士のリーダーだったんですね。
しかも漫画版では武器に九十九を宿らせて一太刀で勝利するという…ゲームの怨霊鬼にはかなり苦戦したんですけどね。5回は挑戦してやっと勝利を掴みましたね(笑)
仁王〜金色の侍〜第1巻に購入特典あり
ゲーム版「仁王」ファンならゲームと比較して漫画を楽しむことができます。同時にゲームで利用できる購入特典が第一巻の初版限定で付いてきます。
それが「まれびとの龍兜」といった特典装備
これ、くっそ格好よくないですか?

ちなみに「まれびとの龍兜」のダウンロードクーポンは漫画の帯に記載があるようです。電子版を買った私は帯がないのでこの特典がもらえず…
この特典装備が欲しい人は書店にいって単行本を買いましょう。特典いらない人は電子版の方が単行本より40円ほど安くてお得です。
仁王〜金色の侍〜第2巻は3月に発売が予定されているようです。2巻では蝙蝠(コウモリ)女が出てきそうなので仁王ファンとしては2巻も購入してみようと思います。ゲーム版とはちょいちょい違った展開、裏設定など楽しめて面白いですよ。