なれの果ての僕ら【7巻ネタバレ】3日間の監禁劇は遂に最終局面へ…真犯人が明らかになる!?

なれの果ての僕ら(7)

内海八重先生の描くサスペンス漫画「なれの果ての僕ら」第7巻の見所や感動をお届けしていきます!

今回は物語が最終局面へ向けて大きく動き出していきます。最初の殺人である坂本殺し、そして未来殺しの手掛かりや犯人が明かされていく事へ。

最愛の彼女を殺されて闇堕ちしたネズ。
彼の執念の真犯人探しが開始されていきます。善性を問う実験も遂にクライマックスが近づいてきました!

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なれの果ての僕ら

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なれての果ての僕ら(6)

なれの果ての僕ら【7巻】ネタバレ

なれの果ての僕ら(7)

52話ネタバレ

6年2組の教室にネズが現れる。状況を把握していない梶原、桜庭先生にみきおが死んだ事を伝える。実験は終わりだと思った梶原であったが…。未来が何者かによって殺されたと訴えるネズ。

『俺がこの手で殺す』

ネズは未来を殺した犯人を探そうと企んでいた。散った元クラスメイト達を6年2組に集めるように指示を出すネズ。生き残っているのは全部で17名。

この中に未来を殺した犯人が必ずいると考えるネズ。怒りで我を忘れつつあるネズに早乙女が伝えていく。犯人探しのような馬鹿な真似はやめろと。あとは警察に任せれば良いと伝える早乙女であったが…。

『警察が来たら俺の手で犯人殺せないだろ?』

場面は事件後のネズへ。
警察の面会室にてジャーナリスト女性と向き合うネズ。

『それから事件解決までの約16時間の間にあなたは目的を果たした』

ジャーナリストの言葉を聞いてニヤリと笑うネズであった。

53話ネタバレ

集まった元クラスメイト達。逃げれば実験動画を拡散すると脅すみきお母。教室には未来を殺されて変貌したネズ。彼は翌日の朝8時から犯人探しを始めると言い残して別の教室へ移動していく。

残された者達で話し合い。
ここで委員長のあだ名で親しまれる橘が切り出す。一旦、今までのことは全部忘れて仕切り直し。ネズを攻撃対象として見ようと伝えていく。

そして心身ともに疲れている人間が多数なので食事を取ってしっかりと寝ることを提案。残ったクラスメイトは委員長の言う通りに動く事へ。それぞれが覚悟を決める夜。

一方、ネズはみきお母とビデオ通話。
みきお母は復讐の協力をするから最後まで復讐劇を見せて欲しいとネズにお願いしていく。

『好きにしろ…俺は復讐さえできればそれでいい…』

みきお母とネズが結託する事になる。

54話ネタバレ

未来がみきおを殺す前後の映像をみきお母から見せてもらうネズ。それぞれが抱える思いを伝えていく。そして翌日の朝8時。

ネズは各々のアリバイを確認する為、聴取をして行こうとする。すると早乙女が立ち上がり、ネズを説得しようとしていく。こんな事はもうやめるべきだと。

誰かが抑止に働く事はみきお母からレクチャーされていたネズ。対処法も教えてもらっていた。

『及川…早乙女を殴れ』

人間の心理を熟知したみきお母。彼女の言う通りに人を動かすことで早乙女を黙らせる事に成功。

邪魔立てなく犯人探しをスタートさせていく。そんな中、安藤と倉本の二人は昨夜に話し合っており、二人で協力してネズを止めようと目論んでいた。

『もう誰も死なせない』

水面下で何を企む二人であった。

55話ネタバレ

未来が殺された時間帯が判明していく。夜21時30分以降である事を断定するネズ。その時間以降のアリバイ確認を行っていくネズ。

しかし、早乙女が切り出す。
犯行時刻付近で殺人現場となる屋上にいった者は誰一人いないと伝える早乙女。

訳は自分が廊下を見渡せる場所で見張りをしており、犯行時刻となる時間に廊下を通った人物はいなかったと主張。

それでもネズは未来を殺した犯人がいると考えに変わりは起きない。それぞれが当時の事を思いだしていく。各々が主張をしていくネズの中にあるパズルのピースがおかしくなっていく。

『未来はたしかに殺されたんだ…そうでなきゃ辻褄が合わない』

そんな時、倉本が切り出す。屋上へ行って証拠があるか探してみようとネズに伝えていく。

56話ネタバレ

数人だけ連れて屋上へ向かうネズ。他は教室へ残す。これもみきお母のアドバイスであった。屋上へ連れてきた者達に証拠を探すように指示を出すネズ。

みきお母と通信しているノートパソコンを広げると背後から水野が襲いかかってくる影。間一髪で水野の攻撃を避けて彼を拘束。

すると水野はネズの情に訴える作戦へ。

『お前に人を殺してほしくねーんだよ…仲間だから』

しかし、闇堕ちしたネズに水野の声はまったく届かなかった。ネズの考えを変える事に失敗。屋上にも証拠はないと判断したネズ。再び教室へ戻っていく。

57話ネタバレ

屋上で証拠は見つからず元いた教室へ。安藤は考えていた。これでネズは手詰まりになったと。時が来るまで刺激をしなければOKであると。

6年2組の教室に戻ると室内は騒然としていた。犬飼が及川を押し倒して張り詰めた空気であった。理由を尋ねると犬飼はネズが帰ってきたところを不意打ちしようと企み、賛同者を募っていた。

しかし、不意打ちをやめようといった声もあがっていた。結局、意見がまとまらず及川と犬飼が対立していたのだ。それを聞いてもネズが犯人探しをやめることはなかった。

ここでネズは何故、未来を殺した犯人がいるのか明確な理由を打ち明けていく。それは自分が持っている銃がヒントになっていた。ネズの持っている銃は図書室で見つけていた。もう一丁の銃は未来がみきおを殺して持ち去っていた。

しかし、未来から銃が発見される事はなかった。

『持ち去ったんだよ…未来を殺した犯人が…』

そして今一度問う、ネズ。
俺達の敵は俺か…それとも銃を持っている殺人鬼なのかと…。

58話ネタバレ

ネズの持っていた情報が想像以上で誤算であった早乙女。そして本当の敵はどちらか問うネズ。

『どうでもいい』

口火を切ったのは溝口であった。彼は本心を明かしていく。早くこんな実験を終わりにして家に帰りたかった。そしてネズには賛同できないことを伝える。犬飼や葉月も溝口と同意見であった。

『諦めなネズ…他人なんてそんなもんさ』

ショックを受けるネズ。そんな時である学校に向かってサイレンの音が近付てくる。学校に向かって来ていたのは消防車であった。

呼んだのは安藤と倉本。
屋上でネズ達が揉めている隙に火を起こして狼煙を上げていたのだ。もう警察が来るのも時間の問題。ネズに諦めるように伝えていく安藤であった。

『安藤…お前本当に強いんだなぁ…すげーよ…すげー目障りだ』

銃口を安藤に向けていくネズであった。

59話ネタバレ

消防士達が校内に入ってくる。そして階段の踊り場にあった死体へ気づく。学校内が異常事態である事にようやく気付いていく。周りがどう思っていようが自分を未来を殺した犯人探しを続けると告げていくネズ。

しかし、全員にアリバイがあって未来殺しは不可能であった。

『だったら第三者がいるんじゃ…』

犬飼が第三者の存在を仄めかしていく。委員長もその可能性を指摘。隠れているならどの校舎になるのか…議論が続く。

ここで水野の発言を聞いてネズが動き出していく。同時に委員長も水野の発言を聞いて違和感を感じていく。

『そうか…そういうことだったんだな…』

何かに気付いたネズ。第三者の存在は完全に無くなる。

『ウソつきを見つけた』

ネズはウソをついている人間へ銃口を向けていく。

60話ネタバレ

場面は現在のネズへ。
ジャーナリストの女性に未来殺しと坂本殺しは同じ線の上で繋がっていたことは意外であったと伝えていく。

実は一番最初に殺された坂本…。実はみきおの共犯者だったのだ。坂本の殺された背景が明かされていく。

たまたま、みきおと坂本の会話を聞いてしまった犯人。屋上まで追いかけて犯人はみきおを追い詰める為、坂本にある提案をしていた。

それは二重スパイである。

強すぎる責任感が招いた結果として坂本殺しに繋がった事が示唆されていく。

61話ネタバレ

ネズが銃を突きつけた相手が明かされていく。早乙女であった。早乙女の証言と水野の証言に食い違いがあり、ネズは早乙女がウソをついていることに気付いていく。

早乙女は誰も見ていないと言ったが…水野の動きからそれはあり得なかった。

『答えろ!あの20分間で本当はお前はどこで何をしていた…屋上で未来を殺したのか?』

その場に座り込んでだんまりを決め込む早乙女。ネズはそれを自白と捉えて銃のトリガーを引いて狙いを定めていく。

ネズが早乙女を殺そうとした瞬間…。ある人物がネズを止めていく。その言葉で線と線が繋がるネズ。

『今…なんて言った?…そうか…お前がやったのか』

ここで第7巻は終了。

なれの果ての僕ら【7巻】感想

なれの果ての僕ら(7)

本当の真犯人は早乙女ではない模様。次巻の最終巻で遂に明かされていきますね。早乙女は死体運びに協力しただけのようですね。かなり交錯しあう人間模様。

一体誰が坂本、未来を殺したのか…そしてみきおが目指した実験の本当の真実は…。

完結巻となる第8巻は2021年8月6日に発売予定。どんな結末が待っているのか楽しみですね!


なれの果ての僕ら

なれの果ての僕ら

原作・著者内海八重
価格462円(税込)

同窓会のために母校に集まった四ノ塚小学校元6年2組の27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は、夢崎みきお。目的は「極限状態での善性を試す」こと…。偽りの同窓会で行われる、“善悪”を暴く背徳の実験。同窓会のために母校に集まった四ノ塚小学校元6年2組の27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は、夢崎みきお。目的は「極限状態での善性を試す」こと。たった52時間の監禁劇は、薄皮を剥ぐように、人間の本性を暴いていった。疑惑、欲望、暴露、復讐、そして裏切り。正義と道徳を問う、禁断のサスペンス。

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