異世界転生モノの漫画『駆除人』1巻を読んでみました。いわゆるモブ職業が最強になっていく物語かな。主人公であるコムロ・ナオキは剣、魔法の才能皆無。
転生してきた異世界では元いた世界と同じく清掃員兼害虫駆除を生業として生計を立てていきます。本人も強さに興味がなく、淡々とモンスター駆除の依頼を受けていると、ある日、異常にレベルが高いことに気が付かれていきます。
1巻の時点で異世界はRPG概念があるので高レベルな程、強者。モブ職業ながら敵なし状態といった主人公が描かれていく事へ。モンスターの駆除方法が本当にモブ職業だなぁ〜といった具合で王道の異世界転生モノとは違った面白さのある作品。
また主人公が幼い少年、イケメンではなく、普通のおっさんなのも魅力的な部分ではないでしょうかね。読み応えもあって主人公の行く末が気になってしまう作品。ここではそんな駆除人1巻の内容を簡単にご紹介させて頂きます。
駆除人【1巻ネタバレ】
1話ネタバレ
まずはこの漫画の主人公であるコムロ・ナオキの身の上話が明かされていく。元いた世界で死亡した彼は目が覚めるとファンタジー世界の異世界に転生していたようだ。普通なら転生したら驚くはずだが、ナオキの場合、異世界に馴染むのに時間はかからなかった。
何故なら元いた世界も今いる異世界でもやっている事は同じだったからである。
異世界にて適正訓練を受けたナオキであったが剣、魔法の才能が皆無であった。そして彼の選んだ道は元いた世界と何ら変わりのない清掃員兼害虫駆除。通称、駆除人であった。
身の上話が語られた後、ナオキは冒険者ギルドの宿舎にて『地下下水道に繁殖したマスマスカル』といったモンスターの駆除依頼を受注していく。
魔獣を倒すのに必要な材料を城下町で準備してナオキ特性『殺鼠団子』を作成して地下下水道へ。下水道内のあらゆる場所に殺鼠団子を設置。この日は宿舎に戻る。そして翌日、駆除が完了したか確認へ再び下水道へ。
ナオキが自作した殺鼠団子は効果てきめん。ナオキの駆除対象である魔獣は床一面に団子を食べて倒れていた。翌日もその翌日も殺鼠団子を設置。対象であるマスマスカルといった魔獣を駆除していくナオキ。
しかし、対象となる魔獣を駆除し過ぎて依頼主である役所からストップがかかる。ナオキが駆除した魔獣は1,000匹以上。そこまでの財源を確保していなかった役所はナオキにお金を食い尽くされるとクレームが入ってくる。
そんな中、冒険者ギルドの受付であるアイリーンがナオキの異常なレベルの上がり方に気づいていく。仕事を受注した時はレベル2であったナオキだが現在はレベル38まで上がっていたのだ。
アイリーンの話によると魔王を倒した勇者のレベルは過去55であった事を伝えていく。勇者達のレベルの短期間で追いつくナオキのレベリングに脅威を感じたアイリーン。レベル上げの方法は内密にしておくべきだと語っていく。
本人はそんな事を言われてもただ、対象の魔獣を駆除していただけ。事の重要性をまったく分かっておらず、新たな駆除へと出掛けていく。
2話ネタバレ
アイテムを作る材料の調達に使うショップ。その店主であるカミーラに頼み込んで空いていた2階を寝床にするナオキ。そんな彼の部屋にセーラといった女性が下着姿でナオキを誘惑していく。
何故、このような状況になっているのか時間が遡り、明かされていく事へ。
レベルも一気に上がった事で異世界での仕組みも理解していくナオキ。レベルに応じて得られるスキルポイントを割り振りして購入すれば高額なアイテムも自作できるようになっていた。
そんな中、アイリーンが訪れてナオキに仕事の依頼をしていく。『廃墟に住み着いたベスパホネットの大群の駆除』であった。本来ならBランク以上のパーティーで討伐するような依頼であったが、異常にレベルの高いナオキなら何とかなるだろうと踏んだ決断での依頼であった。
当然だが依頼を受注するナオキ。
探知スキルにて廃墟に人がいる事を確認したナオキ。まずは廃墟を無人にする必要があったので廃墟にいた人間と接触を試みていく。突然の来訪者に焦る廃墟にいた人間。ナイフでナオキを突き刺そうとするもRPG概念のある世界で高レベルは正義。生身のナオキであるが刃が通らないのだ。
そのまま廃墟の人間はナオキの駆除ターゲットである蜂の魔獣に食い殺される。残りの廃墟にいた人物達は人間から奴隷にされた獣人であった。ナオキは力技で拘束具を破壊。獣人2人を屋外へ脱出させていく。
そしてターゲットの駆除である。
これに関しては専門分野なのでいともあっさりと廃墟に救う魔獣を退治していく。そんなナオキの駆除を見ていた元奴隷の獣人2人。ナオキの後をくっついていく。
何故、ついてくるのか問うと自分達は奴隷であり、見つけた方が次の所有者となる。そんな訳の分からないルールによって獣人2人はナオキの奴隷となっていく。その一人が2話の冒頭で出てくるセーラであった。
セーラの誘惑を淡々と拒否して、就寝していくナオキ。
3話ネタバレ
前話の駆除で助け出し、ナオキの奴隷になった獣人の2人。バルザックとセーラ。3話では彼等と仲を深めていく。この異世界では奴隷だった者は仕事が出来にくいらしいが、ナオキの計らいによってバルザック、セーラと共に仕事や目標を用意されていく。
一方、ナオキ自身はここで外の世界に目を向けていく事へ。
この異世界がどんな所で、自分はどこを歩いているのか…今いる街の外が気になりだしたナオキ。そしてアイリーンから重要なヒントを得る事へ。街にある長い煙突の銭湯。
これを建てたのは『異世界者』である事をアイリーンから聞かされていく。彼の中でふつふつと芽生える気持ち。自分のような『異世界者』と会ってみたいと…。
4話ネタバレ
バルザックはナオキの計らいによって墓守りの仕事に就く。セーラは冒険者の初心者講習にて魔法の才能に秀でている事が判明して教官であったアイルが王都の魔法学院への推薦状を書きたいと申し出てくる。
ナオキは今いる街を離れて外の世界を旅する事を決心していく。
ナオキと離れたくないセーラであったがナオキの説得によって魔法学院にて実力をつける事を決意していく。そしてナオキ。旅立つ前に冒険者ランクを上げる為、昇級試験を受ける事へ。
相手はセーラの教官であったアイル。
かなりの手練であるアイルであったがナオキの適当に振った木刀の一撃で戦意喪失。RPG概念のあるこの世界ではレベル差による横暴がまかり通るのだ。(笑)この時点でナオキのレベルは70まで上がっていた。
街を出て外の世界に旅立つとナオキの後をアイルが追ってくる事へ。
新たな街であるオスローにて宿代を稼ぐために冒険者ギルドを訪れていくナオキとアイル。ナオキの受注した依頼は他の冒険者にバカにされるも、周りの声をまったく気にしないナオキ。
宿代を稼ぐ為だけの自分に合った魔獣の駆除依頼の現場へ足を運んでいく。
駆除人【1巻の感想】
読んでみるとわかりますが、意外とハーレム要素も含む描写があったり…(笑)ただ主人公のナオキ自体があまり女性に興味のない様子なので突っ込んだ部分まで描かれませんが、サービスショットもちらほらと覗かせてくる漫画です。
普段、あまり異世界転生モノは読まないので、個人的に駆除人は非常に面白かったです。職業は清掃員兼害虫駆除。剣や魔法を殆ど扱えないのに強者が容易く倒してTUEEEEEEする主人公の姿は見ていて痛快です。
異世界モノの王道であるイケメンや幼い少年がTUEEEEEEするのに飽きてしまった人にもモブ職業が良いスパイスとなって新たな楽しみが出来るのではないでしょうかね。
主人公がこれからどんな冒険を歩んでいくのか行く末も魅力のある漫画。興味が出た人は是非、チェックしてみて下さい☆彡
駆除人
清掃員兼害虫駆除業者のナオキは、不慮の事故で死亡後、転生して異世界に来ていた。生前の知識を活かし駆除の仕事をしていたら、大量駆除のせいかアッという間に成長し――!? ツナギを着た転生者の異世界漫遊記!
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