蠱毒の家【3巻ネタバレ】美形食人女の正体が判明していく!?

蠱毒の家

iwo先生が描く漫画「蠱毒の家」最新刊となる第3巻。
今回は謎に包まれている少女・當子の正体の片鱗が垣間見えていく事へ。

そして、秘密を知った主人公・蝶野は出雲から究極の選択を迫られていきます。作中の雰囲気から不穏で禍々しい雰囲気を醸し出す注目作品。

カニバリズム、ミステリー、サスペンスといった要素が組み込まれた漫画が好きな人に是非ともお勧めしたい漫画。知名度は低いと思いますが内容は面白いので必見ですよ!

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蠱毒の家

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蠱毒の家

蠱毒の家【3巻ネタバレ】

當子の部屋を覗くと同時に背後から迫ってきた出雲に声をかけられる蝶野。片手にはナイフ。そのまま當子の部屋に入れられて扉を閉められてしまう。

『若い子は好奇心旺盛で困るな、それにせっかちだ…』

焦りで足を滑らせてしまう蝶野。
人間の形をしたビニールに包まれたモノに触れてしまうと「モノ」は奇声を叫びあげる。

蝶野とは裏腹に至って冷静な出雲。
ビニールに包まれたモノに関して出雲は蝶野に出題していく。

  • それ、なんだと思う?
  • 何故ここにあるのか?

最初の問題に蝶野は『人』であると答えていく。2問目に関しては答えられずタイムアップ。出雲が解答をしていく。概ね、読者の想像する通りであるが、ビニールに包まれた人は『當子の食糧』であった。

異常過ぎる状況で気分が悪くなる蝶野。
吐き気を催す中、出雲は3問目を出題する。

『當子ってな〜んだ?』

美少女の正体が明らかになる!?

出雲は蝶野に「ハナカマキリ」といった昆虫の事を知っているか?と問いかけていく。

ハナカマキリのメスは花に擬態して幼虫はフェロモンを用いて特定の種を捕食する…。説明をした後、出雲は言う。當子もハナカマキリと同じであると…。

出雲は當子は人に擬態化して人を捕食する昆虫であると蝶野に伝えていく。体の中身もカマキリと似た構造をしていると…。當子はカマキリの突然変異である事を明かしていく。

まだまだ解明できていない謎は多くあるが、出雲は當子といった新種の昆虫を増殖させたい事が目的である事を蝶野に伝えていく。

出雲の言葉を信じられない蝶野。
でたらめ…妄想…出雲の作り話であると脳内で解釈していく蝶野。

出雲は片手に持っていたナイフをビニールに包まれた「人」に刺しこんでいく。そして蝶野に問う。

生きるか…死ぬか…。
究極の選択を迫られていく。

脳内で警報が鳴り響いていく…!?

場面は変わって蝶野が住んでいた木造アパート火事事件を追っている刑事の小熊坂。有力な犯人候補の目星はついてるが行方を眩ませており、捜査は手詰まりしていた。

事件の背景には何か大きな闇があると心のどこかで靄が広がっていく小熊坂。

そんな中、甥から連絡が入ってくる小熊坂。
どうやら友人を世話して欲しい事を相手から伝えられるが問答無用で拒絶して連絡を切っていく。

場面は変わってカラオケルーム。
小熊坂の甥は蝶野のコンビニバイトの同僚であった。その場にはカラオケ屋でバイトしている蝶野の姿。蝶野は出雲の自宅を一旦抜け出して、日常を送っていた。

生死の選択を出雲から迫られた蝶野であったが結論は後で良いといった計らいで出雲の自宅から逃げ出していたのだ。

蝶野の脳内で出雲と當子は『ヤヴァイ…』関わってはいけない人物達であると脳が警報を鳴らしていた。警察への連絡も危険を感じた為、逃げ出しそのままいつもの日常生活に戻っていた蝶野。

結局、寝泊まりする場所を確保できず、バイト終わりはネカフェに泊まろうと決意していく蝶野。

舞い戻る危険な場所…

『お仕事、お疲れ様』

ネカフェに向かう横断歩道の途中…蝶野の前に姿を現す出雲。直感で「ヤバイ」と判断した蝶野。しかし、逃げ出せず出雲のペースに乗せられていく。

出雲主導で洋服の買い物をさせられていく蝶野。

出雲は蝶野をどこか試すような言葉ばかりを投げかけていく。蝶野もそれを感じ取って『回りくどい言い方をせずに直接的に脅せばいいのに…』と思った事を伝えていく。

そんな彼に対して意味深な言葉を伝える出雲。

『蝶野くんには期待してるんだよ、僕に似てるからね、君は。』

その後、蝶野は運命の糸に搦め捕られるように再び出雲の自宅に足を向けていく。そして彼は出雲、當子達、家族の一員へ。

『ようこそ、そしておかえり』

戻ってきた蝶野を迎える出雲と當子。ここで3巻は幕引きとなります。

蠱毒の家【3巻の感想】

蠱毒の家

蝶野が出雲宅に再び戻る事は予想できましたが、ここからの展開は先行きが不明。蝶野は當子の為に人間の食糧を調達する犯罪に手を染めていくのか…。

第一章プロローグが終わったといった印象でここから本番ではないでしょうか。

この漫画、ジャンルだとファンタジーで区分されていますが、個人的にはミステリーサスペンスといった印象です。人間を食糧にする昆虫の突然変異体である事が明らかになった當子。

今後、どんな展開を見せていくのか注目の漫画。画力も高く絵も綺麗なので気になった人は是非、チェックしてみて欲しい漫画です☆彡


蠱毒の家

蠱毒の家

原作・著者iwo
価格110円(税込)

特に特色もなく、無気力な青年・蝶野。彼の宝物は…『昆虫標本』だった。しかし、ある日、バイト先から帰ると暮らしていたアパートが火事で燃え、標本をあっという間に失ってしまう。途方に暮れていた蝶野だったが、そこにズカズカとパーソナルスペースに入り込んでくる草薙出雲に話しかけられる。出雲は昆虫学者として活動しており、蝶野が参考にしている本の著者だった。そんな彼の自宅に宿泊することになった蝶野は、出雲の娘だという色白の美少女・當子と出会う。――美しくも狂わしい少女の正体は?

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