iwo先生が描くカニバリズム系ミステリーサスペンス漫画「蠱毒の家」マイクロ版の第4巻。
今回は出雲が出張中に巻き起こる蝶野の葛藤や當子に対する恐怖が描かれていきます。また終盤では出雲宅を監視、待ち伏せしているような謎の人物の影が描かれていきます。
今後の展開に繋がる溜めのような内容で大きな進展はありませんが、この作品独特の空気感を纏っており、続きが楽しみになる内容です!
蠱毒の家【4巻ネタバレ】
正装してどこかへ出掛けようとする出雲。
『今日1日、當子をよろしく』
起きてきたばかりの蝶野に伝えて外出しようとしていく。急な話で仰天する蝶野。當子の食事は台所に用意してあるから自分で食べてね…當子に伝えていく出雲。
『まぁでも、もし襲われたら食べてもいいからね』
意味深な言葉を當子に伝えていく出雲。目の色が少しだけ変わった當子に恐怖を覚えていく蝶野。
食人少女を救おうとする!?
當子と共に留守番を任される事になった蝶野。當子は『何して遊ぶ?』などと蝶野に迫っていく。
ドギマギするも冷静になった蝶野。
出雲が居ない今なら當子を屋敷から連れ出して救えるのではないかと考えが過っていく。
取り敢えず當子に急かされて玩具で遊ぼうとしていくが、主体性が欠けている當子。蝶野の頭を悩ませていく。謎めいた彼女の事を知りたいと思いつつ、當子を連れて警察に駆け込む事を考える蝶野。
連れ出そうと声をかけた瞬間…。
唐突に蝶野の頬をかすめて横切る當子。部屋で逃げ回っていた蜂を一瞬で捉えていた。同時に蝶野の頬から滴る血液。
蝶野から滴る血をペロッと舐めていく當子。
『たぶんすき、キミのあじ…少しならいい?』
當子は蝶野に噛み付いていこうとする。
外で待ち伏せする謎の人物!?
場面は一旦、刑事である小熊坂へ。
元相棒であった女性刑事との意味深な会話が描かれていく。
一方の蝶野。
間一髪で當子に食われそうになっていた場面を回避。同時に出雲が帰宅。當子に傷つけられた頬の傷を見て問いかける出雲。
『少しはぼくの話、信用した?』
否定しつつ、バイトの時間が迫ってきたので、外へ出ていく蝶野。屋敷から逃げたい感情と同時に出雲と當子に見送られる事が悪くないと思っている感情が入り混じっていく。
そんな中、出雲宅から外出してきた蝶野を影に隠れて視線を送る謎の人物が登場。ここで4巻(4話)は終了。
蠱毒の家【4巻の感想】
今回、大きな進展はなかったが、今後の波乱につながる布石といった印象の内容。出雲宅を監視しているような人物も登場して一層の不穏さを纏っていきます。
出雲宅にて居心地の悪さと良さの両方を感じていく蝶野。
彼は當子の食料調達人になるのか…。それとも當子を救う正義のヒーローになっていくのか…。今後も期待の作品です。興味が出たら是非、チェックしてみて下さい☆彡
蠱毒の家
特に特色もなく、無気力な青年・蝶野。彼の宝物は…『昆虫標本』だった。しかし、ある日、バイト先から帰ると暮らしていたアパートが火事で燃え、標本をあっという間に失ってしまう。途方に暮れていた蝶野だったが、そこにズカズカとパーソナルスペースに入り込んでくる草薙出雲に話しかけられる。出雲は昆虫学者として活動しており、蝶野が参考にしている本の著者だった。そんな彼の自宅に宿泊することになった蝶野は、出雲の娘だという色白の美少女・當子と出会う。――美しくも狂わしい少女の正体は?
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