iwo先生が描くファンタジーミステリーサスペンス漫画「蠱毒の家」最新刊となる第5巻。4巻の最後に描写された蝶野を影から監視する謎の人物。それが5巻で登場。正体が判明していきます。
出雲と直接的な関わりはなくても、彼のことを怪しむ新キャラ。
蝶野は新キャラと半ば強引に共同戦線を組む事へ。人を喰らう少女・當子。そんな彼女を生み出して育てる出雲。危険極まりない家に居候する蝶野。
どんな未来が描かれていくのか…第5巻(5話)の内容をご紹介していきます。
蠱毒の家【5巻ネタバレ】
朝食を用意して平穏な朝。
出雲の朝食準備をしていると當子も目覚めてくる。胸元には血痕らしきものが付いており、お腹がすいてないから朝食はいらないと告げる當子。
同時にバイトへ出掛けようとすると出雲から門の鍵、玄関の鍵を渡されていく。出雲宅に住み始めて1週間。合鍵まで持たされて信用を得てしまったような状況の蝶野。
そんな事を考えつつ、バイト先に向かっていると視線を感じていく。ここの所、妙に視線を感じる事が増えていた蝶野。脳裏に出雲が監視しているのではないかと勘ぐっていく。
出雲の正体を知る謎のモデル美女!?
誰かに追われている感覚を察知した蝶野。ダッシュでバイト先まで駆け込んでいく。バイト先にて同僚・三ツ谷と談笑。すると一人の美女がコンビニに入ってきて蝶野に話しかけていく。
『あ〜見つけた!君、あの男に騙されてるよ!アイツは人殺しなんだから!』
他の客にも聞こえる大声で接触してくる謎の美女。記憶を辿っていくと蝶野は目の前にいる美女に検討がついていく。
彼女は同じ大学に通っている鑓河内陽(やりごうち はるか)といったモデルもこなす大学内でも有名な美女であった。同時に陽の『人殺し』発言が他の客の混乱を招いていく。
ざわつく店内を上手くフォローしてくれたのが三ツ谷。
蝶野は陽と一旦、ファミレスに向い、詳しい話を聞いていく事へ。陽は蝶野が「殺人犯の家」に住んでいる事を心配していた。陽は何故か出雲を「人殺し」だと断定している。
それとなく出雲達の背景をわかっている蝶野。特に驚く事もなく陽の話を聞いていると驚かない蝶野に対して陽は『弱みで握られているの?』とさらに蝶野を心配していく。
モデル美女が出雲を怪しむ理由とは!?
さらに陽は出雲は警察に仲間がいるはずだと確証はないが蝶野に伝えていく。その可能性は高いと心の中で納得していく蝶野。しかし、話を聞いていく中で當子については詳しくない事が判明。
取り敢えず、蝶野は陽が何故、出雲に執着しているのか訪ねていく。
陽は語っていく。
去年、出雲と一緒にフィールドワークに出た人物がいた。しかし、戻ってきたのは出雲一人であったと…。その姿を消した人物が陽の姉・夕(ゆう)だったのだ。
捜査もされず行方不明として片付けられており、陽は出雲が事件を揉み消していると感じていた。また姉も蝶野のように虫が好きだったと語っていく陽。
二人は連絡先を交換。
わかり得た情報を共有して出雲を追い詰めていこうと勝手に手を組まされていく。
怒涛の1日が過ぎ去り、出雲宅に帰ってくると自室に出雲がおり、テレビを見ていた。蝶野を意を決して聞いてみる事へ。
『あの鑓河内夕って人、知ってますか?』
『それ、誰に聞いたの?』
にこやかな表情から一変。
鋭い視線と顔つきになった出雲。ここで第5巻(5話)は終了。次巻へ続きます。
蠱毒の家【5巻の感想】
新キャラである美女・陽の登場で流れが変わっていくのか…。夕の事を聞かれた出雲は明らかに表情が一変。何やら触れて欲しくない事情でもあるのでしょうかね。
出雲宅に居候する蝶野の考えが未だ定まっていないので今後の展開がまったく読めませんがポテンシャルは非常に高い作品。
ジワっとしたファンタジー系サスペンスを楽しみたい人に是非、お勧めしたい作品となっています☆彡
蠱毒の家
特に特色もなく、無気力な青年・蝶野。彼の宝物は…『昆虫標本』だった。しかし、ある日、バイト先から帰ると暮らしていたアパートが火事で燃え、標本をあっという間に失ってしまう。途方に暮れていた蝶野だったが、そこにズカズカとパーソナルスペースに入り込んでくる草薙出雲に話しかけられる。出雲は昆虫学者として活動しており、蝶野が参考にしている本の著者だった。そんな彼の自宅に宿泊することになった蝶野は、出雲の娘だという色白の美少女・當子と出会う。――美しくも狂わしい少女の正体は?
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