漫画「鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ」第1巻の見所や感想をお届けしていきます。
主人公はエイゾウといった男性。
表紙に写る女の子の左奥にいる男性である。
彼は神のような存在であるウォッチドックから鍛冶に関するチート能力を与えられて異世界へ転生していく。
誰もが驚く鍛冶スキルを持つエイゾウは鍛冶屋業を異世界で本格始動。獣人とドワーフの美少女も家族になって最高のスローライフが開始されていく!
鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ【1巻】ネタバレ
1話ネタバレ
冒頭、戦士と魔法が対峙して剣を重ね合っていく。実力は拮抗。勝負がつかない。違和感を感じた二人は手に持っている剣は誰の手で打たれたのか尋ねていく。
同じ鍛冶屋に剣を打ってもらっていた二人。
実力は同じ。さらに剣も同レベルの品質だと勝負がつかない事を察する戦士と魔王。休戦する事になっていく。
『あの鍛冶屋め…』
二人の脳裏に過ぎったのは鍛冶屋のエイゾウといった男。
エイゾウといった男について明かされていく。現世で猫を助けて死んだエイゾウ。実は助けた猫は現世で仮の姿をしていた神のような存在であった。
そんな神から異世界への転生とチート能力を授けられる事になるエイゾウ。彼は刀鍛冶に興味があったので伝える。
神はエイゾウに異世界で鍛冶屋として生きていける能力やステータスを与えて彼をファンタジー世界へと転生していく。
目覚めた先には住居。
全て神が用意してくれていたものである。室内には刀鍛冶に必要な一式の道具。さらに道具に触れるだけで鍛冶やの仕事については身体が覚えていた。
『これがチートってやつか…』
色々と神から与えられた力を試してみる中、湖に向かうと獣人の女性が倒れていた。彼女を住居に引き連れて介抱。エイゾウが居眠りして目覚めた時には獣人が上に跨り彼を鋭い視線で睨んでいた。
2話ネタバレ
匂いで嘘を判別できる獣人。エイゾウが嘘をついていないと判断して敵意を収めていく。
色々と話す中で自分が住んでいる地域。獣人がどうして倒れていたのかなど把握していくエイゾウ。さらに獣人は怪我をしていたので当面は狩り、探索は無理だと伝えていく。
『じゃ…ここに住まないか?』
照れつつも獣人であるサーミャは納得。怪我が治って普通に動けるようになるまでエイゾウと共に生活する事へ。
こうして二人は黒の森と呼ばれる地域にて生活がスタート。
火や風の魔法を駆使して鍛冶屋としてのキャリアを開始していくエイゾウ。刀制作に取り組んでいく。知識はもらったが実際に刀を打つのは初めての経験である。
しかし、一つ一つの工程を行う事で知識と摺り合わせが起きて本物の経験が身体に刻み込まれていく。
エイゾウが初めて打った刀は包丁ほどの短刀。試し切りをすると異常な切れ味に気づく。
『この家の備え付けのナイフはこんなんじゃなかったぞ…』
チート能力に任せて刀を打つと危険過ぎることを察するエイゾウ。ここから彼は3つのナイフを作って鍛冶屋として打つ刀の調整を試して見る事へ。
そして3本のナイフを作成。
サーミュに頼んで試し切りをしてもらう。
一つ目はランクを低く設定したナイフ。それでも充分な切れ味であった。続いて二つ目は飛ばされて最後の三本目へ。エイゾウにとって真打ちであった。添えただけで野菜や下においた薪ごと切り裂いてしまう。
『確信した…俺に与えられた最大のチートはとんでもない性能の道具を作る鍛冶の能力ということだ』
3本目のナイフはサーミャへプレゼント。
自分の能力を把握したエイゾウ。遂に鍛冶屋の商売をスタートさせていく事へ。
3話ネタバレ
エイゾウは汎用ランクとした一般モデルの鍛冶を量産してサーミャと共に街へ売り込みに行く。
街の入り口では衛兵と接触。
許可を商売の許可ももらっていざ露店として売り込む事へ。
しかし…まったく売れなかった。
すると先程の衛兵が客として訪れる。ナイフを一本購入。初めての取引であった。
『切れ味がよかったら仲間にもう勧めとくよ』
それから3時間。
結局、売れずにこの日は店を畳もうとすると…先程の衛兵・マリウスの買ったナイフを知った仲間の衛兵が続々と現れる事へ。
マリウスのおかげでエイゾウの作ったナイフが大盛況。切れ味も一級品だと伝えられて飛ぶように売れていく。
鍛冶屋としての自信もついたエイゾウ。さらなる仕事の幅を広げようと画策していく。
それからは自分の作成した鍛冶で本格的に資材を集めていく。森の中で伐採して薪などへ。最高級の切れ味を持つエイゾウの鍛冶は何時間もかかる作業を圧倒的に短縮していく。
『前にここに住まないかって…言ってただろ…あれまだ有効だよな?』
その夜、エイゾウに尋ねるサーミャ。
彼女は今後も一緒にエイゾウに住みたい事を伝えていく。
一方、街ではエイゾウの作ったナイフに興味を持った一人のドワーフがいた。
4話ネタバレ
サーミャが怪我から復活。狩りへ出掛けていく。エイゾウはナイフだけでなくロングソードも作成開始。
初ロングソードを作成して勇者気分を味わっているとサーミャが帰宅。どこかモジモジしている彼女。
『いやなんか…嬉しいなって』
帰宅して人がいる事の幸せを噛みしめる両者。翌日はサーミャの仕留めた鹿を運び解体。久しぶりの肉に浸るエイゾウであった。
そして商品としてロングソードを携えて再び街へ下るエイゾウ達。今回はロングソードも持参した事を伝えていく。
設営を完了させていざ商売開始。
行商人が訪れてロングソードを物色。品質が高いと判断していきなり4本をお買い上げ。その後はマリウス達も来店。一般モデルのロングソードは完売。
残ったのは表に出していない高級モデルだけであった。そんな中、ドワーフの少女がエイゾウのもとへ。
『あの…衛兵隊の人のナイフを作ったのは貴方ですか?』
ドワーフ少女はまずナイフを拝見。その上でさらに出来の良い品があるはずだと察知。高級モデルのロングソードを手に取っていく。
長いこと眺めているとドワーフの少女は地面に頭をつけて伝える。
『私を弟子にしてください』
5話ネタバレ
詳しい話を聞くため、3人は居酒屋へ。
ドワーフ少女の名前はリケ・モリッツ。ドワーフの仕来りで工房の為に弟子入りをして成長する事は名誉だと言われていた。
リケはエイゾウの作るナイフを見て弟子入りを志願。
断るとリケは再び一人で新しい弟子入り先を探す事になると伝えていく。彼女の身の危険を感じたエイゾウ。仕方なくあっさりと弟子入りを認めていく。
エイゾウの出した四つの条件を全て飲み込むリケ。晴れてエイゾウの弟子へ。
サーミャも面白い子が仲間になるので納得。
『着いたぞ…ここが俺たちの家…工房だ』
部屋割りをして新しい家族が出来た事に喜ぶエイゾウやサーミャ。翌日からサーミャは狩り。エイゾウとリケは工房で鍛冶作業。充実した鍛冶屋スローライフを送っていく。
同時にエイゾウに悩みが出来る。
鍛冶能力は神からチートとして与えられた能力。どうやってリケに教えれば良いのか悩んだ末…素直に教えた事がないので見て盗んで欲しいと伝える事へ。
エイゾウの鍛冶作業を見てすぐに模倣していくリケ。かなり筋が良かった。出来上がったリケのナイフを見て彼女に才能を感じるエイゾウ。
『お前なら確実にあの時見せたロングソードくらいのものは打てるようになるはずだ』
そしてエイゾウは本気のナイフを一本作成。
リケに見せる。あまりの出来の良さに衝撃を受けるリケ。ドワーフでも作れないと…。そんなナイフをリケに与えるエイゾウ。
『売り物にできないし…うちに弟子入りして家族になったからな』
その後、ドワーフ理論に則って家名をつけるリケ。自分はリケ・タンヤだと。それに嫉妬してサーミャも家名を名乗る事へ。最終的に家名は「タンヤ」ではなく「エイゾウ」にして欲しいと伝える。
ハチャメチャだが温かい雰囲気に包まれていくエイゾウ。二人が寝静まって自分の力と向き合う。異様なチート能力を預けた神のような存在であるウォッチドック。一体何が思惑なのか考えていく。
鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ【1巻】感想
タイトルからわかる通り…決して派手な漫画ではない。主人公は鍛冶屋である。淡々と日常生活と刀鍛冶が描かれていく。しかし、多彩な登場人物達がエイゾウの周りを彩ってくれて和気あいあいとした楽しさが読者にまで伝わる良作である。
ただし、エイゾウに力を与えたウォッチドック。彼女には何かしら思惑がありそうな雰囲気が最後に漂っていく。冒頭の戦士と魔王の戦いもそうだが鍛冶を制して異世界の平和や調和の均衡を保とうとしているのかもしれない。
緩く心温まる異世界ファンタジー漫画を楽しみたい人は是非、チェックしてみて欲しい漫画である!
鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ
元社畜が異世界に転生して念願のスローライフ。チートな鍛冶スキルを活かして森の片隅でのんびり暮らそうと思ったら、なんだか評判になってしまい…!?
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✅ 鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ【2巻ネタバレ】家族を守る為…命を賭けた熊との戦いが勃発!?
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