天国大魔境【5巻ネタバレ】積年の探し人と再会!?

天国大魔境(5)

えー、『天国大魔境』5巻である。今巻はやや難解。

施設編は前からだが、旅する二人編の方もちょっと。

天国大魔境【5巻】あらすじ

天国大魔境(5)

前巻の後ろの方で出てきた、ホラ話芸人だとてっきり思っていた男、これが実は重要キャラクターであった。彼はジューイチと言うのだが、彼の一見ホラ話風の話の中に出てきた「女が支配している閉鎖組織」、これが実在したのである。これにまつわるエピソードが展開される。

もろもろあって(後述)、ジューイチから彼の車をもらった主人公ふたり、新たな場所に辿り着く。なんと、人里である。大きな町であり、復興省なる「役所」が管理している。

その町で、キルコは積年の探し人の片方と再会することになる。

天国大魔境【5巻】ネタバレ

天国大魔境(5)

さて、語られたのは前巻の話になるのだが、説明しないと話が見えないのでここで説明する。ジューイチの(一見)ホラ話はこういうものだ。

女性至上主義を掲げる、30人ほどの集団があった。男は基本的に殺したが、まれに奴隷にされるものがあった。繁殖のための「種豚」とかれらは呼ばれた。ジューイチは「種豚11号」であった。ジューイチはあるふたりの女性と親しくなり、そのひとりが妊娠した。男が産まれたので、ジューイチと赤ん坊とその二人は逃げ出した。

だが、逃げ切れたのはジューイチだけで、女二人は処刑されてしまった。というのである。

ジューイチはふたりに依頼をする。赤ん坊(といっても生きてればもう幼児)の安否を確かめたい、というのだ。

さて、場所はジューイチが把握しているわけなのでそこへ行ってみることになるのだが(マルは女装までして)、結論から言うと人はいなくなっていた。代わりにヒルコがいて、戦闘になる。強い冷却能力を持った強力なヒルコだが、なんとか撃退する。

だが、そのヒルコは「分体のようなもの」らしい。

戻って、ジューイチにことの次第を報告する。赤ん坊の安否はこの時点では不明である。だが、まもなく人が接触してきた。集団の生き残り(男)である。その人たちによると、ある夜集団はヒルコに襲われ、種豚にされていた男たちだけが逃げ延びて、新しい集落を形成して暮らしているのだという。ジューイチの息子もそこで養育されていた。

ジューイチはふたりに礼を言い、報酬として車をくれた。ふたりは車で旅立った。

だが、ジューイチは実はそこにとどまるつもりはなかった。新集団の中に、ジューイチたちが逃走を図った夜に脱走を知らせたものがいたのである。ジューイチはその男を殺し、そこから去っていった。

さて新展開。
町に到着したふたり、大きな、市場まである町のなので驚愕する。しかし、買い物しようとすると「旧貨幣は使えない」と言われた。なんとこの町では独自の通貨まで発行しているのである。とりあえず復興省に行くと、旅人だというので通貨を分けてもらえた。

それはいいのだが、尋ね人の一人である旧知の人物について説明すると、この町にいる、という。その人物にキルコが会いに行き、対面する時点までで本巻は終わりである。

天国大魔境【5巻】感想

天国大魔境(5)

とうとう完全にはしょってしまったが、この話のあいまあいまに例の「施設編」がいろいろ語られてはいる。語られてはいるが、さっぱり分からない。

次巻予告に「ここは本当に天国なのか?」みたいなことが書かれているのだが、まず、あの施設が天国だと思ってる読者いないと思うんですが……。

ジューイチがらみの話は予想外でちょっと面白かった。こうやって何が伏線になってくるか分からないのが悩みの種ではあるが。というわけで、次巻も出るのでいずれお楽しみに。


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