漫画「神達に拾われた男」2巻ネタバレ感想!褒められちぎる優しい世界のファンタジー転生漫画!

神達に拾われた男(2)

漫画「神達に拾われた男」2巻あらすじ

2巻の冒頭で街に着く。「ジャミール領最大の商業都市ケレバン」だそうである。ジャミールというのはこの間、主人公リョーマが知り合った貴族の名前だ。

もんのすごい大貴族であるらしいことはこの十数文字の情報からでも分かるが、リョーマはその凄さを理解しているのであろうか。

さて、一巻はひたすら野良暮らしでスローライフというか隠者の如き暮らしに甘んじていたリョーマであるが、一応2巻では街に居着き、この世界の人間社会に身を置いて生きていく決意を固めたらしい。

神達に拾われた男(1)

漫画「神達に拾われた男」2巻ネタバレ&感想

神達に拾われた男(2)

最大の商業都市ケレバンであるが、東京都心部と比べればたいしたこともなく、リョーマはたいした感銘も覚えないらしい。そういうものであろうか。ジャミール公爵家の令嬢は、この街に初めて来たらしくたいへんに感動しているのだが。自分のところの領地だろうに。

結局、リョーマの社会的身分についてはジャミール公爵家が全面的にバックアップしてくれることになる。怪しい子供だと疑う程度の感受性はこの人たちにもないわけではないのだが、基本的にこの世界は神すらも含めてお人よししかいないらしく、疑ったからと言って何をするというわけでもない。

一巻からそうなのだが、リョーマは何をやっても褒められ感動され、おおむね何もしなくても褒められ感動される。

リョーマ自身は功を誇るようなところはないのだが、基本的にそれが俺Tuee小説(テンプレチートの類義語。どこに違いがあるのかは筆者もよく知らない)というもののお約束であるのだから仕方がない。

さて一行はケレバンを出てギムルの街というところに向かう。その途上で崖崩れで道がふさがっているのに出くわす。魔法で雨避けを用意したり、魔法で土木作業を手伝ったりするのだが、とにかく無闇やたらに褒めまくられるリョーマである。というかこの漫画は基本的にそのような要素だけで出来ているのだといえる。

ギムルの街は鉱山の街だそうである。リョーマをテイマーギルドに加入させるために、テイマーギルドという珍しいギルドがあるこの街に連れてきたのだ。テイマーギルドが珍しいというのはそもそも従魔法があまり研究もされていないレア魔法体系で、テイマーの数自体も少ないから。ギムルの街にそれがあるのは、物資の運搬などに従魔法が役に立つからということであるらしい。

ここで、とりあえずリョーマは教会に行く。この世界の神々であり、そしてリョーマを転生者として招いた三柱の神とコンタクトを取るためである。取るように言われていたのだ。教会に行けば取れるからと。

色々なことがわかる。ジャミール公爵家は転生者の末裔であるとか、転生者は200年に一人くらいしか呼ばないからいま他にはいないとか。つまり他の転生者は出てこないようだ。

さて、テイマーギルドへ行くのだが、スライム使いはあまり歓迎されない。重い物資を運搬するのに向かないからということでもあり、最近の流行として高位の魔獣などを従えるのがステータスだからだそうだ。

で、テイマーギルドだけだと社会的承認として十分ではないということで、冒険者ギルドにも登録することになる。前世で弓術を習っていたとかで、こっちでは結構褒められる。

でも新人なので最初は掃除から。お掃除スライムが大活躍して、ゴミ屋敷をひとつ綺麗にしたらたいそう褒められ(例の奴だ)、トイレの汲み取り漕をなんとかしてくれという依頼が舞い込んでくる。

それもスライムで解決してしまうのだが、困ったことが分かる。どうもただ汲み取り漕だというだけならともかく、疫病が発生しているらしいのだという。

(まだ出ていないが)3巻はその疫病との戦いになるそうだ。


神達に拾われた男(1)

神達に拾われた男

原作・著者Roy/蘭々/りりんら
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