中村なん先生が描く話題の問題作である漫画「いじめるヤバイ奴」最新刊となる第7巻。
今回で矢場高校の生徒会編に終止符が打たれていきます。同時に新章へ突入する事になる波乱の展開へ。仲島の通う学校は姉妹高である場井高校に吸収合併。
そこで新たなに生徒会選挙が開催。
仲島は場井高校の風紀を変える為、生徒会長になって欲しいと懇願されていく事へ。また白咲さんの過去を知る人物も登場。
生徒会編が終わって新たな生徒会編がスタート。今回の新章で白咲さんの過去のベールが大きく剥がれていきそうです!
目次
いじめるヤバイ奴【7巻ネタバレ】
68話ネタバレ
生徒会リーダーである如月…仲島の苛め衝撃映像が流れているにも関わらず騒ぎになっていた事態に違和感を覚えていきます。
一方、悪質ないじめの映像が流されているのに余裕の表情を見せる仲島。この体育館の生徒達が騒ぎ立てない種明かしをしていく事へ。
体育館にいた生徒は事前に仲島が白咲いじめショーを見せつけて恐怖を植え付けた生徒達だったのです。つまり、仲島に背けば自分達も白咲さんのようにいじめられてしまう…そんな恐怖が植え付けられており、まったく騒ぎ立てない仲島配下だったのです。
自分の呼びかけに応じない群衆を目の前にして敗北感を味わっていく如月。
『お前が上っ面で得た人気なんかに俺のいじめは絶対負けねーよ』
格好いいんだか…悪いんだか…ちょっと理解が難しい言葉をカッコつけて放つ仲島(笑)
69話ネタバレ
敗北感を得て精神崩壊一歩寸前までいく如月。そんな彼を立ち直せる一言を呟いていく生徒会メンバーの木戸。彼の言葉によって折れかけていた如月の心が復活。
仲島も悔しがっていく。
状況を有耶無耶にして勝負は引き分けにしようと持ち込む仲島であったが冷静になった如月はそれを阻止。茶番を終わりにして仲島に制裁を加えようとすると緑田が突然、現れて叫ぶ。
『仲島が本物のいじめっ子だって勘違いされたまま終われるわけないって言ってるんだよ』
壇上に上がった緑田はマイクを奪って仲島の苛めがお芝居である主張。訳のわからない事を言い出して再びカオス状態へ。
そんな緑田に近寄って面倒な事するともっと苛めるよ…そう脅していく如月。もう生徒会に用がなくなった緑田。如月に対して告げていく。
『仲島に酷い事する輩はもう用済みなんだよ』
70話ネタバレ
緑田に歯向かわれた如月。お仕置きが必要だねと怒りを覗かせていく。そんな中、プロジェクターに生徒会の苛め映像を垂れ流していく緑田。
実は不純な理由から生徒会いじめを隠し撮りしていた。
しかし、体育館に集まっている生徒はいわば、仲島のモルモット。生徒会の映像を見せられても見て見ぬフリをする飼いならされた生徒達。騒ぎにならない。
如月もその点で安心していたが…『パシャ』とスマホのカメラ音が聞こえてくる。
正面の入り口から一般客が流入して来ていたのだ。これを誘導していたのが白咲であった事に気づく仲島。一気に形勢逆転かと思いきや、最後の悪あがきにでる生徒会。
仲島、緑田を拘束して動画を切り替えようと企んでいく。このミッションを託された生徒会メンバー木戸と猫木の2人。珍しく白咲さんの詰めも甘くて…もう打つ手なしだと思っていた仲島。
しかし、この仲島の窮地に立ち上がるのが青山であった。青山の利用も計画内であった白咲さん。
『あとはその巨乳女に任せればいい』
71話ネタバレ
プロジェクターと繋がっているパソコンの所まで訪れた木戸と猫木。
生徒会のいじめ動画を仲島のいじめ動画にすり替えようとしていく。そこに現れた青山さん。一瞬にして猫木を潰していく。そして木戸にケーキを潰された恨みを持つ青山。
『あんたは確実に殺す』
木戸と青山の一騎打ちへ。
木戸は飼いならした奴隷生徒・ポチを出現させて青山を取り押さえろと命令。恐怖でポチを動かそうとするが青山とポチは顔見知り。さらに青山に感化されているポチ。
木戸の命令に背いていく。
奴隷にキレる木戸。ナイフでポチを傷つけようとすると取り押さえて木戸へ急所攻撃。そのままナイフを奪い木戸の手のひらに刺していく。
『そんなクソ汚い手で私のこと触るんじゃねぇよ』
72話ネタバレ
動画の切り替えが遅く、焦っていく如月。このままでは生徒会と自分が社会に裁かれてしまうと…。辛抱たまらなくなった如月。仲島を離して裏で何が起きているか見に行くことへ。
倒されていた木戸、猫木。
そして如月は青山には勝てないと直感。すると会長が表はもう騒ぎになってダメだと伝えにやってくる。一般客によって拡散されていく如月のいじめ動画。
『勝負はついたお前の負けだ』
完全勝利を確信する仲島。
放課後、会長と共に帰路へつく如月。ここで会長から愛の告白を受ける事へ。同時に如月も気持ちは同じだと伝えて、いきなり会長の唇を奪っていく。
『ごめん会長、これでお別れだ。悪評付きの状態では俺のプライドが一緒に居る事を許さない』
会長を守れるような器や状態ではない事を伝えていく如月。もっと相応しい男がいると伝えて告白を断ろうとすると会長が口を開きます。
『私が如月の罪を被るから』
その後、笑いが止まらない如月。
会長への対応はすべて自分の罪を会長に被ってもらう為の演技だった事が明かされます。自身の評判がこれで少しは回復していくと笑う如月。
そんな彼の前に白咲さんが登場。
ほとぼりが冷めるまで海外留学を考えていた如月。最後に白咲をいじめ納めにしようと考えますが…本性を露わにした白咲さんに返り討ち。
『…違う…こいつはいじめられっ子じゃない…こいつは…!?』
白咲からの制裁を受ける如月。
一方、生徒会編は終了を告げ、新たな波乱の幕開けを示唆する一幕へ。
73話ネタバレ
生徒会編となる文化祭を乗り越えた仲島。いつもの日常が始まっていく。日常は戻ったのだが仲島の通う高校はある変化が訪れていた。
仲島の通う矢場高校は姉妹校である場井高校に吸収合併されていたのだ。
ただ、クラスや教師なども変わりなく、今までと学校生活に大きな変化は訪れていなかった。そして今まで通り、白咲いじめを遂行していく仲島。
そんな中で矢場高校の生徒会会長から次期生徒会選挙に会長候補として立候補して欲しいとお願いされていく。断るも引き下がろうとしない会長。
『そこまでして俺に出て欲しい理由だけは興味があるな』
場面は変わって生徒会メンバーの様子が描かれていく。会長以外は皆、入院中であった。そして仲島達に負けて改心していた。よりダメージが大きかったのが如月である。
白咲によって廃人状態にされていた如月。
矢場高校と場井高校の悪魔達がぶつかり合って、潰しあえば良いとトチ狂った表情で笑いだしていく。完全に精神崩壊をした状態である如月だった。
74話ネタバレ
吸収合併された2日目。
会長の話を思い出してく仲島。どうやら会長では力不足らしいので仲島に協力の手を差し伸べてきたらしい。しかし、核心を伝えようとはしない会長。
取り敢えずは断っていつも通りの日常を過ごす仲島。
そんな中、場井高生徒のいじめ現場を目撃していく。仲島のヤバさを知らない場井高生徒。仲島を舐めていく。そんな彼らに自身のヤバさを伝える為、ハッタリで強者を演じていく仲島。
一先ず、場井高の苛め現場を治める事に成功する仲島。すると背後から声をかけてくる人物が一人。
『酷いですよね…これが一流のエリート学校、場井高校の実態ですよ』
仲島に喋りかけてきた人物…それは黒宮といった女子生徒であった。
75話ネタバレ
場井高の実態をさらに詳しく聞こうとしていく仲島。しかし、口を抑えられて場所を変えられていく。オープンな場所で実態の話をするのはタブーらしい。
女子便所の個室に連れていかれる仲島。
そこで場井高校の実態を教えてもらう事へ。場井高はスクールカースト上位が圧倒的な力を持っており、下位に属する人間は「下民」と呼ばれ人権のない実態が明かされていく。
そして、この風潮をより明確にしたのが場井高の現生徒会であると語っていく黒宮。
そして黒宮は場井高生徒会を潰すレジスタンスとして活動している事を明かしていく。ここで勘の良い仲島は気づく。会長が自分に会長候補を依頼してきた理由がこれに関係していると…。
同時に黒宮から会長が伏せていた核心を告げられていく仲島。
要は仲島に生徒会長の座を奪ってもらって学校を正常な状態に戻して欲しいと言うものだった。
厄介事に巻き込まれるのは御免な仲島。断っていくが生徒会役員の特権を聞いてやる気が漲っていく。それは一人一室の個室が手に入る事であった。
個室があれば白咲いじめを学校で遂行しやすいと考える仲島。急に生徒会の話が魅力的になっていく。
76話ネタバレ
新生徒会立候補者の紹介セレモニーが行われていく。
立候補者は仲島、田中を含む6名。特に問題児が現場井高の会長である徳光といった男子生徒であった。いじめを肯定していく徳光。
しかし、実際に彼の方針は場井高の模試成績を全国トップレベルにまで押し上げていた。
徳光と対峙して簡単には行かない事を感じ取っていく仲島。
77話ネタバレ
仲島、会長、黒宮の3人にて『仲島を生徒会長にさせる会』が開かれていく。
とにかく徳光信者の牙城を崩す必要があると熱弁していく黒宮。
その中で少なからず徳光に票を入れない場井高生徒がいる事が判明。仲島はその人物達の投票を自分に入れさせる事が目下の課題だと提案。
同時に会長は仲島の活動を支える後援会メンバーを採用しようと提案。
一方、徳光は既に後援会メンバーを募っており採用審査が始まっていた。そこには見慣れた顔が一人。緑田であった。彼女の思惑は自分をいじめてくれるであろう人物の近くにいる事だった。
そうなれば仲島が助けに来てくれると思っている緑田。
『次のいじめられ相手はこの人たちにしよう!』
そして徳光の後援会最終メンバーに選ばれて合格していく緑田であった。
78話ネタバレ
矢場高側ではいつも通り、白咲いじめが捗っていた。そんな中、白咲いじめから徳光潰しのヒントを得た仲島。黒宮に相談していく。
しかし、場井高出身者の徹底したセキュリティによって徳光の洗脳を解く事は難しい事が判明。仲島の名案は流されていく。同時に後援会メンバーに白咲を入れるつもりであった仲島。
教室に呼び出しており、黒宮と対面を果たしていく。
『えっ…白咲さん…』
白咲と黒宮…
実は中学生時代の同級生であった。
白咲さんの中学時代過去シーンへ。一人でほうける白咲さん。その背後で『ごめんね、白咲さん』と呟く黒宮の姿。ここで第7巻は終了。
いじめるヤバイ奴【7巻の感想】
遂に過去の白咲さんを知る人物が登場。
白咲さんとは真逆で名前にも黒といった文字が入っている黒宮さん。白と黒で交わらない2人なのでしょうか…。どことなくですが、黒宮さんには影がありそうな予感。
場井高を本当に牛耳っているのは黒宮では…なんて深読みしてしまいました(笑)
生徒会編が終わって再び、新たな生徒会編へ突入した「いじめるヤバイ奴」さらなる強敵を目の前に仲島は生徒会会長に勝ち上がる事が出来るのか…。
新たな章の突入で白咲さんの過去もベールを脱いでいきそうですね。まだまだ期待と楽しませてくれる展開が予想できる作品。興味が出た人は是非、チェックしてみてください☆彡
いじめるヤバイ奴
ただの「いじめ」ではありません。仲島は、クラスに君臨する「いじめっ子」。いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、彼女は毎日いたぶられた。憑りつかれた様にいじめる仲島は、どこか狂っていた。──そう、狂っていたのだ。この「いじめ」の真相。仲島は、「いじめ」を強要されていた。いじめられっ子の白咲さんによって。加害者になるという未知の恐怖。悲劇とは、彼のことを言うのだろう。
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