漫画「エリカふたたび」は「隣人X」を描く楠本哲先生の新作漫画。
大人になって帰ってきたエリカを描く「エリカ」の続編となる作品。腐りきったブラック企業で壮絶ないじめを受けていくエリカ。次第にエリカの抑え込まれていた本性が疼きだして暴走し始めていく!?
まさに恐怖のサイコホラー作品!
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エリカふたたび【ネタバレ】
1話ネタバレ
株式会社BULL商事にて働く閉野恵里佳(以下、エリカ)彼女は同僚の女性社員達に嫌がらせ、イジメを受けていた。
2年前に遡っていく。
エリカを置いて死んでしまった先生。その後、彼女は綾部先生の患者になった事が語られていく。場面は現実へ。彼女のメンタルクリニックに通うエリカ。
会社での悩みを打ち明けるエリカであったが綾部から貰っている薬を飲むと気持ちが落ち着くと明かしていく。
『エリカさんの病気はね…誰でも思春期に起こり得るもので…年齢と共に必ず落ち着いてくるから…!』
綾部を信じて綾部の言う通りに毎日、ぬか漬けを作るエリカ。
翌日、BULL商事の社長からパワハラを受けていくエリカ。その様子を見ていた女性社員達も煽っていく。昼休みになると弁当を捨てられていたエリカ。イジメグループのリーダー格である女・立花を睨み返していくと彼女から制裁を受ける形へ。
頭部を蹴られて、さらに散髪までさせられてしまう壮絶なイジメ。それでもエリカは薬を飲んで平常心を保って自宅ではぬか漬けを作っていく。
そんな中、彼女の前に女性社員の一人、葛城がエリカを心配していく。こんな会社はさっさと辞めた方がいいと。
『エリカ辞めないよ…だって明るくて楽しい未来が待ってるんだもん!』
葛城はエリカを家まで送ってくれる事へ。車内で社長からのセクハラを受けた事を明かすエリカ。そして葛城はカミングアウトしていく。エリカが来る前は自分が立花達に苛められていたと…。
初めは標的がエリカが移ってラッキーだと思っていたと明かす葛城。しかし、これでは立花達と同類だと思ってエリカに声をかけたと明かす。
後日、綾部に友達が出来たと報告するエリカ。あれから葛城はエリカと仲良くしてくれていた。立花達も手を出してこない状況が続く。そんな中、自分達を裏切ってエリカと仲良くしている葛城に立花の牙が向かっていく。
『てめぇが悪りぃんだからな…覚悟しなよっ』
その10日後…。
会社も休んでいた葛城。久しくエリカに連絡がかかってくる。彼女の身体はボロボロであった。彼女は立花の差し金で動いている男達に数時間もレ○プされていた。
『わたし…もう…生きていけない…』
そう伝えられた電話の先では鋭く鈍い音が聞こえてくる。葛城は車に撥ねられて死んでしまう。やっと出来た友達が死んでしまい、頭がグルグルとしていくエリカであった。
2話ネタバレ
綾部に友達が死んだ事を報告するエリカ。それを語る彼女を見て異変を感じ取っていく綾部であった。
数日後。
BULL商事では社長の戸崎の元へ葛城の兄である秀幸が訪れていた。葛城の死を悲しむ戸崎。涙を浮かべるも内心は下心を見せる外道であった戸崎。
さらに戸崎はエリカを社長室に呼んでは股間を咥えさせていた。脳裏では葛城がいなくなって寂しさを滲ませていくエリカ。
場面転換。
女子トイレでは立花が葛城の兄が会社に来ていたと取り巻きにこぼしていく。立花は葛城を監禁して知り合いの男達に犯させまくっていた。
『あんたたちも私が葛城をハメた事…口が裂けても言うんじゃないよ』
そんな秘密の会話を隠れて聞いていたエリカ。立花の前に出ていき、精神がおかしい状態になっていく。そんな彼女を見て立花はお前にも教えてやると一言。
その後、立花は同じ会社にいる彼氏である祐也と合流。葛城と同じようにエリカを仲間を使って犯して欲しいと伝えていく。
その夜、スタンガンで気絶させられて意識を失ってしまうエリカ。どこかの廃工場で目を覚ましていく。起きると目の前には覆面を被った祐也と裸の男達。
『頭がおかしくなるまで犯し続けるだけだからよ…』
男達の前で服を脱ぎ捨てていくエリカ。
『本当にエリカを愛してくれるんだね…』
彼女の身体を見て驚愕する男達。すぐに計画は中止。祐也は立花に電話してエリカはヤバイ事だけを伝えていく。
『やべぇよアイツは…どうしていいかわからねぇから…まだ閉じ込めちゃいるが…』
翌日。
会社には山中の廃工場で閉じ込めていたはずのエリカが訪れてくる。オフィスに入る途中まで綾部に言われた言葉を思い出すエリカ。しかし、綾部の言葉が現実になる事はなかった。
『先生…嘘ついた』
3話ネタバレ
休み時間、祐也は立花と合流。昨夜にあった出来事を語っていく。エリカの身体は胸が抉らえており、あちこちに火傷痕があったと伝えていく。すると背後からエリカが姿を現していく。
『その声…聞き覚えがあるんだけど…』
エリカの存在がウザい立花。彼女は自らエリカを制裁する事を決意。屋上へ連れて行く。屋上にてエリカに暴力を振るう立花であった。会社を辞めるまで追い込みをかけるとエリカを脅す立花。
その夜、自宅に帰ると家の前には綾部がエリカの帰宅を待っていた。彼女の様子がおかしい事に気付いて、取り敢えず経過観察する事へ。
翌日、会社には葛城の兄である秀幸が荷物の引き取りに来ており、エリカに挨拶をしていく。たった一人の大切な妹を失って肩を落とす秀幸。そんな彼を見て笑顔になるエリカ。
『じゃあエリカ…お兄さんの分も頑張るねっ』
そう伝えたエリカ。
その後、立花の彼氏である祐也に迫っていく。葛城を乱暴した事をバラされたくなければアパートに来てほしいと伝えるエリカ。
そのまま意識を失う祐也。
彼はエリカ宅の風呂に縛り付けられた状態で目を覚ましていく。
浴槽に水を貯め始めて、苛性ソーダも混ぜていく。身体が溶けていき、亡き者になっていく祐也。彼は死に際に一番甘い汁を吸っていた人物をエリカに教えていく。社長の戸崎であった。
4話ネタバレ
綾部はエリカの働くBULL商事に足を運び、社長の戸崎にエリカの様子で変な部分はないかと尋ねていく。綾部の質問よりも彼女の身体が気になってしょうがない戸崎。
そこへエリカが社長室へ訪れてくる。
彼女を心配する綾部であったが嘘つきは出ていけとエリカに怒鳴られる始末。またエリカは戸崎にお願いがあると伝えていく。
一方、女子トイレでは立花が怒っていた。
祐也と連絡がつかなくなったと…。彼に何かがあったと感じ取っていく立花。そして女子トイレへエリカが訪れる。
彼女が祐也の行方を知っていると感じて屋上に呼び出して追求していく。次第に立花の怒りは違った方向へ。
『ここから飛び降りてくんないかなぁ…』
しかし、午後の仕事時間も迫っていた為、ひとまずオフィスに戻る事にする立花と取り巻きの二人。しかし、屋上からオフィスに戻ろうとする立花だけを再び屋上に引き止めてドアを閉めていく。
『誰も邪魔できない…こっからは二人だけの世界』
エリカは立花の顔面を殴打。そのまま馬乗りになって続けて殴っていく。愛し合いたいと伝えるエリカは立花にキス。彼女の舌使いに全身の身体が抜けていってしまう立花であった。
快楽で抵抗できなくなってしまう立花。
『ひょっとしてもう濡れてる?股を開いて見せて…』
屋上でエリカにイカサレまくっていく立花。一方、屋上前には社長である戸崎も現れてエリカの説得に当たっていく。
しかし、屋上からは立花の喘ぎ声…。
一時がすると屋上のドアが開いて二人が戻ってくる。骨抜きにされた表情の立花。取り巻きがエリカに怒りを露わにする。
『いいの…私は大丈夫…行こ閉野』
この日を境にして立花はエリカの軍門に降っていく。
5話ネタバレ
エリカの敵は自分の敵と言わんばかりに彼女を守っていく事になる立花。取り巻き二人も変貌した立花を見て困惑していく。
一方、社長室では戸崎が部下に妹を紹介して欲しいと頼んでいた。断る部下の頭部をゴルフクラブで殴る戸崎。職権乱用で部下を脅していく。
屋上へ。
エリカにロマンスを求める立花。実は屋上での一件以来、キスもしてくれないエリカに欲求が高まっていた立花であった。そんな彼女にエリカは伝えていく。
『二人で社長さん…メチャクチャにしない…!?』
戸崎には若い奥さんと小さい子供がいた。
自宅と会社ではまったく違う顔を持っていた戸崎。
そして屋上ではエリカと立花のロマンス。
彼女に快楽を与えて思い通りに動かしていくエリカ。トラップを仕掛けるように指示を出していく。
『うまくいったらちゃんとイカせてあげるから…!』
それから2週間後。
戸崎の元へ娘・綾香の担任教師から連絡が入る。綾香の様子がおかしいと。すぐに小学校へ向かう戸崎。
保健室で戸崎の娘である綾香はガクガクと震えていた。すると戸崎の携帯に連絡が入る。相手は妻の礼子であった。電話の先からは妻のイヤラシイ喘ぎ声が響き渡っていく。
すぐに自宅へ戻るとカボチャのお面を被った女性が戸崎の妻を玩具でイカせまくっていた。
怒る戸崎はゴルフクラブで攻撃を仕掛けると背後からスタンガンで眠らされていく。背後から戸崎を襲ったのはエリカであった。社長への脅しは上手くいった事でエリカとのロマンスに期待する立花。
凄いのをあげると伝えるエリカ。
彼女はそのまま立花の首に隠し持っていたナイフを切りつけていく。
『お前はエリカの友達なんかじゃない…!』
その後、戸崎の意識が戻っていく。
目覚めると妻である礼子と立花の死体。そして戸崎の手には血で染まったナイフが握りしめられていた。
このタイミングで警察が戸崎宅へ。
彼はスマホに残された数々の証拠から逮捕される事に至っていく。
6話ネタバレ
綾部はエリカの働く会社の社長が逮捕された事をニュースで知って背景にエリカが絡んでいるのではないかと考えていく。エリカ高校時代の事件を思い出していく綾部。
彼女の周りでやたら人が死ぬのだ。
直感でエリカが関わっていると感じた綾部。彼女の主治医としてエリカの暴走を止める使命を感じていく。
公園で葛城のことを想うエリカ。そんな彼女の前に綾部が顔を出していく。
そして共同生活援助をするグループがいるので紹介していくことへ。
『嫌な事や悲しい事があっても仲間と過ごす事で元気になれるから!』
グループホームの所長である矢代は快くエリカを受け入れていく。
しかし、3日後。
綾部のもとへ連絡が入る。エリカが脱走したと…。その際、矢代はエリカに突き落とされて重症状態だと聞かされていく。さらにエリカが最後に残した意味深な言葉も告げられていく事へ。
『やっとわかった…』
窓から脱走する間際、最後に言い残した言葉。それを聞いて不穏を感じる綾部であった。そして一週間が経過。
ここから綾部の元へBULL商事の社員達が患者として何日も通院してくる事へ。全員が強い怒りを持ちながらも何かに怯えている様子であった。
今回の件でも背景に必ずエリカがいると判断する綾部。そして彼女の生活も脅かされる日々が訪れていく。
誰かに後を尾行られてる感覚。頻繁にかかってくる非通知電話。さらに自宅周辺をうろつくエリカの影。彼女の影に怯えていく綾部。そしてエリカの言葉、BULL商事社員の言葉を思い出してエリカの増悪が自分に向けられている事に気付く。
ふと寝室のドア付近を見遣るとエリカが立っていた。
エリカは告げる。葛城が死んだのも、エリカがイジメられるのも…ひとりぼっちなのも全て綾部のせいだと伝えていくエリカ。
『嘘つきは泥棒の始まりだよ…エリカがお仕置きしてあげる…!!』
その後、自宅でぬか漬けを作るエリカ。桶からは人の指が飛び出していた。さらにエリカは葛城に感謝をしていた。
エリカは葛城の兄である秀幸を自分の王子だと思いこんでいく。そして秀幸の妹になると決意。
『ありがとうほのかさん…エリカの王子様と出会わせてくれて…』
ここでエリカふたたびは完了
エリカふたたび【感想】
取り敢えずエリカといった女は得体がわからな過ぎて怖い…。前作を知っている方が楽しめると思うがサイコホラーとしては初見でも楽しめる作品になっていると思う。
表紙の顔がイッてしまっている女性がエリカである。常軌を逸している。どうやら今作で作者さんはエリカの可愛さ、一途さを描きたかったとあとがきで記されていた。
一途さはわかるが、可愛さは…(笑)
是非、怖い漫画を求めている人は是非、チェックしてみて欲しい作品!
エリカふたたび
かつて担当教師を恐怖の底に陥れた閉野恵里佳が大人になって帰ってきた!精神病院にも通い、明るく楽しい未来をつかむため前向きに生活していたが腐った会社でのパワハラ、セクハラ、壮絶ないじめに、彼女の本性が疼き始める…!?サイコホラー!
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