漫画「ドルメンX」3巻ネタバレ!アイドルから俳優に…!?厳しい現実を知る男性アイドル宇宙人!

ドルメンX(3)

漫画「ドルメンX」3巻あらすじ

2巻は、隊長とイチイが一緒に受けていたオーディション(最終まで進んでいた)で、イチイが役に選ばれたというところで終わった。

しかし、実は隊長も合格……というか、別の役(受けていたのとは別の役)に抜擢採用されていた、というのが3巻の冒頭となる。

ともかく、これで隊長とイチイは「リキミュ俳優」というものになったので、その稽古であるとか、そういったものが中心となって3巻の話は進む。リキミュ編である。

ドルメンX(2)

漫画「ドルメンX」3巻ネタバレ&感想

とりあえず役は決まったわけなので、今やっている(リキミュは長く続いている公演らしく、役者は代替わりしてずっと続いているということのようだ)リキミュの舞台をみんなで見に行く。イチイは気後れしてしまうのだが、隊長は大興奮している。武者震いというか……震えてはいないんだけどなんというかそんな感じである。

ちなみに隊長もイチイも主人公の役というわけではない(けっこういい役だけど)。主人公役は、実光修吾(じつみつ しゅうご)という少年。これがなんていうか、かなりの変人。大興奮状態のまま控室に挨拶に来た隊長に対し、のっけから言うことがこうだ。

「君……オレにキスできる?」

役の上での心構えでも聞いているのだろうか?と思った隊長は「多分いけます」と答えるのだが、返答は「絶対するなよ?」であった。何なんだ。なぜ聞いた。

修吾という少年は常にこういうキャラクターであるらしく、周囲からはフォローも入り、なにごともなくその場はお開きとなる。

さて、そんなこんなで稽古が始まる。稽古といっても演技の稽古からするだけではなく、なんとジョギングからやって体力づくりというスポ魂展開である。

ちなみに隊長は精神力はすごいのであるが体力はそんなでもないのであっという間に潰れ、ゲロを吐く。だが、修吾に一喝されて「イイ顔」で立ち上がるのである。

この先も隊長を中心として話は展開していく。隊長はいいキャラをしているのだが、演技にせよ実技(ダンスなど)にせよ、基本的に稽古についていけずかなり遅れが生じる。できていないとまずい類のことがなかなかできないのである。

その上、怪我をしてしまう。隊長は号泣する。「役から下ろされたくない!」と言って。

だが、周りは冷たい。「何言ってんの?」

「怪我したくらいで下ろされはしないよ?」
「怪我したまま舞台に上がるんだよ」
「みんな、そうやって満身創痍で舞台に出ているんだ」

そういう世界であるらしい。すごい世界だ。目が覚めた隊長、ここから見違えるように
稽古のペースを上げていく。今までできなかったことを一つずつこなせるようになっていく。

だが、本番直前の顔見せのリハーサル(本番ではないが、客席に人も入る)の日まで来て、隊長はとうとう本番で披露しなければならないはずの三回転半のターンがこなせなかった。

ここから先の展開が、正直良く読んでいてもわからない。いや、リキミュのリハーサルをやるのだが、どうも隊長がアドリブをおっぱじめて独走していくらしいのだ。ただ、「本来はどういうシナリオでどういう会話をするのか」をこちらは知らないので、見ていても何がどの部分がアドリブなのかということは分からない。

ただ、別にここはそれが分からないと読めないシーンというわけではない。

とにかく、ここでの(いちおうは演技の中の台詞なんだけど)リキミュの舞台の台詞というのが、とんでもなく熱い、熱血している台詞の応酬なのである。

そして隊長は、ぶっつけ本番(リハだけど)でついに三回転半を成功させるのであった。

さて、次は4巻である。4巻は一冊分で3冊分くらいのページ数があって、それで完結だそうだ。そこまで、御紹介におつきあい願いたい。


ドルメンX

ドルメンX

原作・著者高木ユーナ
価格693円(税込)

トップアイドルになれば、地球征服できんじゃね? ってことで、目指してみることにした隊長(クール系?リーダー)・イチイ(熱血系ムードメーカー)・ニイ(フェロモン系人気No.1)・サイ(インテリ系頭脳班)の顔だけはいい4人+ドルヲタ女子・ヨイ。手始めに「ジャノン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けてみるも、ナメてかかったらさあ大変! そこはキラキラだけどこわい、幸せだけど痛い、本気にならざるを得ない世界! 夢を仕事にしようとがんばる全人類に捧ぐ―― 「カッコいいって、何だ!?」

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