漫画「33歳独身女騎士隊長」ネタバレ感想!女騎士のエロと日常が破壊力抜群!

33歳独身女騎士隊長

異種族レビュアーズ』や『貞操逆転世界』の原作を担当している天原氏による、これは本人自作による漫画作品である。

月に4ページしか連載がないそうで、単行本が一冊出るのに3年かかり、これはその1巻目。

漫画「33歳独身女騎士隊長」あらすじ

あらすじは無い事もないのだが、基本的には各話完結方式で話が進んでいく。

そんなに劇的なことは起こらないし大きなストーリーの流れみたいなものもないので、ストーリーよりも小話が作品の中枢を占めている。

漫画「33歳独身女騎士隊長」ネタバレ

主人公は「王女護衛隊隊長」をやっているメイルという女騎士。33歳独身である。趣味と生きがいはオナニー。彼氏なし、そもそも男性経験もなし。腕は立つし有能なのだが、女としては割とひからびている(見た目はそんなに悪くないんだけどね)。王女の護衛隊なので、部隊の構成員は全員女騎士。もちろん男の騎士というのも存在しているが。

舞台となっているのはファンタジー風の世界である。といっても魔法も魔物も魔王とかも出てこず、人間ばっかりなので割とリアル系の中世風(あくまでもなんちゃって中世風)ファンタジー世界である。

ノリは軽いのだが、世界観そのものは割とシビアで、盗賊団に捕まって壊されてしまった部下だとか、そんなのが出てきたりもする。

大きなストーリーラインを言うと、まず王女護衛隊が護衛している王女というのは二人いる。一人目、姉の第一王女シルビア。二人目、妹の第二王女エメラ。血を分けた実の姉妹であるが人物像はまったく違う。シルビアは烈女である。既に離婚歴が二回だか三回だかあって、物凄いトラブルメーカーだがやり手の軍人・政治家でもあり、話の途中で決まった嫁ぎ先の国を事実上のクーデタに近いやり方で乗っ取ってしまう。なお、嫁いだ先でまで護衛隊は仕事をしないので、シルビアを嫁ぎ先に送り終えてからは一応エメラの護衛だけが仕事になる(いつまた離婚して戻ってくるか分かったものではないのだが)。

エメラの方は純真無垢な小娘である。あまりにも純真無垢すぎて、「赤ちゃんってどうやって作るの?」レベルのことをずけずけと聞いてくる。素で。年もシルビアよりはだいぶ下だし。ちなみにあまりにも素なのでみんな困っており、誰も教えられない。最終的には姉のシルビアが教えることになるのだが。

シルビアが嫁いでしばらく経ってメイルもそろそろ休暇を取れるか、というタイミングで、シルビアの妊娠が発覚し、この国の決まりではその時点で大々的な婚儀のパーティーをやることになっているので、エメラも連れて(王様や王妃様も行く。ちなみに王妃の護衛隊というのも別に存在して、メイルの隊より格上である)嫁ぎ先にまた向かうことになる。

大々的に披露宴的なことをやって、帰るのだが、ついでに大きな盗賊団のアジトを二つばかり潰していくことになる。メイルの部下だった女騎士が五人ばかり、救出されるのだが、三人は廃人になっており、残りの二人は調教されて色情狂になっていた。二人は自らの意志で転職し、高級娼婦になるのであった。主な筋書きはその程度。

漫画「33歳独身女騎士隊長」感想

33歳独身女騎士隊長

喪女の日常をユーモラスに、ドライに描いた漫画である。職業的なこともあり、経験そのものの乏しさもあり、女子力は著しく低く萌えみたいなものは全然ないのだが、なんていうか心情描写の生々しさみたいなものがいい感じを出している。

というか、天原氏の漫画はツイッターでよく一コマ漫画や数コマ程度の落書きっぽい漫画が公開されていて、普段から拝見しているのだが、それに近いノリが楽しめてよい感じである。

多少客を選ぶ部分はあるのだが、最も「コア」な天原作品だと言うことができよう。


33歳独身女騎士隊長

33歳独身女騎士隊長

原作・著者天原
価格900円(税別)

ブラック業務に忙殺され、出会いもなく、たまの休みは酒飲んでオ○ニーして眠るだけ。気づけばとっくに三十路を過ぎて…いまだ処女。そんな女騎士隊長「メイル」と仲間たちの奮闘記。奇才・天原が自らの筆で描くオトナ向けファンタジーコメディ! ついにファン待望の単行本化!!サクッと読める1話2ページ構成のショートギャグを、満足ボリュームの全60話収録。

今すぐ試し読みする