異種族レビュアーズ【5巻ネタバレ感想】初期キャラも再登場!

異種族レビュアーズ(5)

アニメ版も無事完走終了した『異種族レビュアーズ』、5巻である。

異種族レビュアーズ【5巻】あらすじ

異種族レビュアーズ(5)

いつも通り基本的には各話完結方式で、サキュバス店(この世界での娼館の呼び方)の紹介が描かれているわけだが、今回はアニメ版の放映を受けてという事情があり、1巻2巻で出てきたキャラクターが再登場するエピソードが若干多くなっている。

異種族レビュアーズ(4巻)

異種族レビュアーズ【5巻】ネタバレ

異種族レビュアーズ(5)

女体焼肉 火竜(サラマンダー)

一巻で出てきた、サラマンダーと呼ばれる高熱の身体を持つ種族のやっている風変わりなサキュバス店が再登場。一巻当時はクリムヴェールしか女の子の相手をできなかったのだが、今回は魔道士デミア(2巻初出)が開発した完全耐火リングなるものを装備して、スタンクとゼルと、なんと今回はデミアがレビュアーに参加している。魔法で生やしてことに及んだそうである。

天使とデミア

今回はサキュバス店のお話ではない。クリムヴェールではない方の天使(いまだに名前不明)が出てきて、デミアに接触していく。

人間の店

今回はサキュバス店の店ではあるがレビュアーズの話ではなく、ゼルが一人で登場する話である。今日が水揚げだという人間のサキュバス嬢の相手をするのだが、その相手というのが、実は一巻一話で登場する50歳の人間、ミツエさんの若き日の姿であったという、つまり回想エピソードだ。

アラクネの巣

蜘蛛の下半身を持つ、アラクネという種族のお店。冒険者向けのダンジョンを模したつくりの店になっており、アラクネに攫われてエッチなことをされてしまう、という趣向。しかしレビュアーズは冒険者レベルが高すぎるので、本来クリアされることを想定されていないダンジョンを攻略してしまったり、逆にアラクネを捕獲してやりたい放題をしたりと、自由に楽しむのであった。

肉体言語

最近、冒険らしい冒険をせずレビュアーの仕事で暮らすようになったおかげで身体がなまってしまったスタンクが、スポーツジム兼サキュバス店みたいなコンセプトの店「肉体言語」に行く話(インストラクターが相手をしてくれる)。2巻で出てきたイメージサキュバス店、「おかしらのアジト」の店長ウリゴさんがここで汗を流しながら兼業をしていることが分かり、スタンクはウリゴに相手をしてもらう。

ウンディーネ

ウンディーネという身体が聖水でできている種族の店に行く、それだけの話なのだが、今回はスタンクらは別の店に行っていて、クリムヴェールと、普段あんまり出てこないメンバーがレビューをする。ラミア族のナルカミ、フェアリーのルルゥ、悪魔のサムターンである。変わった種族の四人組なのでなかなかお店が決まらなかったのでウンディーネにしたのだが、サムターンは聖水が弱点なので死にかける羽目になったのであった。

異種族レビュアーズ【5巻】感想

異種族レビュアーズ(5)

2巻くらいの時に、正直「これ、この先ネタ切れとかにならないのだろうか」と心配した覚えがあるのだが、実に5巻まできてダレることもなく続いている。いやはや、天原(原作者)氏の想像力は、ツイッターで描いている小ネタなど見ていてもしみじみ思うのだが底が知れない……。

ところで今巻、「肉体言語」のエピソードの中で、スタンクの本名が(多分本編では)初めて明かされている。スタンク・トライカルコ。わずか12歳のとき、大人が出る剣術大会に出場して優勝をかっさらったこともあり、知る人の間では天才剣士として名高いのだそうだ。まあ、冒険者としてトップクラスであることは初期から匂わされていましたしね。

一方、話が進むごとに風俗通いにのめり込んでいっているのはクリムヴェールである。酒場の自室にデミアのデコイを持ち込んで事に及んでいたら、同僚のメイドリーに見つかってがっつり怒られたりしている。南無南無。


異種族レビュアーズ

異種族レビュアーズ

原作・著者天原 / masha
価格682円〜726円(税込)

足しげくムフフなサービスをしてくれるサキュバス嬢のお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。決着の方法は、嬢のレビュー!?

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