クダンノゴトシ、三億円事件奇譚 モンタージュ等を描く渡辺潤先生の新作漫画「デガウザー」です。電子書籍ストア「BookLive!」にて先行配信中!
この漫画は世界的都市伝説として語り継がれる「フィラデルフィア計画」を元ネタにある1人の男が国家から狙われる驚天動地のサスペンス劇場が繰り広げられていきます。
まさにこのWikiに記載されていることがそのまま作中で起こり、オリジナルストーリーが展開。
実力派が描く本格サスペンス漫画となり、注目の作品となっています!ではでは注目の1巻を読んでみましたので内容をご紹介。
漫画「デガウザー」ネタバレ
主人公は矢口求(やぐちもとむ)、元プロボクサーの青年。
彼は多額の借金を背負っていたが、とある仕事(貨物船の荷物運搬)で借金を返済できるだけの給料が手に入ると紹介され、来光丸といった貨物船に乗船する。
来光丸の船内は矢口のように借金を背負った男衆が複数人。どの面々もいかにも…といった感じの面構え。
矢口達の前に今回の仕事依頼をしたYM東洋貨物の五十嵐といった男が登場。最低限の必要事項だけを述べてその場を後にする。そして乗船した人間たちで一悶着ありながら、衝撃の展開を見せていく。
突如、磁場に襲われる貨物船…
ここからはまさにフィラデルフィア計画そのもの。
和気あいあいとして酒を飲んでいた矢口は急に腹痛に襲われてトイレ。用を足していると突如、船内が磁場に襲われてしまう。
どうやら計画は失敗に終わったようで、謎の人物が意味深な発言。
トイレから出て、部屋へ戻る矢口であったが目の前の衝撃的な惨状に言葉を失ってしまう。一緒に乗船していた乗組員の地獄絵図であった。
身体が焼け焦げている者、鉄板と身体が同化している者、身体が爆発したように飛散している者。
唯一の生き残りが矢口であった。
命を狙われる元プロボクサー
惨状を目の当たりにしていると乗組員に説明をした五十嵐が銃片手に登場。
「実験は失敗か…」
ボソリと呟き、虫の息がある乗組員を次々に銃殺。五十嵐に見つかった矢口も銃口の的になるが海へ身体を投げ出して何とかその場から逃げ切ることに成功。
目が覚めると病院内におり、刑事が二人。
船内で見た事件を必死で説明するが相手にされず…。
謎の男登場で人生が入れ替わる…!?
病院内で矢口の目の前に現れた二人の刑事。実は貨物船の事件の裏事情を知っており、生存者である矢口を抹殺しようとしていた。刑事に命を狙われることになる矢口の前に何やら事情を知っていそうな男が登場。
矢口を助けてくれる。
その男の名前は藤明虹(ふじあきこう)。二人の刑事を処分して矢口に本題を突きつける。
「ボクはキミになり、キミはボクになる」
互いの人生を交換する提案を受けた矢口。現在の状況を考えて藤明の提案を渋々ながら承諾することに。
藤明虹として生きることになった矢口。
しかし、藤明は何かの秘密を握っており、謎組織から追われる身。
藤明を捕らえようと組織の人間が模索し始めていく。
そして藤明の家に到着した矢口。家のブレーカーを入れると船内で起こった磁場が再び身体を襲ってくる。磁場の発生源に向かうと藤明を捕まえようとしていた3人の男が焼け焦げていた…。
その1人が意味深発言を…「お前も世界を救済したいんだろ? デガウザーの力で…」
状況が掴めず呆然と立ち尽くす矢口で1巻は幕引き。
漫画「デガウザー」感想
ドキドキ、ハラハラさせてくれる本格サスペンス漫画。
ここから矢口は全てを解き明かそうと行動するようですが、藤明を狙う組織から追求の手が迫ってくるようです。
フィラデルフィア計画は戦艦を検知するレーダーに対して不可視化する実験だったようですが、作中ではどのように扱われてくるのか…。軍事武器としての完成形を求めているが為に鍵を握る藤明を追っているのでしょうかね。
最後には磁気を発生させるテスラコイルも登場。謎が謎を呼ぶ展開に早く続きが読みたくなりました。
嘘か真かわかりませんが、軍事的都市伝説を元ネタに実力派が描くオリジナルストーリー「デガウザー」。魅力的な展開で今後、目が離せない注目作品になっていきそうです。
興味が出た人は電子書籍ストア「BookLive!」にて先行配信中!また試し読みも可能なのでチェックしてみてください☆彡
デガウザー
『三億円事件奇譚 モンタージュ』の渡辺潤が描く新境地!借金を返済するため、貨物船の臨時作業員として船に乗り込んだ矢口求。しかしそれは、壮大な人体実験の幕開けだった。突如船が大きく揺れ、猛烈な頭痛とともに目の前の光景が歪み始める。状況を把握するべく動き出した求の前には、想像を絶する凄惨な光景が広がっており…。世界最大の都市伝説「フィラデルフィア計画」と現代社会が絡み合う、驚愕の国家転覆サスペンス!!
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