長いので正式タイトルを記事中に出したくない『チー付与』、第2巻である。
チート付与魔術師【2巻】あらすじ

ざっくり短く説明すると、「すごい魔法の剣を求めて、すごい魔法の剣があるダンジョンに挑戦しに行く」。そしてその冒険の途中で次巻に続く、となる。
チート付与魔術師【2巻】ネタバレ

主人公レインは半人前未満の冒険者(付与魔術師としてはチートだが、冒険者としては完全に新米のぺーぺー)なので、一人で行くわけではない。ドラゴン退治で一緒だったリリィ=フラムベルと、あとマーガレットという剣士が同行する。
リリィはずっと以前にその「光龍の遺跡」というダンジョンに挑戦し、仲間が全滅して、自分ひとりだけ生還したという過去がある。そのときの記憶は(なぜか)喪失していて、詳細な事実、何があったのか、などということは分からない。
マーガレットは、そのときに全滅したパーティーメンバーの一人の妹である。リリィ=フラムベルのせいで姉が死んだものと信じており、復讐を企んでいて、そのためにパーティーに参加する。ついでに、ギルド「王獣の牙」が放った二人組の刺客に情報を流したりもしている。
光龍の遺跡には無事到着する。装備に付与魔法はばっちりかけてある。といっても、+10000とかではなく、他人の装備には+300までしかかけられないという制約があるようだ。レイン自身の使う武器については、安物の剣を20本くらい持ってきていて、それを壊れるはしから交換して使う、という作戦である。
さて、光龍の遺跡の中で冒険していたら、紙切れが落ちていた。「リリィ=フラムベルが我々を殺した」と書いてあった。マーガレットがこれを見て激昂する。彼女はもともと、仲間として同行するためではなく、リリィ=フラムベルの悪行の証拠を見つけてやろうと思って同行していたのであるから当然ではあった。
で、マーガレットはあやうく敵対する一歩手前まで行くのだが、結局、その紙切れは「フェイク」であった。例の「王獣の牙」が放った刺客の二人組の片方が、リリィとマーガレットを対立させるために仕掛けた偽情報だったのである。
その「片方」であるところのチンピラ(本当は格の高い冒険者らしいが、人間性の品がだいぶ低いキャラクター)が、三人組に取っ捕まる。でも本命はもう一人の、「暗殺者ミラベル」という少女の方である。気配を完全に消す能力を持っているので、冒険者としてはともかく、暗殺者としては大変に優れている。
ところで三人は腹が減った。暗殺者に狙われているが、いつ襲ってくるかなんてわからないし、腹を減らしたまま警戒を続けるにも限度がある。そこで食事にする。が、食事をしていたらミラベルが近寄ってきた。
「あいつも飯が食いたいのか?」みたいな間の抜けたことを言い放つ間の抜けたレインであるが、ミラベルはそれどころではない。
何がどうしたって、光龍の遺跡の主であるところの「燐光竜」というドラゴンに遭遇してしまったため、レインたちに協力を持ち掛けにきたのである。「いま人間同士で争っていたら全員死ぬ」と言って。
というところで、次巻に続く。
チート付与魔術師【2巻】感想

自分でこんなことを言うのもなんだが、このネタバレ解説、この作品の「面白さ」というか「ヤバさ」をまったく伝えられていなくて忸怩(じくじ)たる思いがある。
この作品はそういう、まともな筋書きのふつうの「なろう小説」を、なんか変な味付けをして変なノリでコミカライズしているところに持ち味があるのだが、そのネタを文字で説明するのは2巻までの内容では難しいのである。
というわけで、ここの文章はぶっちゃけ流し読みしていただいても結構であるので、3巻の解説の方を是非読んでほしい。お願いします。

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する
魔力を使い武器や防具を強化する強化魔術師レインは、ある日ギルド内の全ての武器防具が十分強くなったという理由で所属ギルドから追放されてしまう。あまりの理不尽な仕打ちに、レインはこれまで強化していた魔力を返してもらうことにした。これまで様々な装備に付与してきた膨大な魔力。とりあえず適当な銅の剣に付与したら、強化ポイント+10000のチート装備が誕生してしまい!?戦闘経験ゼロの魔術師が、どんなものでもチート装備にできる魔法で新たな冒険者ライフを気ままに生きることに!!
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✅ チート付与魔術師【3巻ネタバレ】原作から逸脱する人気作品…その片鱗が見え隠れしていく!?
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