チェンソーマン(チェーンソーマンじゃないぞ)、9巻である。
チェンソーマン【9巻】あらすじ
前巻まで続いていた激しい戦いが終わり、アキとデンジとパワーはとりあえず日常の中に戻ってくる。戻っては来るのだが。
戦いの痛手は大きかった。暴力の悪魔、サメの悪魔は戦死。天使の悪魔は両腕を失い、戦線離脱。アキは左腕を失った。デンジだけは(再生能力が高いということもあり)元気なのだが、パワーは闇の悪魔との戦いがトラウマになってPTSDを発症している。
日常生活すらままならなくなったパワー、デンジにお風呂に入れてもらったりしている。パワーの方からそうせがんだのである。
デンジは「なんでだろう全然エッチな気分にならない」とか言っている。
あと、パワーがデンジに血を吸わせるシーンもある。はたから見るとまぐわっているようにしか見えないのだが、デンジはやっぱりそういう気分ではないらしい。まあ、パワーのPTSDが深刻なのは一話だけで、次のエピソードではだいぶ回復しているのだが。
さてこの先の物語は何をどう書いてもえぐいネタバレになっていくので、あとはネタバレ欄に進もう。
チェンソーマン【9巻】ネタバレ
公安を挙げて「銃の悪魔討伐」の作戦が実行に移されることになるのだが、いろいろ心境の変化があったアキ、「参加したくない」とか岸辺隊長に言い出す。デンジとパワーという家族ができたことで、アキにも大きな心境の変化があったのである。
さて、その意思はリーダーであるマキマにも伝わる。マキマは、アキはそう望むなら討伐に参加しなくてもよいがデンジとパワーは強制参加だという。それでは意味がないので、アキも結局やむなく参加の意思表明をすることになる。
そこで作戦の全容が説明されるのだが。
なんと、銃の悪魔はすでに何者かによって倒され、その肉片はバラバラにされて各国が少しずつ分け合う形になっているのだという。とんでもない話である。
その夜、アキは契約対象である未来の悪魔を呼び出す。未来の悪魔の予言(といっても、何せ未来を見る悪魔なので100%当たる)によると、「アキとパワーはデンジにグチャグチャに殺される」のだという。
そのあと、アキは入院中の天使の悪魔に会いに行き、ふたりでマキマのところに向かう。どんな悪魔とでも契約するから力をください、というアキに対し、マキマはとんでもないことを言い出す。
「ならば、私と契約すると言いなさい」
そこで場面が変わって、アメリカ大統領が出てくる。彼はマキマの正体を知っている。契約している(らしい)銃の悪魔にアメリカ国民の寿命の一年分を捧げ、「マキマこと“支配の悪魔”を殺してほしい」と願う。
直後、再出現した銃の悪魔が日本に襲来する。膨大な死者が出る中(マキマも例によって死ぬが、またすぐ生き返る)、マキマと銃の悪魔の戦いが展開される。もっとも何が起こってるのかはよくわからない。場面変わって、デンジとパワーのいる早川家。
チャイムを鳴らす者がいる。ドアの向こうにいたのは、銃の悪魔に体を乗っ取られ、魔人と化した(多分。そう説明されているわけではないが)アキであった。
デンジはなんとかアキを止めようとするのだが、理性を喪失しているアキには届かない。結局、デンジはアキをチェーンソーで貫いて殺した。殺すしか止めようがなかったのだ。
その場面を見て、未来の悪魔が笑う。「どうだ、言った通り最悪の死に方になったろう」。
チェンソーマン【9巻】感想
いやあもう壮絶の一言である。なんともかんとも、感想の言いようもない。面白いことは面白いが、とても辛い内容だ。
ちなみに、10巻以降も引き続き辛いですが、是非読みましょう。
チェンソーマン
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
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