チェンソーマンの第二部がようやく始まった。
もう既に二部の単行本が二冊も出ている段階だが、ともあれご紹介していこう。いちおう補足すると11巻までが1部、12巻巻頭から2部スタートである。
チェンソーマン【12巻】あらすじ
二部の最初の数話には一部の主人公デンジが出てこない。意表を突くスタートとなっている。
いちおう二部の主人公のような立ち位置にいるのが、三鷹アサという女の子。高校生。チェンソーマンことデンジと、実は同じ学校に通っている。一部の終わりらへんで説明された通り、2部は「学園編」である。
もっともチェンソーマンであることに変わりはなので、容赦なく人が死ぬ世界観はそのまんまだが。
チェンソーマン【12巻】ネタバレ
アサはクラスで浮いている。いじめられているというほどネガティヴな浮き方はしていないが、とにかく浮いてるし、本人もあまり学校に適応できていない自覚がある。一つには、悪魔に両親を殺されているせいで気難しい性格なのである。
一部から二部のあとで世界の雰囲気が多少変わったのか、それとも元からこうだったのか、この作中世界では「すべての日本国民のうち35%は、寿命を迎えられずに悪魔に殺されて死ぬ」。そういうハードな世界観になっている。高校生たちの中にも、悪魔に襲われて体に障害などを負った人間がけっこういるような感じ。
さて、冒頭でクラスに「鶏の悪魔」というのが現れる。悪魔だが、しょせん鶏なのでザコである。コケピーと名付けられ、飼われることになる。明らかに『タコピーの原罪』のタコピーのもじりっぽいが、それは気にしないことにしよう。
クラスで浮いている主人公だが、親しくしようとする生徒もいる。委員長と呼ばれている、いい子風の少女。委員長に手を差し伸べられ、いい感じにクラスになじみ始めるアサ。しかし、ある日コケた拍子にコケピーをうっかりつぶしてしまい、(コケピーは内臓はっちらかして死んだ)、前以上にクラスで後ろ指さされるように。
実は誰のせいでそうなったかというと委員長が足をかけて転ばしたからである。委員長は担任の教師とデキていて、担任の教師がアサに好意を抱いているので嫉妬していて、そもそも悪意から近づいてきたのである。
正義の悪魔なるものと契約した委員長、アサを殺そうとする、というか殺したのだが、突然現れた「戦争の悪魔」がアサの体を乗っ取って委員長と教師を殺害する。
それからしばらくアサと、ヨルと呼ばれるようになった戦争の悪魔の、都合上の共同生活が続いていくことになる。アサはデビルハンター部なる部活に入り、そこで友達ができる。女の子が一人と、第一部で出てきた吉田ヒロフミというキャラクター。実は彼、高校生だったらしい。
で、まもなくデンジも登場する。普通にチェンソーマンとして活動していて、理由を吉田に問われて、「正体がバレたいから活動してる。だってバレたらモテると思うし」だそうである。
12巻時点では、まだアサとデンジの間には直接的な接点はない。チェンソーマンに(悪魔から)救われるシーンが一回あるだけ。というわけで、次の13巻へ続く、となる。
チェンソーマン【12巻】感想
第二部が始まったとき、まったく知らないキャラクターばかり出てくるので、「なんだこりゃ」となっている読者が多かったのだが、割とあっけなく既知のキャラクター、それにデンジも登場することになりほっと一安心ではある。
ただ、デンジは向こう側に置かれていて、いちおうアサの視点がメインになって進んでいく感じではあるのだが。
12巻だけピックして語るべきことはあんまり言うほど無いので、さくっと次の巻に進むとしましょう。
チェンソーマン
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
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