足掻く・9巻ネタバレ

菊池直恵先生が描くヒューマンドラマ漫画「足掻く」最新刊となる第9巻。今回は梶原と少年が出会い、彼の力を利用して「金」を稼ごうとする過程まで描かれていきます。

梶原と少年の能力の違いなど興味を注がれる情報も多数。

一方、少年の母親はキャバクラに訪れた感じの良い客に惹かれ始めていく。待っているのは幸せか…それとも不幸か…何かが起こりそうな不穏な気配を感じる内容にも仕上がっています。

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足掻く

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足掻く(8)

足掻く【9巻】あらすじ・ネタバレ

『駅まで歩いて5分』

そう呟いて母親・サクラの財布から1万円を抜き取って家を出ていく少年。時間は午後2時。

少年が駅前で合流したのは梶原。
とりあえず二人は近くのファミレスへ移動。腰をかけてゆっくりと話していく事へ。

『あんたが見えたのはこの店のこの席』

その言葉を聞いて確信を持つ。梶原。目の前にいる少年が過去の自分と同じ未来を見る事が出来ると…。

少年は梶原に尋ねる。
この力を利用してどうすれば金を稼げるのか。

その前に梶原は少年にいくつかの質問をしていく。未来を見る能力についての質問である。いつから見えるようになったのか尋ねる梶原。

彼は小学生3年の時に初めて見えた事を語っていく。それから何回か、脳裏で見えた未来を梶原に告げる少年。

少年の見る未来は死だった!?

少年の見えていた未来を聞いて梶原は思う。

『つまり君は人の死が見えるのか?』

少年は頷く。
見たくもないのに勝手に人の死の未来が見えると。次は逆に少年が梶原に訪ねていく。いつから見えているのかと。

梶原は中学生まで見えていた事を伝えていく。当時を思い出していく梶原。彼の未来を見る能力は若干、少年と違っていた。少し先の人の行動であったり、テストの答えが見えたり。

自分が未来を見る力がある事を悟った梶原は力を使いまくったと明かす。主に利用したのはテストのカンニングだと答える梶原。人から凄いと褒められたかったと本心を明かしていく。

『なにそれ?すごいって言われたからなんなの?』

圧倒的に冷めたテンションで辛辣な言葉を吐き出していく少年。彼の言葉が心に突き刺さる梶原であった。そして高校に入学してから一気に未来を見る力が衰えて次第に見えなくなったと語る。

ただし、少年の力は昔の自分より未来を見る力が強いので同じになるとは限らないと伝えていく梶原。同時にこの力を利用すれば金を稼ぐ事は簡単であると伝えていく。

金を本当に稼げるかテスト開始

梶原は大人の協力があれば金を稼ぐ事は簡単だと伝える。そして分け前がもらえるなら協力する意思を見せていく。

『いいよ、金が手に入るなら』

少年がどうしてそこまでして、金を欲しがっているのか疑問だった梶原。訪ねていく。

少年の目的は金を稼いで母親を夜の仕事から解放させてあげたがっていた。サクラの為に金を稼ぎたい少年。納得した梶原は1回だけテストをさせて欲しいと伝えていく。

自宅に戻った少年。起きていたサクラに昨夜の出来事を説明。ボーイの梶原が来て、ベッドに乗せてそのまま帰っていったと。少年の言葉に上の空状態のサクラ。携帯を見ながら少し笑みがこぼれていく。

一方、キャバクラ店舗。
梶原を呼び出すサクラ。昨夜、迷惑をかけてしまった事を謝罪。彼は誰にもサクラの秘密は話さないと伝える。ホッと安堵したサクラは梶原にある相談を持ちかける。

サクラの客として店に訪れている高野といった客。サクラは彼に心のときめきを覚えていた。

『お客さまなのに…また会えると思うと私の方がドキドキしちゃって…』

高野とサクラが下手したらくっつく可能性があると懸念を示す梶原。そうなった場合、少年はどうするのか…彼の異質性に気付いている梶原。

少年から伝えられた辛辣な言葉を思い出すと同時に力の正しい使い方は少年が言う通り、金稼ぎに使うのが有効だと思っていく。

店にはサクラが気になる客。高野が訪れる。髭面で優しい笑顔を持つ男性。

同時にこの日は月曜日。梶原のテスト結果が少年に伝えられる日であった。サクラの自宅に足を運ぶ梶原。そして少年と対面。

『結果は?』

梶原が少年に行わせたテスト。それは宝くじの一種である4桁の数字を予想して当てるくじの当選番号を見てもらう事であった。

結果の前に忠告をする梶原。
力を利用して金を稼ぐ件は自分と少年だけの秘密。自分達の関係もサクラには秘密。そして分け前は半々である事。俺たちは対等であると伝える梶原。

そして結果を見せていく梶原。
月曜日に当選結果が出る宝くじ。見事に少年の予想は的中。110万円を手にする二人であった。

ここで第9巻は終了。

足掻く【9巻】感想

二人の出会い、企みが具体的に描かれていく第9巻。良好な関係に見えるのだが、どう転んで梶原は少年に命を狙われる状況になっていくのか。そしてサクラと高野。

高野といった男の笑顔は非常に優しい。しかし、何か裏に孕んでいる可能性もあり。

何が良くない事が起こりそうな気配を感じずにはいられない雰囲気を醸し出していく。注目して読んでいきたい漫画である。本格ヒューマンサスペンスがお好みならオススメしたい漫画。是非👍


足掻く

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原作・著者菊池直恵
価格132円(税込)

見えない貧困。見たくない心の中。前作『堕ちる』でエリート家族の奥深い暗闇に踏みいって大反響を巻き起こした菊地直恵氏の最新衝撃作!今回は、今まさにはびこりつつある見えない隠れ貧困。一見貧困とは思えない外見なのに実情は火の車。そんな若者の奥底でどんなどす黒い心が動いているのか…家計が危機に瀕した家庭からけなげにバイトで学費を捻出して夢を目指す女子学生。その生活はまもなく破綻しようとしていた。目の前に現れた同じ境遇の苦学生と恋仲になるが…その先に待っていたものは?

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