漫画『裏林檎』は原作:かざあな先生、作画:淀壱先生のタッグで描かれる恐怖の復讐代行サスペンス。人間の負の部分に焦点を当て、ゾッとするような恐怖を味わせてくれる作品。
ミステリー要素も含まれていて、個人的に面白かった。今回は裏林檎の第1巻を読んでみたので内容や見所をご紹介していきます。
ちなみにグロ要素も少し含んでいるので耐性がない方は閲覧注意な漫画です。
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裏林檎【ネタバレ】
冒頭、2人の白と黒の制服を来た少女がビルの屋上に…『因果に呑まれて死ぬのなら、いっそ毒リンゴを食べなさい』と黒い制服の少女が語りかけていく。
時間は遡って、ビルの屋上での出来事に至るまでの過程が明かされていく。
ビルの屋上にいた白い制服の少女、灰谷硝子(はいたにしょうこ)はアイドルグループ『シンデレラ』のメンバーである事が明かされていく。アイドルとしての頭角を現してきてMCを任されるように。
イベント後、グループ一番の人気アイドルである田母神継子(たぼがみけいこ)がMCを頑張っていた硝子に挨拶をしていく。一瞬だけ冷淡な表情で硝子を見つめる継子。
その後、トイレにて呪文のように『○ね』といった負の感情を漂わせて硝子の写真を眺めていく継子。闇の深さが伺える(笑)
始まるアイドルグループ内のイジメ…!?
翌日、学校へ遅刻する硝子。
丁度、転校生の紹介が始まっていた。おかっぱ頭のお人形さんのような黒い制服を来た少女。名は白波雪子(しらなみゆきこ)。彼女は硝子の隣の席へ。
硝子の家族は飛行機事故で母親、父親共に他界した事が明かされていきながら、彼女はネット掲示板にて自身の誹謗中傷が書かれたスレッドを発見。
このネット掲示板の書き込みがきっかけとなり、グループメンバーは硝子を省いていったり、小さいなイジメを開始していくように。具体的には靴の中に画鋲、衣装を隠す等…。
『硝子なんかにトップは絶対渡さない』
ファンのオタクを利用して硝子の嫌がらせを企てていく継子。そして硝子に対する嫌がらせは日を追うごとにエスカレート。スタジオでは天井からライトが振ってきて、命の危険を感じたり…。
極めつけは硝子が家族のように大事にしていた鳥のピー子。硝子の住まいの配達ポストにピー子の死体が無残にも詰められていた。ピー子を失った硝子は生きる気力を失い、ビルの屋上へ
飛び降りようとした時、彼女の自殺を止めるのが雪子であった。そして冒頭の場面である。
物語が裏返る?死を代償に復讐が始まる!
シンデレラのおとぎ話を語りつつ、有無を言わさず硝子に毒リンゴを食させていく雪子。
『物語は裏返った、死を代償に復讐は必ず遂げられる』
そして雪子は蛇原、いぶきといった2人を連れて、継子へ協力するオタクと邂逅。尋問を始めていきます。ネット掲示板にて硝子の誹謗中傷を仕掛けていたオタク。
蛇原がお仕置きと称して警棒で彼を拘束しようとしますが、返り討ちに。続いて相手をするのが小柄な少女であるいぶき。人外な力であっさりとオタクを仕留めて拘束していきます。
拘束されたオタクは雪子の尋問と拷問を受けていく事へ。
場面は変わって継子。
レッスンを終えてスタジオから出るとオタクが待ち構えていました。裏路地にてスタンガンで継子を失神させて拉致。
四肢を拘束された状態で目覚める継子。
必死で逃げようともがきますが力が入らない事に違和感を感じていきます。オタクは継子が気絶している間に両足を切断。継子を歩けない体にしていました。
謎を呼ぶ復讐代行グループ
裏林檎といったカフェで寝ている硝子。
流れているニュースでは継子が行方不明になった事、付近で怪しい男がいた事など報道。
そして目が覚める硝子は自身が生きている事に驚きます。
雪子は硝子が食べたのは只のリンゴであったと説明。様子を見ていた蛇原が珍しがっていきます。
『本来なら復讐者は復讐と同時に死んで遺体を回収される…まさかあの娘は雪子の…』
そして雪子が何者かと連絡を取り合っている風景。気になる謎だけを残して漫画『裏林檎』マイクロ版1巻は幕引きとなります。
裏林檎【感想】
復讐代行屋である雪子、蛇原、いぶきといった3人が依頼者の死と共に復讐を遂げていく漫画なのかな。ただ、硝子だけは理由があって殺さなかった模様。
彼女と雪子の関係が気になったり…復讐屋3人のバックボーンも何だか濃厚な設定やストーリーがありそう…。
個人的な印象としては渡邉ダイスケ先生が描く『外道の歌』を少しマイルドにした印象の復讐代行漫画。読み終えた後はスッキリしつつも残されていく謎に興味が出て次も読みたくなる作品。
マイクロ版は1冊110円(税込)から配信されているので興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね☆彡
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