TISTA【ネタバレ感想】心を病んだ殺し屋の救済物語!

TISTA(ティスタ)

さよならミニスカート』と同じ年に「このマンガがすごい!」のオトコ編の方で一位になった『SPY×FAMILY』という作品をいま描いている作家の、それより前の作品である。

全2巻完結。2巻とも手元に揃ってはいるのだが、とりあえず1巻だけ読み終えたところでこれを書き始めている。

TISTA【あらすじ】

舞台はニューヨークシティ。主人公は、殺し屋の少女「ティスタ」。

殺し屋としての通称は「シスターミリティア」と言い、また十年ばかり同じ縄張りで活動しているのでNY(ニューヨーク)の死神とも恐れられている。

ざっくりと書くと、この物語は少女ティスタが、アーティーという芸術家志望の青年と出会って心揺さぶられ、その後どうにかなる(2巻で。まだ読んでないけど)話である。

TISTA【ネタバレ】

TISTA(ティスタ)

ティスタ・ロウンは一見すると冴えないメガネの少女で、大学の教育学部に通っている。ある日、同じ大学の芸術学部に通うアーティー・ドロワーという青年と出会う。アーティーは何が気に入ったのか、冴えないメガネのティスタにアプローチをかけてくる。

ところでアーティーには、庇護者みたいな立場にいる、中年の男性がいる。表の顔は美術館の館長である。名前はハリス・コーネル。引っ張るほどの話でもないから書いてしまうと、裏の顔はギャングだかマフィアだか知らんが、麻薬の取引などを手掛けている悪党である。

説明が遅れたが、ティスタは(ゴルゴ13みたいな)個人で殺しを請け負っている殺し屋ではない。組織に所属する暗殺者である。その組織というのがどういう組織なのかは少なくとも1巻時点ではあまりよくわからない。ただ、「彼らなりの正義のために」悪に天誅を下す、みたいな活動をしている。今回のターゲットは、ハリス・コーネルとその取引相手である。

さてある日、ティスタはなんとなく誘われてなんとなく流れでアーティーとデートなどをする。冴えないメガネよりはましなオシャレなメガネを買ってもらったりする。そんなに悪くない流れである。ここだけ見れば。

で、おしごとの日が来る。取引相手の方は無事?始末するのだが、コーネルを殺すに際して、アーティーに顔を見られ、素性を悟られてしまう。そのときティスタは、めっちゃ動揺している。手が震えているし。

だが、とにかくターゲットのコーネルは射殺して、「さよなら、アーティー」と言って去っていく。そして学校に来なくなる。住所として学校に登録していたアパートも引き払ってしまう。そのへんはプロの殺し屋だからというか組織のバックアップがあるのだからお茶の子であろう。

しかしアーティーはあきらめない。その後も執念深く、ティスタの行方を追い始める。単に恋愛感情があるというだけではなく、「彼女には救いが必要だ、自分が救ってやりたい」という感情からでもある。

だいたいざっとストーリーを言えばこんな感じなのだが、本作品にはもう片側、別の主人公たちとも言うべき人々がいる。警察である。

この世界の警察は、シスターミリティアを「殺人犯として」追っている。それも真剣に、だ。彼女は確かに自分たちなりの正義に基づいて動いているかもしれないが、それを見逃すことは警察には許されないのである。

所詮、彼女のやっていることはテロ行為なのだ、と刑事は語る。

さて、警察側の中心人物の一人に、FBIの心理分析官スノウというのがいる。一見、そのへんにいる普通の女の子みたいな感じでしかもドジっ子なのだが、凄腕である。少しずつシスターミリティアのプロファイルを進め、だんたんその正体に近づいていく。

そして、ついにアーティーのところにスノウが辿り着き、「ティスタ・ロウンって誰ですか?」と尋ねたところで1巻は終わり。

TISTA【感想】

TISTA(ティスタ)

心を病んだ殺し屋の、魂の救済の物語である(たぶん。2巻で急に流れが変わらない限りは)。けっこう面白いので、さっそく2巻にとりかかろうと思う。


TISTA(ティスタ)

TISTA

原作・著者遠藤達哉
価格416円(税別)

事件が絶えぬ街ニューヨークシティ。この街で“シスターミリティア”と呼ばれる暗殺者がいた。姿を晒さず標的を仕留めるその正体は、悲運な宿命を背負う一人の少女。彼女は銃弾を放つ、贖罪の祈りを捧げながら…。

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