約束のネバーランド 第8話 ネタバレ
エマ「外だー!」
イザベラ「エマ、待って」
イザベラ「襟が曲がっているわ」
エマ「わ!気づかなかった、いつから?」
レイ「ガキ」
イザベラ「行ってらっしゃい」
エマはイザベラの頬に挨拶のキスをする。エマ達はイザベラに不審がられないようにいつも通りの行動をする。イザベラと離れた後、エマはノーマンと合流。
それぞれがいつもの日常を演出しているが個々に思惑があるような表情を見せる描写。
エマとノーマン、そしてレイが合流。
エマは発信機が自分たちの耳の中にあると伝える。そしてイザベラから昔、聞かされた採血痕のことをまったく疑わなかったことについてノーマン、レイに謝る。
ノーマン「いや、お手柄だよ、エマ」
ノーマン「場所や形、大きさが判った、次に進める」
ノーマン「壊し方」
ここで問題があった。
発信機の場所がわかっても傷をつけて取り出すようならイザベラにバレてしまう。イザベラはよく耳の後ろを触ってくる行動を取っていた。この行動は発信機の可否を確認していた作業だったと仮定する。そしてレイはある推測をたてる。
レイ「(発信機は)個人の信号を特定できない」
レイ「確認なしには位置がわからない」
レイ「門や塀に近づいても通知、一つしない」
レイ「俺達に埋められている発信機は機能として割と甘い」
レイ「でも、埋めている…なぜか」
レイ「発信機さえ健在ならどこまでも追える、自信があるんだろう」
レイ「たとえこっそり、門や塀を超えたとしてもな」
その推測を聞いていたノーマンがあることに疑問を抱く。
ノーマン「待って」
ノーマン「それって、もし通知をするなら発信機が壊れた時ってこと?」
エマ「えっ」
レイ「その可能性もあるわな」
エマ「?…どういうこと?」
レイ、ノーマンの推測は発信機が壊れなきゃ、位置の特定は常にできる。ただ壊れたら、位置の特定ができなくなってしまうため、発信機に異常があった時だけ、わかるようにアラームなど受信者に通知がいくようになっているのでは…?といったものだった。
つまり、無理やりにでも壊すようなら、すぐにイザベラに通知がいってしまう恐れがあった。
そして、ノーマンはさらに深読みをする。
イザベラはわざと発信機の存在があることを行動で教えていた。イザベラにとって発信機の存在はバレても問題ない…といった考えがあり、レイの推測もあながち間違っていない可能性が高いと踏んだ。
レイ、ノーマンは迂闊に発信機を壊すのは危険と判断。もし壊すなら逃げる時だけ。といった結論に辿り着く。
エマは二人の話しを聞いて、どうやって壊し方を見つけるのか…といった途方もない状況に落胆。
そこで、レイが発信機の壊し方の件は自分に任せてくれないか?と二人に持ちかける。
レイ「この形と大きさ、ちょっと思い当たることがある、この件は俺に任せてくれないか」
ノーマン「いいの?」
レイ「ああ」
ノーマン「レイが言うなら、じゃあ任せた」
ここから3人はハウスの子供達、全員を連れ出す方法について相談を始める。
エマ達3人以外の子供は真実に耐えられない、または信じないと判断。そのため嘘をついて連れ出すしかなかった。そしてレイはある問題も提示する。
それは自分たち以外は能力的不足があること。単純に言えば脱獄の足手まといになり兼ねないこと。子供の中には運動が苦手な子、歩くこともままならない小さい子供もいる。
ノーマンの脳裏には最終手段であるイザベラ、クローネを手にかけることが一瞬だけよぎる。
その直後、エマが大声を張り上げる。
それは子供達の脱獄を成功させる考えがあるとのこと。
場面は変わり、樹の下で読書をしているレイに近寄るイザベラ。
イザベラ「あら」
イザベラ「今日もまた1人で読書なのね」
レイ「まぁね」
イザベラ「みんなは?」
レイ「さぁ」
レイ「森で鬼ごっこじゃない?」
エマの考えは遊びの中で鬼ごっこをやる。でも、実際は遊びのフリをした訓練に繋げるといったもの。賢いノーマンを鬼役にして捕まらないように逃げ切るようにすることで脱獄時の逃走基礎力を全体的に上げる狙いがあった。
体の使い方はエマが子供達に教える。頭の使い方はノーマン、レイが子供達に教えることになった。
鬼ごっこをしながら少しずつ賢くなっていく他の子供たち。レイも協力して子供達に冷静に分析した結果をわかりやすく伝える。そんな時、レイはあることに気づく。クローネがいなくなったことに…
場面は森の中へと変わる。
そこにはクローネがエマ、ノーマン、他の子供たちの前に立ちはだかる。
クローネ「楽しそうね、鬼ごっこ」
クローネ「私も混ぜて」