漫画「島さん」分冊版の第15話をご紹介！
今回は島さんの少年時代編のエピソードが描かれていきます。少年時代の島さんこと砂ニ。稲三との新たな生活をスタートさせて自転車に乗る練習を開始。
友達も出来て遊ぶ砂ニであったが…ある日、友達と喧嘩して帰ってくる事へ。彼と友達の間で何があったのか…少年時代の島さんと義父となる稲三の人情親子愛が描かれていきます！
島さん【15話】ネタバレ
島さんは夜勤明け。公園にて日光を浴びていると背後から自転車に乗った少年と激突。
『自転車の練習？』
父親と自転車練習をしていた少年。その姿を見て昔を思い出していく島さんであった。
場面は島さんの少年時代。昭和42年へ。まだ彼が砂ニ（すなじ）と呼ばれていた当時へ。稲三と一緒に自転車練習をしていた砂ニ。
その夜、稲三は砂ニが寝ると外に出て一服していく。
『稲三…どうすんのよ…あの子…ホントにあんたが育てていくつもり？』
アパートの隣人である由比が稲三に尋ねる。
彼女の意見はさっさとまともな施設に預けた方が稲三や砂ニの為でもあると主張。
しかし、稲三にそんな気は毛頭なかった。
『二度も捨てられてたまるかってんだよな』
その後も一緒に自転車練習をしたり…たまに砂ニが一人で練習していたり…そんな姿を見ると隣人の由比が砂ニにおせっかいを焼いていく。
なんだかんだ彼女も砂ニに気を掛けている。
そして砂ニに友達が出来て彼が遊んでいる現場を目撃する稲三。成長していく砂ニを喜ばしく思う。
場面転換。
借金のある男の家に取り立てに来ていた稲三。適当な言葉を並べる男に対して…。
『ヤクザ以下のゲスやったら殺すぞ』
威圧していく稲三であった。そんなやり取りを覗く少年が一人。借金男の息子であり、最近できた砂ニの友達でもあったのだ。
その後、由比から砂ニが喧嘩をしたのか怪我をして帰ってきた事を伝えられる稲三。
別の日、砂ニを散歩に誘う稲三。砂ニは自転車も持っていく事へ。橋の上で川を眺めながら砂ニに伝える。
『人が人に優しくする事を忘れなきゃ…なにがあっても大丈夫だ』
承諾する砂ニ。自分のせいもあって友達と喧嘩した事を察していた稲三。ボソッと「ごめんな」と呟く。
そして砂ニは持ってきた自転車を稲三の前で乗って見せていく。自転車を乗れるようになっていた砂ニ。喜び褒める稲三。
砂ニは友達と喧嘩した理由を明かしていく。
仕事や自転車が乗れない事はいくら言われて大丈夫だが初めてもらった自転車をガラクタ呼ばわりされたから喧嘩した事を明かす。
『宝物だから』
今乗っている自転車は自分にとっての宝物だと語る砂ニ。
『これからいくらだって買ってやらぁ』
その後、事情を由比に明かす稲三。
なんだかんだ困った事があれば相談しろと告げていく。同時に稲三にとって橋での会話は嬉しい事があった。
『あいつちっちぇー声ではじめて言ったんだよ』
砂ニは橋の上にて聞こえるか聞こえないかの声で稲三に対して「父ちゃん」と呟いていた。
場面は現在へ。
父親と自転車練習する少年を見て過去の自分を思い出して笑顔になる島さんであった。ここで第15話は終了。
島さん【15話】感想
今回も胸を締め付けられる人情劇が描かれる事になる島さん。
着実に稲三のことを本当の父親だと思っていく過程の砂ニがとても胸を打ちます。この島さんの過去を掘り下げていくエピソードは個人的に大好き！
今後は島さんが裏の世界に入った理由。そして辞めた理由なども明かされていくんでしょうかね。コンビニ店員の島さんの人生を描く作品。笑いあり、感動ありの元気がもらえる漫画です！
是非☆彡
島さん
とある深夜のコンビニに、ちょっと頼りないけど、ちょっと頼りになる、ちょっとわけありのおじいさんがアルバイトしていました。Twitterで話題の第14回カミカゼ賞佳作受賞作が待望の連載化！
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