漫画「レイジング・ヘル」は人気漫画「僕たちがやりました」を描いた荒木光先生の新作漫画・第2巻。
悪魔の力に目覚めて姿を消してしまった幼馴染・ナオを探し求めて、ケンジやリズといった主人公とヒロインが奔走していくファンタジー物語。1巻はナオが悪魔の力に目覚めていく過程、ケンジ達と確執を現れる背景が描かれた序章巻となりました。
第2巻から遂に本編がスタート。
ナオの居場所の手掛かりを持つであろう「教団」の一人を追いかけていくケンジとリズ。悪魔の力を利用して戦う異能バトルが開始。ケンジやリズはナオに辿り着き、彼の心を取り戻す事が出来るのか…大注目の第2巻の内容をご紹介していきます!
レイジング・ヘル【2巻ネタバレ】
第6話ネタバレ
秋葉原で大量殺人を行った「プッチでび」を追跡していくケンジとリズ。その途中、リズが体を震え上がらせて立ち止まってしまう。そんな彼女を見たケンジは『やっぱり帰れ』と伝えて、回想シーンへ。
ナオが姿を消した後、彼の自宅は誹謗中傷の落書きで埋め尽くされていた。その家を一人で綺麗にするリズ。その姿を見たケンジはリズに近寄っていき、自分の身に宿った謎の能力について明かしていく。
最初は嘘だと思っていたリズだが、本当にケンジの怪我が治癒される現象を見てケンジの話を信じていく。そんな二人の前にある人物が現れて能力の説明を二人にしていく。
回想は終わって、プッチでびを追う二人。リズはナオに会いたい一心で危険を承知で追跡続行を決意していく。
プッチでび男が辿り着いた先はクラブ。
ケンジとリズも入場するが人混みの中で離れ離れになってしまう状況へ。そんな中で一斉にクラブ内に居た人間達が爆破してしまう事件が起こる。
当然だがケンジも爆破されて瀕死状態。生き残ったのはクラブ内でリズだけ。
『アンタら、だぁれ?』
ケンジとリズの尾行に最初から気づいていたプッチでび男。彼の怒りがリズに向けられていく。
第7話ネタバレ
プッチでび男は匂いで対象が悪魔憑きかどうか判別が出来るらしい。リズは悪魔憑きではなかった。そして未だ瀕死状態のケンジを側にリズはナオの事を訪ねていく。
『範田尚人…バエルか…よりによってスゲェのと知り合いなんだね…』
何やら意味深な言葉を吐くプッチでび男。彼はゲームで勝ったら居場所を教えると提案。リズはプッチでび男と命を賭けた鬼ごっこをする事へ。
けっこうプッチでび男にボコボコにされてしまうリズ。最後にトドメを刺される前にようやくケンジが復活。特殊なスタンガン武器にて背後からプッチでび男を攻撃して気絶させて捕獲していく。
ケンジはある人物に連絡。
状況を説明していく。そしてケンジ達のもとへ向かってくる謎の人物。一方、教団側の人間だと思われる悪魔のような形をした人物。空から様子を見守っていく。
第8話ネタバレ
プッチでび男を捕獲。ケンジ達は「あの人」の到着を待つ事へ。一度プッチでび男は意識を取り戻すが再びスタンガンで気絶。リズの前では余裕綽々なケンジだったが内心はかなり消耗していた。
気分転換に自販機で飲み物を買おうとすると背後から襲われるケンジ。
相手は最澄の兄・空海であった。
『範田尚人のツレだな…来い』
どこかの倉庫に連れて来られるケンジ。四肢を拘束されて拷問が始まっていく。空海達の目的は弟の敵討ちである。ナオの事を探していた。そしてケンジから悪魔憑きの片鱗を見た空海。仲間を一旦追い出してケンジと二人きりへ。
実は空海もゾア(悪魔憑き)であったのだ。
ケンジのような治癒能力ではなく、オーラ的なもので剣を作り出せる凶器の悪魔憑きであった。
第9話ネタバレ
空海の怒りがケンジに牙をむく。クズな弟であっても空海にとっては肉親。攻撃を仕掛けていく空海であったがケンジに攻撃すると同時に悪魔憑きの能力がかき消されてしまう。
奥から足音が聞こえると1巻で登場してきた謎の刑事であった。ケンジはどうやら既に知り合いになっているようで彼の事を『芝刑事』と呼んでいく。
芝刑事は空海をなだめて、範田尚人の手掛かりになる人物を捕まえた事を伝えていく。そして一緒に同行させる事へ。そしてプッチでび男を捕獲した倉庫へ。
ちなみにプッチでび男の本名が明かされる。田所圭太といったごく一般的な名前であった(笑)
芝刑事がナオの居場所を聞き出そうするが白を切っていくプッチでび男。強硬手段に出ていく空海。するとプッチでび男は3週間後に渋谷で大規模テロが起こるを言葉にしていく。そこに範田尚人も招集されるはずだと明言。
その後、芝刑事はケンジ達を帰らせて一人でプッチでび男の取り調べ。
しかし、本当の力を隠していたプッチでび男。芝刑事を殺して逃げようとするが突然「ららららら…」などと言い出して巨大な悪魔に飲み込まれていく。そんな悪魔に微笑む芝刑事。謎である。
帰宅してリズと別れるケンジ。
するとバイト先の先輩であった峯尾(みねお)が訪れる。
第10話ネタバレ
バイトを辞めた峯尾と再会して峯尾が通う大学内で食事をするケンジ。彼女の家族の話などを聞かされていると悪魔憑きの人間が目の前に現れて動揺するケンジ。
その悪魔憑きは直ぐに姿を消してしまう。
そして峯尾からバイト先に大切な物を取りに行って欲しいとお願いされるケンジ。仕方なく承諾する事へ。
ケンジもバイトを辞めているので気まずかったが必要な物を店長から受け渡してもらうケンジ。そこで峯尾について不思議な話を聞かされていく。
彼女は妹と両親を二月前に亡くしていた。
しかし、さっきは妹や両親が生きている程で会話していた峯尾。何が本当なのか訳が分からないケンジ。取り敢えず預かった物を渡そうと峯尾宅へ。
すると家の中から家族団らんの会話が聞こえてくるケンジ。店長の話が大嘘だと思うケンジであったが峯尾宅の実態は大きく違っていた。
峯尾の前に悪魔憑きが一人。
彼の体からは峯尾の両親と妹の顔だけが生えていた。そして意思を持ったように喋っている。新たな悪魔憑きはペレトと名乗り、峯尾の家族を利用して峯尾自身にケンジの排除をするように企んでいく…。
ここで第2巻は終了。次巻へ。
レイジング・ヘル【2巻の感想】
ナオが所属する「教団」に属する悪魔憑きはかなり数が多い印象。またナオはあくまで教団側の一人みたいなので、まだまだ手強い悪魔憑きがいる模様。
そんな悪魔憑きに治癒といった能力だけで今後渡り合えていけるのか少し心配なケンジ。
謎の人物である芝刑事に関してはとんでもない力を秘めているように感じるが…。まだまだ謎ばかりの荒木光先生の新作漫画「レイジング・ヘル」。
過去作である「僕たちはやりました」と大きくベクトルの違う作品でこれはこれで非常に面白い!異能バトル・ファンタジー系漫画好きであれば是非、チェックして欲しい作品です☆彡
レイジング・ヘル
奪われた絆を取り戻す、少年たちの戦い―――その序章。高校生の坂本ケンジは、東京・秋葉原で殺戮テロを起こした現行犯へ、接触を試みようとしていた。全ては姿を消した幼馴染の親友・ナオの行方を追うために……。彼らに、何があったのか――。物語は事件の1年前、北関東の片隅より語られる――!
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