女の園の星【3巻ネタバレ】安定の緩いノリで繰り広げられる短編エピソードが面白い!

女の園の星(3巻)

女性漫画『女の園の星』3巻である。

女の園の星【3巻】あらすじ

女の園の星(3巻)

例によってゆるゆるとしたノリで連作短編的に続いていくので、先に進もう。

女の園の星(2)

女の園の星【3巻】ネタバレ&感想

女の園の星(3巻)

11時間目

星先生、風邪で倒れる。「たいしたことじゃないですよ、ただの風邪です」とか代理の先生には言われているが熱が40度以上も出ていて本人は「死ぬのかな?」とか言っている。重症である。ところで星先生は既婚者であるわけだが、奥さんが料理を作って置いていっていた。「おかゆ(塩だけの)」を期待していたのだが、カレーだった。本格インドカレーで、ナンとターメリックライスが別々にあって、(たしか卵豆腐が……)と思って冷蔵庫を開けたらラッシーまで入っていた。さすがに無下にもできない星先生、諦めて食べ始める。
あとは教室で、生徒たちがなんかわけのわからないおしゃべりを繰り広げて、終わり。星先生はごっつい悪夢を見たが、ふつうに回復して元気になった。

12時間目

三木という生徒(女子高なので当然女の子)が出てくる。出てきていきなりトイレで弁当食ってて、いじめでも勃発したのかと思ったらそうではない。人前で食事をすると気持ち悪くなるのだという。で、星先生に相談する。星先生は理解力があり、「会食恐怖症」であると認識する。
星先生、「ほかにも相談する相手がいるだろうになぜ僕に?」とか言い出すのだが、三木は言う。「特に関わりもないような生徒(自分のこと。別に担任とかではない)の名前まで覚えてる人なのでなんとなく大丈夫かなぁと思って」とのことである。
で、星先生はひとりで抱え込んだりするようなタイプではないので保健室に連れていくことになる。といっても保健室で何をするって食事をするだけだが。
リハビリはあまりうまくいった感じはないが、漠然としたノリで話は終わる。この漫画、どこがどう面白いのかを説明するのがやっぱり難しい。

13時間目

テスト時間の話。特に何が起こるというほど何も起こらず、星先生が「テスト時間中は平和だ」とかいって一人でずっと考え事などをしている。なんか、娘(星先生は妻子持ち)がお高いヨーグルトを気に入ってしまってそれしか食べないので、それを買って帰るかどうしようか、とかどうでもいいような小市民的なことをひたすら考えている。あと、生徒の私物の変なガジェット(よくわからないが、人の喋ったことを再生して喋る)を停止させようと頑張っていたらその様子を教頭に見られて焦ったりもする。でもたいしたトラブルは起こらない。

14時間目

三者面談が行われることになる。古森という生徒が、両親が共働きなのでどちらも来れない、という。ほかにだれかいないのかと星先生が聞くと、「兄と祖父がいる」と言う。どっちかでいいから話し合って連れてきてくれ、と言ったら、当日、両方来た。兄(無職)と祖父を連れての三者面談。
しかし兄は「祖父が心配なので付き添いで来ました」と言い、祖父は「こいつだけでは心配なので付き添いで来ました」と言い出す。
兄は饒舌でよく喋るのだが、古森は別にぐれてるわけでも親に反抗しているわけでもなんでもなく、非常に仲の良い平和な家庭であるらしいということが漠然と伝わってくる。それはいいのだが隣の小林先生も三者面談を同じ部屋でしていて、なんと赤ちゃん連れの家族が来ていて、赤ちゃんが泣き出したからさあ大変。でも小林先生が手持ち無沙汰になってホイッスル吹いてたら泣き止んだ。

15時間目

大掃除の日。星先生はトイレ掃除をやらされている。窓がない蒸し暑いトイレで大変である。用具室を開けたらゴキブリを見つけてしまうが、星先生、ゴキブリ退治できないらしい。小林先生にヘルプを求めるが小林先生も無理だという。弱っちいなお前ら。で、校内放送までして助けを求めることになるのだが、結局女の先生が片づけてくれた。弱いなおっさんたち。

女の園の星【作品概要】


女の園の星(1)

女の園の星

原作・著者和山やま
価格660円(税込)

「声を出して笑った」の声、続出!!!漫画賞総ナメ『夢中さ、きみに。』の和山やま初連載!ある女子校、2年4組担任・星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。時には同僚と飲みに行く…。な~んてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう!?どんな時もあなたを笑わせる未体験マンガ、お確かめあれ!

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