河部真道先生の新作漫画「鬼ゴロシ」第4話。
新条警察署から脱走を図った坂田。彼は行きつけの理容店へ向かって身だしなみを整える事へ。そして彼が向かった先は過去に抗争を繰り広げたハルオのもと。
豪快過ぎる挨拶と共に坂田はハルオに何を語っていくのか…。早速、4話の内容を見ていきましょう!
鬼ゴロシ【4話】ネタバレ
この漫画の舞台となる新条市の歴史が描かれていく。この街には鬼憑伝説なる物語が語り継がれていた。街に伝わる鬼の紀元から新条市の古い歴史は平安時代から明かされていく。
新条兄弟の不仲から街は過去に激しい抗争へ発展。弟の純長に妻子を殺された兄の忠平は祠で死んだ妻子を弔っていると鬼に憑かれていきます。
その後、山を降りた忠平。
ただ一人で純長の屋敷に乗り込み、復讐に成功。多勢に無勢をものともしない姿。まさに鬼そのものだと伝えられていた。
場面は現実へ。
そんな新条市のPR動画を見ていたのは全国的に著名なジャーナリストであった神山といった男。
『少し鬼の存在をあおり過ぎてませんか?』
PR動画を見て思った感想をそのまま伝えていく神山。博物館の館長もタジタジである。同時に館長は鬼がまつわる新条の大きな事件を語っていく。そこには坂田周平の一家殺人事件も名を連ねていた。
『そこですよ、館長…そこが大きな問題なんです』
ジャーナリストである神山は坂田家一家殺人は坂田周平の仕業ではないと持論を展開していく神山。この街は鬼に染まりすぎている。そんな事を伝えて再び坂田一家殺人事件を…この新条といった街全体を調査しようと意気込む神山であった。
今朝のニュースを見ていないと判断した館長。坂田が警察署を脱走して、あらぬ疑いがかけられている事を明かしていく。
一方の坂田。
自分の体の異常に気付いていた。歩いているだけで体の全てが砕けるように痛む坂田の体。彼の中でこれから本当に戦っていけるのか…一抹の不安が押し寄せていく。
そんな時、近くで親子を発見。その姿に自身の妻と娘の姿を重ね合わせていく坂田。彼は辿々しい歩行で理容店に入っていく。
『いつもの』
『下へ』
理容店の店主。誰が来たのかすぐに判断。驚く訳でもなく淡々と坂田を案内。店も閉めて坂田のヘアカットに全神経を集中させていく。
50分後。
場末の居酒屋のような場所で飲んだくれているハルオ。彼の前にスーツにオールバックでバッチリと決め込んだ坂田周平が現れる。
『俺の名前を言ってみろ』
そう一言放つと同時に持っていたジョッキグラスを武器にハルオをぶん殴っていく坂田。豪快過ぎる一幕を見せて第4話はここで終了。
鬼ゴロシ【4話】感想
渋すぎる…。
体は本調子ではなさそうだが、外見だけは完全に復活を果たした坂田。そしてハルオへ全力殴打の挨拶。ハード過ぎるぜ!
坂田はハルオでどんな用件で対面を果たすのか。おそらくは一家殺人に使われた包丁を何故、ハルオが持っていたのか…ではないだろうか。
マジで面白いハードは渋いおっさんの復讐劇。陰謀渦巻く中、坂田は無事に妻子の復讐を果たす事が出来るのか…本当に今後も楽しみな漫画です!
興味が出た人は是非、チェックして欲しい!
鬼ゴロシ
15年前の一家殺人事件──。妻子を殺し自殺を図った犯人の坂田周平は15年ぶりに出所した。だがそれは“鬼”達による罠だった…! 坂田は植物状態から奇跡的に覚醒し、鬼憑伝説の残る因業の町でただ一人のリベンジを誓う!! 鬼才・河部真道が全開で挑む壮絶鬼憑復讐劇、ここに開幕!!
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