忍者と極道、6巻である。表紙を飾ってるのは新キャラとかではなく、女子高生に化けた長こと神賽惨蔵。
相変わらず正体不明だが、自分で自分のことを「ジジイ」だと言っているので、正体は男ではあるらしい。
忍者と極道【6巻】あらすじ
ガムテとその部下であるグラス・チルドレンたちが総理官邸を襲撃したという流れがずっと続き、延々いろんな顔ぶれによる戦闘が展開される。
このガムテ編は尋常でない長さであり、実は2021年8月現在、連載のほうでもまだこのシリーズが続いているくらいである。
忍者と極道【6巻】ネタバレ
総理官邸にいる忍者は、今巻で顔見せしている範囲ではとりあえず4人。シノハ、長、そして覇世川左虎と邪樹右龍の兄弟コンビである。4人はふつうにグラス・チルドレンを掃討して回っている。
それはいいのだが、キワミも総理官邸にいて、グラス・チルドレンたちに襲撃される。自分の組織の構成員のはずなんだから正体を明かせばいいだろうと思うのだが、なぜかキワミはグラス・チルドレンたちを普通にぶち殺し始める。まあ、ガムテはキワミを殺すつもりでいるので、それを知った上での行動なのだろうとは思うが。
最初にキワミと遭遇したのは、“偉大(グレート)”を名乗るグラス・チルドレン。もちろんヘルズ・クーポンを使用している。キワミの方は、そんなつもりではなかったので持ってきていない。身体能力だけ言えば、ただの人間の状態であるキワミよりも、雑魚とはいえヘルズ・クーポンを使っているグレートの方が強い。
しかしキワミはその状態でも強い。不思議な会話術でもってグレートを油断させ、一瞬のうちに首を刎ねてしまう。そこにグレートの仲間がやってくるが、そいつも瞬殺される。で、そこでキワミの台詞から、グラス・チルドレン創設時のNo.1はキワミその人だという事実が明かされる。
そのあとキワミは二人の死体からヘルズ・クーポンを回収しようとするのだが、飲み込んでしまっていたのでほとんど使い物にならない状態であった。ヘルズ・クーポンは胃酸に反応すると効果が激減してしまうらしい。
次は神賽惨蔵のターンである。
敵を油断させるために敵の一人(女子高生の姿)に化けていたのだが、その直後に比較的大物のグラス・チルドレン二人組と遭遇する。司令(オーダー)&攻手(アタッカー)、二人合わせ神槍(グングニル)だそうである。
オーダーが敵の位置を研ぎ澄まされた聴覚で捉え、アタッカーがその位置に徹甲弾を(素手で)打ち込む。長を苦戦させるほど強い。だが、徹甲弾の通った弾道を赤ん坊の姿に変身した惨蔵が通り抜け、二人の首を飛ばしたのであった。
その後、毒(ブス)と天使(アンジュ)という二人組が右龍と遭遇する。
二人は酸と銃弾を武器にするのだが、それより脅威なのはアンジュの「妖精通信(ムシノシラセ)」という極道技巧である。あらゆる敵の攻撃を事前に察知し、回避を可能とする。忍者が相手でも通用するのだからたいしたものだ。右龍も苦戦する。ただ、その場に左虎が駆けつけてきて状況が変わった。
兄弟の連携攻撃は「察知はできた」が、回避する場所がなかったのである。仕方なくアンジュはブスをぶん殴り、安全地帯まで吹っ飛ばした。だがブスは戻ってきて、アンジュの死に慟哭し、戦闘を続けようとして結局瞬殺されるのであった。
さて、ここまで出てきたグラス・チルドレンたちもかなり強かったが、もっと強いのが少なくとも三人いる。三狂(トップ・スリー)だそうである。まあ一人はガムテ本人なのだが。残り二人のうち片方は舞踏鳥(プリマ)と名乗る少女、もう一人は少年である。
最後のシーンでは、相変わらずなぜかグラス・チルドレンを殺しまくっているキワミと、忍者として戦い続けていたシノハが遭遇する。お互い、まだ互いの素性を知らないのだが、とうとう知ってしまうことになるっぽい、というところで次巻に続く。
忍者と極道【6巻】感想
バトル漫画としては大変面白いのだが、キワミお前何考えてんの?何やってんの?という感もまた深い。
そいつらは自分の部下で自分の後輩だろうがよ。けしかけているのはガムテの方であるとはいえ。
忍者と極道
トラウマから笑えない少年・忍者<しのは>、表向きはエリート会社員ながら裏では組を牛耳る極道<きわみ>。そんな2人が出会った時、300年にわたる忍者<ニンジャ>と極道<ゴクドウ>の殺し合いの炎が熱く燃え盛る!孤独を抱えた漢達による、情熱と哀切に彩られた命のやり取り。決めようか…忍者と極道、どちらが生きるかくたばるか!
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