漫画「内藤死屍累々滅殺(ないとうししるいるいめっさつ)デスロード」は宇津江広祐先生の作品。物凄い奇抜なタイトルであるが中身は面白い。簡単に言ってしまえば突如、超能力を手にした少年・少女と突如、怪物化した人間の異能バトルが展開されていきます。
漫画ジャンル的にはパニックホラーに分類される作品。
突如、名古屋を壊滅させる怪物・内藤が現れる。同時期に超能力を扱える事に気づく特定の少年達。物語が進むにつれて現在起きている状況は内藤が高校生の時に書いた映画の脚本である事が判明していく。
創造した世界が現実となり選ばれた者達がラスボスである内藤を倒す物語。斬新な設定とちょいエグ要素が上手くマッチした注目の作品です☆彡
目次
漫画「内藤死屍累々滅殺デスロード」ネタバレ
怪物と超能力者が同時期に誕生…!?
冒頭は漫画のラスボスとなる内藤が怪物になるまでの過程。主人公である村越が超能力を手に入れるまでの過程が描かれていきます。
内藤は何者でもない平凡な34歳サラリーマン…。本当になにもない…自分を嫌悪するような人物。そんな彼が世界から恐れられる怪物になったのは些細な出来事であった。
コンビニで釣り銭を落としてしまうバイト。適当な謝り方。内藤は何故、自分が小銭を拾うのか…何故、バイトは拾うことを手伝おうともしないのか…。そんな事を考えていると怪物となっており、目の前の人間を滅殺していくのだ。そんな流れで名古屋は壊滅していく。
一方、内藤が怪物化するのと同時期に主人公である村越は自身が超能力を使える事を認識していく。きっかけは同級生である久路剣介(くろけんすけ)の遊びに付き合うことから。
面白いものを見せてやると久路に言われ、半ば強制的に連れて行かれる村越。そこで久路は村越にサイコキネシスの能力を見せていく。物体を持ち上げ思いのままに操れる久路。
衝撃を受ける村越。
そして久路は村越目掛けて拳大の石を超能力で飛ばしてくる。顔面に当たりそうになる瞬間…村越の超能力が開花するのだ。村越の能力は射程1メートル以内の物体を細かく砕ける能力であった。
名古屋壊滅…現れる内藤の分身…!?
そんなこんなで同時期に怪物と超能力が生まれる事になる日本。怪物化した内藤は瞬く間に名古屋を壊滅していく。そして肥大化していく内藤から内藤の分身体が放出。その数は1200。
内藤の分身体は風に乗って東北方面へと運ばれていくのだ。
そしてまだ安全圏であった村越達の住む地域に内藤の分身体が出現。最初の接触は村越と久路がファミレスで超能力や内藤の話をしている時であった。
突如、ファミレスに現れる内藤の分身。
次々とファミレス内の人間を滅殺していく。内藤の分身に気づいた村越と久路は集団と同じくファミレスから退散。しかし、子供をファミレスに置いてきてしまった母親の悲痛な叫びを聞いて村越は内藤の分身がいるファミレスに戻っていくのだ。
死屍累々滅殺デスロード…全ては脚本通りの世界!?
村越は子供を助けようとファミレスに戻り、内藤に気づかれず身を隠していた子供を救出…するかと思いきや、内藤に見つかってしまう事態へ。その窮地を救うのがサイコキネシス能力を有する久路。
一般的な物理攻撃で内藤を仕留める事はできなかったが、村越の物体をミクロに切り刻む能力であれば内藤にトドメをさせる事も判明。内藤分身体とのファーストコンタクトは何とか勝利する二人。
その後、能力の限界を越えるまで力を使った久路が倒れてしまう。介護しようと久路に近づくと村越の脳内で何者かが囁く事態へ。
脳内で囁く人物は村越達と同じ超能力者だと語り、久路の休息方法、内藤についてのヒントを語っていく。『内藤と脚本を調べなさい』と…。
そしてSNSから内藤の友人と名乗る人物がSNSにアップしていた画像を見て驚愕する村越。映画脚本『死屍累々滅殺デスロード』と称されたタイトルの脚本には今まさに世界で巻き起こっている通りの事が記されていたのだ。
さらに5人の超能力についても記されており、その特徴は村越や久路とも酷似していた。
超能力者の5人は…
- ルーカ・物体を触れずに移動させる。
- キューリック・物体をブロック状に切り刻む。
- ティーノ・テレパシスト。
- スピル・超人的な身体能力
- オーソン・5人の中で最強
困惑する村越…。
そこへ脳内で囁いていた人物が目の前に現れてくる。1巻で彼女の名前は不明だがテレパシストの能力を持つ人物。同時に冒頭で村越が見た夢の中の女性でもあったのだ。
『ようやく二人でお話ができるね…キューリック』
ここで1巻は幕引き。
漫画「内藤死屍累々滅殺デスロード」感想
漫画タイトルとは裏腹に設定も面白く、のめり込んでしまう内容の漫画。今後、注目の作品である。1巻ではルーカ、キューリック、ティーノにあてがわれた少年、少女達が登場。
内藤の脚本の結末なども明かされていないので最後がどうなるのか…。さらに考案中と記されているオーソンと呼ばれる超能力者や5人が集まると能力のレベルアップがなされる事など脚本には書き込まれていた。
内藤の脚本がどう現実世界に具現化されて物語を織りなしていくのか…本当にこれからが楽しみな作品。
ちょっとタイトルはぶっ飛んでいますが中身は本当に面白いので興味が出た人は是非、チェックしてみてください☆彡
内藤死屍累々滅殺デスロード
怪物VS超能力者。意味深パニックホラー!ごく普通の会社員・内藤は態度の悪いコンビニ店員にぶち切れ、突如巨大な怪物に変身する。そのまま一夜にして名古屋市を壊滅させ、内藤は世界で最も危険な存在となる。その一方、内藤に呼応するかのように、不思議な「力」に目覚めた高校生・タスクとクロ。この力を何に使うべきか…答えは一つ。絵に描いたようなヒロイック展開には大きな秘密が…!!意味深展開続々の、ニューウェイブパニックホラー!!
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