漫画「もっこり半兵衛」3巻ネタバレ感想!電子版限定!人情×ギャグの時代劇!

もっこり半兵衛(3巻)

もっこり半兵衛、3巻である。この巻から電子書籍版のみでの販売となっている。

もっこり半兵衛(2巻)

漫画「もっこり半兵衛」3巻あらすじ

話は例によって各話完結方式であるが、あらすじとは関係のない話をここで少々。台所事情が厳しいのはファンのあいだでも公然の事実となっているのだが、作者のもとにアマゾンのギフト券やチョコレートやカレーがファンレターとして届けられているそうだ……。

実に世知辛い。
ギフト券はサイン同封して返したそうだけど。

漫画「もっこり半兵衛」3巻ネタバレ

第十二話 真門の竹二郎

夜鷹は裏稼業なので、仕切っているヤクザ者がいる。いるのはいいのだが、虎政一家を名乗る、田舎から出てきたただのチンピラが勝手に夜鷹から銭を徴収し始めた。

実際には、半兵衛の住まいのあたりの夜鷹を仕切っているのは真門の竹二郎と呼ばれる若いが切れる悪党である。切れるので、半兵衛が強いということはよく分かっており、迂闊に手出しをしたりはしない。何でも竹二郎が言うには、江戸に出てきたばかりの頃の半兵衛の娘をさらって半兵衛を討とうとした組が過去にあったのだが、当時は真剣を使っていた半兵衛に一晩で皆殺しにされたんだそうだ。

竹二郎は虎政一家を半兵衛にけしかける。お駒を人質に取る、という戦術である。結局返り討ちに遭って帰ってきた虎政一家は、竹二郎の手で殺された。半兵衛は竹二郎が使嗾(しそう)したのだということを知っているが、脅して反省させるに留めた。

第十三話 みの吉・お雪の純愛

みの吉という商家の住込みが、お雪という遊女と恋仲になった。どうせ騙されてるんだろう、と思う半兵衛だったが、乱丸は「素敵な純愛」だなどと評する。結局最後までみの吉はともかくお雪の本心は分からないのだが、お雪は火事で焼け死に、それを知ったみの吉はヤケになって侍に喧嘩を売って殺されてしまうのだった。二人の幽霊が橋の上で一緒にいるところを半兵衛は幻視する。

第十四話 浅右衛門の苦悩

浅右衛門というのは実在の首切り役人の山田浅右衛門のことである。といってもこの話ではまだ、首切り役人として名を馳せるに至っていない。山田浅右衛門という居合の使い手が、人を斬る心構えなどについて知りたくて「人斬り半兵衛」を訪ねてくる。結局、半兵衛はその話を受けることにする。二人で歩いていると、たまたま江戸をその頃荒らしていた辻斬りの三人組に出くわしたので、半兵衛は心得の伝授とばかりに一人を斬り捨てるのだが……浅右衛門は得心するどころか残酷なものを見せられてショックを受けて半兵衛を罵った。

ところが浅右衛門が同心に勧められて処刑場に行ってみると、下手な処刑人のせいで苦しんでいる罪人たちがいる。結局、自分の剣技で安らかに彼らを冥土に送るのが自分の勤めなのだと彼は悟るのであった。

第十五話 しゃぼん玉のお仙

売れない絵師の吉兵衛は半兵衛の友人であった。吉兵衛は昔、お仙という娘を岡場所に売ったことがあった。吉兵衛が実は売れないどころか人気絵師で、版元に金をだまし取られていることを知った半兵衛は、版元をどやしつけて吉兵衛の娘を探し始めるのだが……。

第十六話 侍の証明(あかし)

荒木という道場破りの男が登場する。荒木は半兵衛とも太刀を合わせられるほどの凄腕で、多くの道場から金をせびり取っていた。半兵衛は「自分も道場破りやろうかな」などと言うのだが、旗本の四男坊である乱丸が「やめた方がいいよ 旗本は面子を守るためなら何でもする」とたしなめる。

果たして、荒木は道場破りたちの奸計にかかり、火縄銃で撃ち殺されてしまった。半兵衛はその銃兵たちを斬り殺し、仇を取るのであった。

漫画「もっこり半兵衛」3巻の感想

もっこり半兵衛(3巻)

この漫画、驚いたことに今時アナログで、スクリーントーンなど張って描かれているのだそうだ(デジタル版しか売ってないのに……)。そのスクリーントーンも大昔のものなのでノリが駄目になって貼れなくなってるとか、いやもうほんと世知辛い……。面白いのに……。


もっこり半兵衛

もっこり半兵衛

原作・著者徳弘正也
価格627円(税込)

月並半兵衛はある藩の剣術指南役。あることで脱藩し、江戸へ。ひょんなことで江戸の夜廻りの仕事を月一両ですることに…。それから八年。家族は、こまっしゃくれた八才の娘さやか。夜鷹の協力も得て江戸の夜の悪を退治するのだ。

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