概略はタイトル通りなのだが、路線としてはベタベタの甘々。そんな感じの作品である。
継母の連れ子が元カノだった【1巻】あらすじ
この作品はもともと、小説投稿サイトのコンテストのラブコメ部門で賞を取ったライトノベルである。
中学の頃付き合っていたが些細なきっかけから破局したカップルが、なんか偶然に両親が再婚して義兄妹になることになり、お互いまだ憎からず思っているのでかなり濃密にラブコメを展開していく。そんな話だ。
時系列としては、付き合い始めのあたりの回想シーンから、その後高校に入学してすぐくらいまでが1巻で描かれる。
継母の連れ子が元カノだった【1巻】ネタバレ
作中、時系列や主観視点がくるくる入れ替わるのだが、ここでは時系列通りに解説していこう。
二人が付き合っていたのは中学二年生の頃から。出会ったのは夏休み、7月の末だったそうである。図書館で、お互い本好きで、同じ本を手に取ろうとして、というものすごくベタベタな流れで知り合い、二人はなんやかやで付き合うことになった。
交際は順調で、キスも済ませ、とうとう家族のいない彼氏の部屋にお呼ばれ、ということに相成った。彼女のほうも超期待していたのだが、しょせん中学生、ガチガチに緊張してもいたので、警戒しているものと思われて結局手を出されず、家に帰されてしまった(一部始終をお互いが理解するのは別れて義兄妹になってからだが)。
その後、ささいなすれ違いと喧嘩から二人は連絡を取らなくなり、結局お互い別れることにした。
それで終わればそれで終わりだったのだろうが、運命のいたずらで二人の運命は再び結び合わされるようになったわけである。
さて、兄妹になったふたり、表面上は反目している。こっちが兄だ、いや姉だ、とやったりしている。
そういえば名前を紹介していなかったな。
男のほうは水斗、女のほうは結女という。再婚後の共通の苗字は伊理戸。
さて、相手が澄ました顔ばかりしているのが気に食わない結女、風呂上がりにタオル一枚でリビングに出てきて、相手が緊張するのを見て面白がったりしている。
しかしふと気が付くと自分も恥ずかしかった。そればかりか、家に誘われたときの話をすることになり、なんか二人してそのまま一線を越えそうになってしまうのだが、両親がちょうど帰ってきたので未遂に終わった。
なんかもうお前ら普通にカップルじゃん……と思わないでもないが、それを言い出すと10ページに数回というペースで言っていかなくてはならなくなるので、先に進もう。
さて二人は高校に通うことになった。
くしくもというかお約束というか、同じ学校である。
結女は垢抜けていて人気があり、水斗のほうは根暗に見える(らしい。描写的にはそうは見えないが突っ込むのも野暮であろう)とかで、結女に近づくために水斗に近づいてくるやつらも現れる。
二人ともムカついたので、結女はことさらに腕など組んで自分はブラコンであるとアピールし、水斗のほうは「そんな魂胆のやつに結女は渡さない」みたいなことを言い放つ。そんなことをやっていると、それを面白がる友達もできた。そんな感じで、1巻は終わりである。
継母の連れ子が元カノだった【1巻】感想
実は筆者もこの作品が出たのと同じ小説投稿サイトに出入りしているので昔から存在は知っていたのだが、実際に内容に触れたのはこれが初めてである。
こんなに甘々な作品だとは思っていなかったのでかなり驚いた。
ヒロインには「ツン」(これも古い言葉だよな今となっては……)成分がなくもないのだが、陥落が早い。ものすごく早い。どのくらい早いかというと、物語開始より過去の時点で完全に落ちているのだからすごい。
ちなみにいま調べたところ、原作小説が現在6巻まで、このコミックスの続きが3巻まで出ている。興味を持たれた方は手に取ってみられてはいかがであろうか。
継母の連れ子が元カノだった
まだお互いに、好き同士。そんな元カップルが…親の再婚できょうだいに!? 第3回カクヨムWeb小説コンテスト大賞受賞の人気ノベルをコミカライズ! ひたすら甘くて焦れったい、悶絶“ケンカップル”ラブコメ!
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