漫画「ママ、やめます～余命一年の決断～」第1巻をご紹介！
この漫画は咲馬はち子先生の描く作品。
余命一年を医者から宣告された大塚恭子が主人公。反抗期の娘であるコトミ。夫である保（たもつ）を家族に14年間「ママ」を頑張ってきた恭子。
しかし、余命宣告を受けて一念発起。
家族のママを辞める事を決意。大塚恭子としての人生を取り戻す事へ。ママ卒業宣言をした女性の生き様が色濃く描かれる至極のヒューマンドラマとなっています！
ママ、やめます【1巻】ネタバレ
冒頭…美容院から帰宅してきた恭子に対して甘えていく家族。恭子は家族である夫の保。そして娘のコトミに告げていく。
『私…余命一年なんだって…なので…あなた達のママを卒業します！』
場面は遡って今朝の出来事から。
ママとして朝から精力的に活動する恭子。家族二人の朝食や弁当を作って大忙し。
反抗期の娘から見た目のダメ出し。
『引くわ…ママは気にしなよ…本気でみっともないよ…』
3人での朝食時。
恭子はこの日、病院で健康診断の結果を聞きに行く事を伝える。しかし、家族は無関心。
自由気ままに朝の時間を過ごす保とコトミであった。
取り敢えず二人を送り出して一息…。しかし、食卓を見てげんなり。
『毎日…毎日…二人のことだけで手いっぱい…』
さらに医者からは今回の診断結果を伝える時に家族の人間を連れて来て欲しいと伝えられていた。
家の事を終えて…いざ病院へ。
『ご家族は一緒では…？』
家族と一緒に今後を話し合いたかったと伝える医者。取り敢えず来れないので恭子に診断結果を伝えていく。
『落ち着いて聞いてくださいね…』
医者から伝えられたのは余命一年であった。その言葉が衝撃的過ぎて他の言葉が入っていなかった恭子。この時点でどんな病気なのかも明かされていかない。
診断を終えて帰宅する中…頭の中は真っ白。
『このまま死にたくない！』
そう思った矢先…恭子は行きつけの美容院「HARU」の前を歩いていた。そして美容師であるはるかに呼び止められる。あまりにも恭子の顔が真っ青だったので店の中で休むように伝えるはるか。
お茶を出されて前回カットしてから約一年が経過している事を伝えられる。ボサボサの髪を鏡で見て恭子は頼む。ばっさりとショートカットにして欲しいと。
髪がカットされていく中で恭子の中である気持ちが芽生えていく。
『これから一年…私はただの恭子として生きたい』
完成したショートカットを見て気持ちが晴れやかになる恭子。身体も軽くなった印象を受けて決心が固まっていく。
そして帰宅。
冒頭の場面へと繋がっていく。ママに甘えて家の事は何もしない夫と娘。自分は家政婦じゃないと言い聞かせて二人に家事の指示。
そして二人へママ卒業宣言をしていく事へ。
『私の人生は私のために使うわね』
まだ状況を飲み込めていない夫と娘。顔が歪んでいく。ここで第1巻は終了。
ママ、やめます【1巻】感想
余命一年といった重いテーマを掲げた作品であるが恭子の持ち前の明るさも相まって作品の雰囲気は非常に明るく描かれていく。
また余命一年で周りの声が聞こえなくなってしまった恭子。医者の話も具体的に描かれないので…もしかしたら手術しなければ余命一年といった早とちりの可能性も有り。
この辺りはストーリーが進んでいけば明るみになっていくはず。
どちらにせよママ卒業宣言をして一人の女性として生きる事を決意した恭子。42歳の女性の新たな生き様が描かれていく。今後の展開も期待大の作品！
興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね！この漫画は「コミックシーモア」にて先行配信されています！
ママ、やめます～余命一年の決断～
42歳の大塚恭子は、反抗期の娘と口下手な夫の世話に追われ、「ママ」として家族のために生きてきた。そんな普通で慌ただしい生活が続くと思っていた恭子だったが、ある日突然「余命一年」であることを告げられる。
余命宣告にショックを受けつつも、「最期くらい自分らしく生きたい」と考えた恭子。ママに甘えてないがしろにしてきた家族に「ママ卒業」を宣言し、「恭子」を取り戻していく。
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