漫画「寿命を買い取ってもらった。」1巻ネタバレ感想!30年分の命の値段が悲惨…

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。

この漫画の正規タイトルは「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」とてつもなく長い(笑)そしてインパクトが凄い。内容はもっと凄い。全3巻完結の作品だが本当に楽しませてもらいました。

この漫画は三秋縋先生の人気小説「三日間の幸福」を完全コミカライズした作品。

リアルなラブストーリーではなく、ファンタジー要素も入っている。それでも、とてつもなく面白い(小並感)

ひょんな事から寿命の買取店を知り、自分の値段に打ちひしがれ、命を売ってしまう青年:クスノキと買取店の受付嬢兼監視員であるミヤギといった女性の切なくも甘く愛おしい恋物語が展開されていきます。

漫画「寿命を買い取ってもらった。」試し読み・購入は…

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漫画「寿命を買い取ってもらった。」1巻のネタバレ

この漫画の主要人物は無気力青年であるクスノキ。監視員となるミヤギ。そしてクスノキの幼馴染であるヒメノです。

30年分の自分の命に驚愕…

主人公のクスノキは大学生ですが金欠でバイトに明け暮れる毎日。その日暮らしをしているような青年です。金欠になり、所有している本・CDを売ろうと立ち寄る古書店、CD買取ショップの店員から寿命を買い取る店があると聞かされます。

からかい半分で言っているだけだろうと思いますが、結局は寿命買取店の前まで来てしまうダメ人間クスノキ。

彼はそこで自分の30年分の命の値段を査定してもらうことになります。理屈っぽく、どこか人より優れていると思い込んでいるクスノキ。自分の価値を30億、低く見積もっても3億と考えます。

査定が終わり、買取価格を聞いたクスノキは唖然…。

30年分の命の値段…30万円でした。

寿命の買取店では今後のクスノキの人生における幸福度、実現度、貢献度を元に買取価格を査定。ちなみにクスノキの人生で起こり得る未来を見て値段を決めています。

安い…つまり、クスノキは生きていても自分にはまともな人生が訪れないことを買取価格から悟ります。1年に付き1万円の買取価格。クスノキは余生であった30年分の命を売り払うことにします。

ミヤギとの共同生活が開始

命を売り払った翌日、クスノキの前に買取店の受付をしていた女性:ミヤギが現れます。どうやら命を売り払い、余命1年未満になると多くの方が自暴自棄になり、問題行動を起こすことがあったようだ。そういった事態を防ぐために監視員制度が設けられたと話すミヤギ。

ここからクスノキとミヤギの奇妙な共同生活が開始されていきます。

死ぬまでにやり残した事リストを書き、実行に移していくクスノキ。しかし、見事に成就することができません。何故、思い通りに事が運ばないのか…冷静な分析でミヤギが答え合わせをしていきます。

むなしさを感じるクスノキ。
唯一の救いはミヤギが側にいることでした。むなしい幸せを感じながらいつもの日常を過ごしていきます。

監視員ミヤギとは何者なのか…

ここからいくつかのやり残した事リストを消化させていくクスノキ。タイムカプセルを掘り出したり、学生時代の友人に会い、不満をもったり。田舎駅のホームでミヤギを押し倒そうとしたり。

少しずつミヤギとの距離が縮まっていきます。
そして、監視員になった理由を問います。

実はミヤギもあの買取店で時間を売った女性でした。30年分の時間を売ったため、監視員の仕事をしていました。しかもミヤギはクスノキと同じく1年に付き1万円といった買取価格。

何故、時間を売らなければいけなくなったのか…クスノキに過去の出来事を具体的に語っていきます。

肩の力も抜けてきたミヤギ。
ここでクスノキは思います。彼女にとって一番傍にいて楽だった監視対象者であったと記憶されるようにと。

1巻の最後はクスノキの幼馴染で小学生時代に結婚の約束までしたヒメノについて聞こうとする所で1巻は幕を閉じます。

ただし、辛い話になるといった忠告付きで。

漫画「寿命を買い取ってもらった。」1巻の感想

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。

この漫画の真価は2巻〜3巻にあると考えています。1巻も楽しませてもらえるけど、2巻〜3巻は本当に気持ちがざわついたり、二人の幸せそうな笑顔に胸キュンしたりなど展開も最高潮を迎えていきます。

1巻は哀愁漂う雰囲気で淡々と日常が流れていく感じ。

個人的にはその流れも嫌いではないですが、人によっては退屈を感じるかもしれません。でもそこで読み終わらせないで是非、2巻〜3巻と読んで欲しい作品です。

現代の若者のようなクスノキのネガティブな感情は共感できる人も多いハズ。そして、傍にいるだけなのに安心感を与えてくれるミヤギといった存在が上手くマッチしています。

終盤でクスノキがタバコを吸うシーンがあります。ミヤギもタバコを吸おうと貰うんですがライターの火がつきません。そこでミヤギはクスノキのタバコの先端をライター替わりにタバコに火をつけます。なんてことない場面ですが、二人が密着して距離が一気に縮まる感覚を覚える大好きなシーン。

記憶に残る、余韻に浸ってしまう本当に出会えてよかった作品が「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」になります。興味が出た方は是非☆彡

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