漫画「ケンシロウによろしく」2巻である。ちなみに、前巻紹介で触れなかったが、復讐相手のヤクザは「木村」という。
ケンシロウによろしく【2巻】あらすじ
今巻で明らかになるのだが、沼倉孝一はやはり並大抵のマッサージ師などではなかった。あん摩マッサージ指圧師免許のほか、柔道整復師、はり師免許、きゅう師免許も持っているのだそうである。
さて、今回の主だったプロットだが、「ケンシロウ……じゃなかった、孝一がテレビに出る話」である。
それも、別に取材を受けるとかではなく、「マッサージ師がマッサージの腕を披露する番組」に出て、実際にマッサージの腕を披露するのである。題して『モミの鉄人』。
ケンシロウによろしく【2巻】ネタバレ
さて、木村にマッサージをして、彼の余命が残り少ないことが分かったところから。
木村は「マッサージというのがいいものだということは分かった。次はもっと高級なところへ行ってみる」と言い出す。
それでは孝一は困るので、里香が言い出す。アドリヴである。「うちの先生、有名ですよ。テレビ番組とか出てます」。嘘なのだが、里香がテレビ番組のコネを持っていて、その気になれば出演できる、というのは本当だった。
なんとなれば、『モミの鉄人』のプロデューサーやってる男性が、里香の客だったのである。
紹介され、とりあえず試験的なことをすることになる。どこが悪いというわけでもないプロデューサーに、孝一は施術した。なぜか里香を肩車した状態で。里香になりきるのだ、とか抜かして。結果的にはまあそれがうまくいき、出演は認められることになった。
で、番組である。「肩こり名人」とかいうよくわからない人が出てきた。ただのくたびれた中年男性なのだが、職場で「わー、すごい肩凝ってますね」とか若い女の子に言われたのが嬉しくて、以後肩こりをアイデンティティにして生きているらしい。
ちなみに孝一は割とノリノリで、軽い雰囲気の番組なので、「ケンシロウ」というキャラづくりで出ることになった。どこで買ったんだか知らないが、皮のジャンバーとか着ていて、そもそも顔が似ているのでかなりのケンシロウ度をかもしだしている。
さて、で、番組撮影。肩凝り名人、ヨシトモカタコラスなる人物が現れる。職業はプログラマー。ひどい猫背で、運動不足。
で、施術だが、「お前には(肩こりを直される)資格はまだない」といって、とりあえず猫背と亀首の治療が始まった。
亀首というのは首が曲がった状態のことだが、どうも命に関わるほど状態がひどいらしい。脳梗塞やクモ膜下出血の原因になるのだそうだ。ケンシロウキャラを演じているときはかなりバカなのだが、真面目に仕事をしているときにはごく真面目な孝一である。
で、背骨と首はなんとかしたので背中のマッサージにかかる。そっちもだいたいうまくいった。最後は肩こり。なのだが。孝一はあえて施術をしなかった。
「お前は肩こりが自慢なんだろ それを大事にしろよ」とかそんなようなことを言う。まあ、肩こりだけで死ぬようなことはないらしいし。
というわけで番組は終わりである。木村も番組を見て、なるほどたしかに腕がいいんだな、と感心している。で、今度はうちに往診に来いと呼ばれる。わがままである。まあ、ヤクザの組長なんだから仕方ないが。
で、また施術をしたのだが、その直後、外に出た木村が車に跳ねられた。事故なのかどうかよくわからないが、もしかしたら対立組織との抗争によるものかもしれない、という。で、どういう流れかよく分からないが、応急処置?なのかなんなのか、孝一がまた診ることになった。2巻はここまでである。
ケンシロウによろしく【2巻】感想
リアリティラインの高いギャグマンガ、という流れが相変わらず続いている。
非科学的な現象などはほとんど起こらない。
真面目な指圧漫画としてでも読めないことはないかもしれないくらいである。割と面白い。次は3巻をご紹介するので、そちらをお待ちください。
ケンシロウによろしく
沼倉孝一は、幼い頃に木村という名のヤクザに母を奪われた。復讐を誓った沼倉は、漫画『北斗の拳』を読み続けることによって伝説の暗殺拳を体得し仇を討とうとする。これは復讐に燃える男が暗殺拳を極めようとした果てに人々を幸せにする物語である。
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✅ ケンシロウによろしく【3巻ネタバレ】意外な人物と対面して復讐心が燃え尽きていく!?
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