漫画「彼女の肌が忘れない」ネタバレ感想!男の夢を描く究極のラブサスペンス!

彼女の肌が忘れない

漫画「彼女の肌が忘れない」あらすじ

もしもある日、記憶喪失の美女が自分の家に転がり込んで来たら?というようなプロットの作品である。アニメ風ではなくて青年誌風の。

絵柄はいかにもお色気系だが、アダルトシーンはそんなに多くはない。少なくとも1巻時点ではまだ。

漫画「彼女の肌が忘れない」ネタバレ

主人公はさえないお人よしのサラリーマン。同じ会社の美女と付き合っていたのだが、浮気されたらしくてそのまま別れた。そのあとろくなことのない日々を過ごしていたのだが、ある日車を運転していて交通事故を起こしてから運命が一変する。

その交通事故の相手というのが、怪我はたいしたことがないのだが記憶を失っていて、それは仕方ないとして何故か主人公の家に住みたいと言い出し、成り行きでそういうことになってしまったのである。

ちなみに事故現場からそのまま美女を車に乗せて連れてくるわけではなく、いったん病院に入院しているし、ソーシャルワーカーも関与している。ソーシャルワーカーはもちろん非常識だといって名も分からぬ女が交通事故加害者の家に転がり込むことには反対であるが、本人の意思が固いのだから仕方がない。女がなぜそんなことをしたかというと、何かに怯えている風である。

ちなみに、本人たちはともかく読者視点からは女の素性はまったく謎に包まれているというわけではない。なんとなれば、ヤクザが彼女を探しているのである。ヤクザたちは彼女を志織と呼んでいる。なんでも、ヤクザの顧客名簿を盗み出して逃げたらしい。ヤクザとどういう関係にあったのかまでは不明だが、ヤクザからすれば未知の存在などではないのである。

そんなことはつゆ知らず、主人公はいい気になって美女との生活を楽しんでいる。料理を作ったり作ってもらったり、一緒に外食をしたり、まったくもって恋人気分である。おかげでいつぞやの会社の女のことは吹っ切れた、などとご都合主義なことを言っている。

ちなみに名前がないと不便なので女のことは便宜的に「マリア」と呼ぶことになった。本人も納得しているので、志織というのも本名なのか分かったものではないのだし、ここでもマリアと呼ぶことにしよう。

マリアであるが、脱ぎ癖があるんだかなんだか、酔っぱらって服を脱いだり、主人公に抱きついてキスをしたりする。そのときのキスが普通に上手なので、主人公は過去の(過去でもないような気もするが)男の影を感じて嫉妬したりもする。

マリアを探しているヤクザの方にもそれなりの動きがあるわけだが、こいつらがまあかなり間の抜けたヤクザで、真正面から病院を訪問して「患者さんのプライバシーに関わることは教えられません」とかいって追い返されたりしている。

そんなことが繰り返された後、結局ヤクザは情婦の一人を偵察に送り出し、都合のいいことにマリアが病院にいるところで本人を発見する。即座にヤクザ一味に連絡が行き、病院は表も裏も固められてしまう。裏口から逃げようとするのだが、そこでも車が待ち構えていて拉致されそうになるのである。

結局なんだかんだで逃げ切ることに成功するマリアと主人公。なんとか安全を確保し、自分がヤクザに追われるような立場であるということを理解するマリア。

ここで唐突に、主人公に対して「抱いてください」とか言い出す。

漫画「彼女の肌が忘れない」感想

彼女の肌が忘れない

いわゆる男の夢を描いた系のドラマである。

筆運びは安定しているので、軽い感じで読み進めるにはよいかと思う。エロ系の描写については、もうちょっと先の方の巻まで読み進めないと何とも言えないかなという感じ。肝心のシーンはまだ一巻末では描かれていないことではあるし。


彼女の肌が忘れない

彼女の肌が忘れない

原作・著者村生ミオ / 後藤圭介
価格660円(税込)

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