漫画「彼女の肌が忘れない」2巻あらすじ
一巻解説からの続き。そういうわけで主人公はマリアとベッドインする。記憶はないから過去のことは何にも分からないと言いつつ、マリアはしっかりと大人の女であった。
そして、「過去を忘れて今を生きるために」とかなんとか言って事に及んだくせに、「男と寝たら自分の恋人の顔を思い出した」などと言い出す。思い出したのは顔だけで、そのほかには名前も何も思い出せないのではあるが。
どう見たって大人の女なのだからして過去らしい過去がないわけもないのであるが、主人公はここでいっちょまえに落ち込む。
漫画「彼女の肌が忘れない」2巻ネタバレ
さて、落ち込んだ主人公はひとりでヤケ酒を飲みに行く。マリアはその帰りをずっと待っているのだが、ひたすら飲んでいる。と、隣に女が現れる。例の、浮気したやらなんやらで別れた前の恋人である。
何でも本人が言うには、浮気したのではなく彼女の前の恋人に昔の恥ずかしい写真だかなんかで脅されて仕方なく一夜を共にしただけなのだそうだが(真偽のほどは知らない)、とにかくそういうことで主人公とよりを戻したいと思っていたのだそうだ。
ところで並行して、ソーシャルワーカーの人(若くて綺麗な女性)がヤクザに拉致られてしまう。前の騒動のとき、マリアと主人公と一緒にいたのをたまたまヤクザの情婦に見られていたので、マリアの現住所などを知っているだろうと見てのことである。
だがソーシャルワーカーの人が脅されて喋った住所は、マリアの(というか主人公の)現住所ではなく、彼女の弟の家であった。その弟というのがなんと警察官なのである(非番で家にいた)。ヤクザどもは泡を喰って退散する。どこまでも情けない連中である。
さて元恋人の誘惑を振り切ってようやく家に帰ってきた主人公、マリアの記憶がどうにかなってマリアが過去と現在のどちらかをちゃんと選ぶまで、マリアのことをもう抱かないと宣言する。
一方ソーシャルワーカーの人とその弟(まだ出てくる)。会員制クラブ「ペルソナ」という店のライターをソーシャルワーカーの人が手がかりとして手に入れた(拉致られたとき車の中にあった)ので、その店について弟が調べることになる。
その店というのが別に秘密でもなんでもなく、どうやら金持ち御用達の高級風俗店の類のようで、マリア(志織)はどうやらここで働いていたということのようだ。ちゃんと解説されたわけではないが、多分持ち逃げした顧客名簿なるものもこの店のものなのではないかと思われる。何でそんなことをしたのかはよく分からないが。
話は変わって主人公、仕事をしている。取引先の会社にいるのだが、そこで読者にとっては見知った顔と出くわす。マリアの元恋人とかいう男性である。
ソーシャルワーカーの人は、マリアの手がかりだと言って主人公にもペルソナについての情報を教えて行く。素人を関わらせちゃ危険だと思うのだが、まあ既にヤクザに襲われている状況で情報を伏せておく意味もないか。
のこのことその店に出かけて行った主人公、当然ながら例のヤクザが仕切っている店なので、速攻で見つかって追い掛け回される。危なかった、というところでマリアの元恋人の人に偶然助られ、駅まで一緒に帰ったところ、迎えに来ていたマリアとその彼が顔を合わせる。男は「志織!」と言うし、マリアも前に思い出しているのでその相手が自分の元恋人だということを理解する。2巻はここまでである。
漫画「彼女の肌が忘れない」2巻の感想
話の本題や本筋とはあんまり関係ないのだが、かなり無能で上司からも怒られまくっているアホなヤクザを眺めるのがいい加減楽しくなってきた。がんばってほしい。あと二巻だが。
彼女の肌が忘れない
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