いびってこない義母と義姉【1巻ネタバレ】切り口が斬新!ツンデレ家族が最高に癒やされて面白い!

いびってこない義母と義姉

新シリーズのご紹介である。
SNSで発表したものが人気が出て連載化、そしてこの通り単行本に、という経緯の作品。

いびってこない義母と義姉【1巻】あらすじ

いびってこない義母と義姉

舞台は明治から昭和初頭にかけてっぽい雰囲気の日本。中村美冶(みや)は鴻蔵(こうのくら)家という名家の庶子(しょし)である。

母親と貧しい暮らしをしていたのだが、母の死をきっかけに、鴻蔵の本家に引き取られることになった。父親は姿を見せないが(なぜ出てこないのかについては特に説明はない)、義母と腹違いの姉ふたりがいた。

要するにシンデレラ的立場なのだが、その三人が、美冶を……なんと、いびってこなかったのである!(タイトルから見えていたオチですね)

それどころか人並外れたレベルで優しいので、美冶はびっくりした。

美冶は少なくとも1巻時点では新しい環境にまったく慣れておらず、優しくされるたびにひたすら驚いている。現時点では延々その繰り返しからなる作品である。1巻に収録されているのは1話から6話までと、書下ろしっぽいおまけ漫画が何ページか。

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いびってこない義母と義姉【1巻】ネタバレ

いびってこない義母と義姉

第1話

美冶がはじめて鴻蔵の家に迎えられるシーンからである。「なんだか臭いわぁ~」とか言い出す姉に、さっそく「いびられる!」と怯える美冶であったが、すぐに風呂に入れられた。しかも姉二人が体を洗ってくれてシャンプーもしてくれた。優しい。

風呂から出ると義母が出てきた。継母である。見た目は怖い。奥様、という感じである。しかし前述のとおりこの人も優しいのである。「蔵にスペースが空いてるから――」と言い出すので、美冶は雨がしのげるなら蔵でもいいかと思うのだが、「お父さんの本を運び込んで書斎を美冶の部屋にしますよ!」と言い出す。

次に、さっそくだが呼び方である。姉は二人いるので、まり姉(本名・まりか、長女)、あり姉(本名・ありさ、次女)と呼ぶことになる。

問題は母である。とりあえずお母さまと呼んでみるのだが、「実の母との思い出を大切にしなさい」とか言われ、「マミー」と呼ぶことになったのであった。

第2話

前述のとおり書斎の片づけをすることになったので、みんなで掃除する。まりかは掃除をさぼって本を読んだりしていたが、美冶がこれまで本をろくに読んだこともないと知ると、あなたはこれからたくさんの本を読むことができるのよ、みたいなことを言う。

さて、掃除は終わったが、終わったばっかりなので埃っぽい。マミーは「肺を痛めるから、今夜は客間で寝なさい」と言い出す。優しい。

第3話

夜になった(まだ一日目なのである)。枕が変わったりなんだり色々あったわけで、美冶は寝付けない。それを予測していた姉二人、パジャマパーティーに突入と相成る。

そこにマミーもやってきて、説教が始まるのかと思ったらマミーもパジャマパーティーに参加することになった。翌朝、マミー以外は全員寝坊した。

第4話

ようやく日付が変わり、美冶はなんだか勉強を習い始めた。本を読んでいたら、まりかが紙で指を切ってしまった。とっさに美冶はハンカチを出すのだが、それが母親の形見のハンカチなのである。ぼろぼろなのだが、きれいにして、その上マミーがこれ以上痛まないように飾り刺繍を入れてくれたのであった。優しい。

第5話

番犬のグングニルが登場する。番犬といっても小型犬で、しかも座敷犬である。もともと捨て犬だったらしい。愛称グンちゃん。

第6話

初めて不穏な空気が流れる話。美冶の実母方の祖母が現れ、やっぱり美冶をこちらで引き取りたい、と言い出す。結局、美冶自身が鴻蔵の家に残ることを選ぶのだが、祖母もまだあきらめていない感じである。

いびってこない義母と義姉【1巻】感想

いびってこない義母と義姉

2話目くらいでバリバリに感じられるくらい大いなるマンネリに満ちた作品である。

このまま大いなるマンネリギャグ漫画として続いていくのか、それとも何らかの方向転換を見せるのか。どうなることでしょうね。


いびってこない義母と義姉

いびってこない義母と義姉

原作・著者おつじ
価格660円(税込)

SNSで第1話28万いいね超!! いま大注目のハートフルギャップコメディが待望の書籍化! 本書だけの描き下ろしを30ページ以上加えて心あたたか満載でお届けします。《あらすじ》とある名家の庶子である美冶は、母の死をきっかけに本家の鴻蔵家に引き取られることになりました。そこで待ち受けていたのは恐ろしい義母と義姉のはずが――!?

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