3巻までの「日常編」を終えて「謎解き編」に突入した『光が死んだ夏』、第4巻である。
光が死んだ夏【4巻】あらすじ
ちなみに日常編とか謎解き編とかいうのは筆者(この文章を書いているひと)が勝手に言ってることではなく、作者(この漫画自体を描いたひと)が公式に、単行本の余白に書いていることである。さて。
前巻では顔見せ程度だった『霊能者』こと、田中(作者の方がはっきり書いてますが、霊能者ではないそうです)がかなり多めの出番をもらっていろいろ動き始める。
主人公のよしきと光(を名乗る何か)もまた独自に「光の正体」について調査を始めるのだが、そっちは正直なところ一巻かかってもあんまり進展しない。彼らの「行動の動機」であるが、光は「やっと見つけた自分の居場所を“守りたい”」。よしきは「光の意思を尊重したい」。そんな感じである。
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光が死んだ夏【4巻】ネタバレ
まずはよしきが光を刺した場面の直後からであるが、光の「傷」は治っている。治っているというかなんというか、厳密には傷ではないのかもしれないが、とにかくまっさらである。でも着ていた服には当然穴が開いていた(処分)。
ふたりは村の老人とかに聞き込みを重ねていく。「ノウヌキ様」なるものが何か重要であること、彼らの住んでいる場所はかつて「首立村(くびたちむら)」と呼ばれていて、地図上で人間の形をしていること。そして、それぞれの人間のパーツに対応していた名前がついていること。彼らの調査で分かったことはその程度である。
で、田中はようやくというかよしきに遭遇する。会いに来たとかではなくてただすれ違っただけらしいが、話しかけて、会話を交わす。たいした話はしないが、それだけで彼には分った。この少年が、すでに「何かに魅入られている」と。霊能者ではないのだが、何らかの手段でそういうものを探知することはできるのである。
さて、よしきと光がファミレスにいたら、なんか怪しげなものに襲われそうになった(明らかに生物ではない。ばけもの)。光は力を失っているので対処することができない。そこでいつぞやの自称「主婦」の霊感おばさんが助けてくれた。二人して、そのおばさんの家に行く。
で、そこでいろんな話を聞くのだが、実はこのおばさんの旦那さんもかつて今の光と似たような感じで「山から戻ってきた」ことがあったらしい。しかし、その「戻ってきた旦那さん」は今の光ほど高等な「なにか」ではなく、低級な邪霊に過ぎなかったようで、そのせいでおばさんは娘を失ってしまったんだそうだ。
で、おばさんは、自分で光を祓ったりなんぞということはもちろんできないのだが、光に言う。これ以上、友達を「まじりもの」にするのはやめろ、と。
光は意図してそうしているわけではないので、言ってもどうしようもないだろうとは思うのだが。
さて、少年探偵団的な活動をしている主人公ふたり、こんどは「武田のじいさん」という人が手掛かりを持っているらしいので話を聞きに行く。霊感おばさん(紅林という)の名前を出したら会ってはくれたのだが、武田のじいさんはあっというまに「ケガレ」なるものに取りつかれて、刀で襲い掛かってきた。
光は弱体化しているしよしきはただの子供である。どうすんだ、と思ったら、田中が突然現れて割って入った。田中が光と遭遇するのはこれが初めてである。
助けてくれたのはいいが、田中は「確かめさせてもらいます」とか言って、刀で光のそっ首を斬り飛ばした。次巻に続く。
光が死んだ夏【4巻】感想
光の首はばっちり斬れて転がっているのだが、田中、もし万が一にも相手が何かの間違いでただの子供だったらどうするつもりだったんだろう……。いや、まあ、霊能者ではなくてもこの道のプロなんだから大丈夫なんだろうけど。それにしてもそんなことを思いました。
第五巻の発売日などは予告されていないが、まあいずれ出るであろう。ではまた。
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