- 作品名:からかい上手の高木さん(2)
- 作者・著者:山本崇一朗
- 出版社:小学館
- ジャンル:少年マンガ
目次
漫画「からかい上手の高木さん」2巻のあらすじ
西片くんは相変わらず高木さんにからかわれており、このようなタイトルの作品である都合上そうでなければ成立しないのではあるが、それにしても、第一巻でも既に「友達以上恋人未満」であり、恋人までの距離あと100メートルくらいだったものが、今巻では残り75メートルくらいまで接近している。
だいたいそんな感じである。
漫画「からかい上手の高木さん」2巻のネタバレ
雨宿り
西片くんと高木さんが下校の帰り道に雨に降られ、小さな神社の軒下で雨宿りをする。ただそれだけの話ではあるのだが甘酸っぱい青春が凝縮されまくった小話である。
まず、物語の導入、「(公式には)カップルではないのに二人で一緒に帰っている」という時点でだいぶ突っ込みどころがあるのだが、それはまあ置いておこう。雨に降られたので、高木さんの下着が透けている。ちなみに高木さんは貧乳であるがブラジャーくらいはしているようだ。
ちなみに西片くんは思いっきり露骨に目のやり場に困っており、そんなものはもちろん高木さんはお見通しである。
手紙
なんか、クラスで手紙を送り合うのが流行っているのだそうだ。この世界には電子メールとかLINEとかはないのだろうか?舞台の時代が分かるような場面はあまりないのでよく分からない。とにかく、手紙が流行っているのだ。
で、高木さんはハートマークを張り付けた手紙を西片くんに送り、「その手紙私からだよー」とか言って、西片くんをドギマギさせてからかう。ちなみに内容は「今日一緒にかえろー」というもの。確かにラブレターでこそないが、十分にイチャコラした内容なわけである。
掃除当番
珍しく西片くんと高木さん以外のクラスメイトにスポットライトが多少当たる話。彼らのクラスメイトの男女で、カップル成立している二人がいて、西片くんと高木さんが罰当番をしているところを通りすがる。これから二人で屋上に行くのだそうである。
高木さんはそれを受けて「いやー 青春だよね」とか「私も青春したいんだよね」とか微妙な発言を繰り返し、いつものように西片くんはドギマギしている。
二人乗り
一学期の終業式の日である。西片くんは夏休みが始まるのが嬉しくてうかれているが、高木さんはそうでもない。なんとなく微妙な顔をしている。なぜかといえば夏休みに入ると普通に過ごしていれば西片くんと会う機会がなくなるからであり、高木さんはそれが寂しいのであるが、西片くんは鈍いので気付かない。あと二人乗りをする。
漫画「からかい上手の高木さん」2巻の感想
ところで、筆者はこの記事のネタバレのところで話の本筋そのものをはっきりと書いているわけだが、安心してほしいというか、一つ言っておきたいことがある。
この作品の本質は、そういった「プロット」の部分にはない。西片くんをからかうときの高木さんの小悪魔的表情や、高木さんにからかわれている西片くんのあわてふためく表情、そういった絵的な部分の方が、よほどこの作品の魅力においては重要であると少なくとも筆者はそう考える次第であるからだ。
冒頭で、一巻で100メートルだった恋人までの距離が75メートルまで縮まっているのが本巻である、と書いたわけだが、次巻ではどうなるのだろうか。50メートルくらいまで縮まっているのであろうか。
現時点でも既にチョコレートパフェの上にさらにチョコをトッピングしたような甘さの作品なのであるが、何でも既に五巻まで出ているらしい。順調に25メートルずつ進んで行けば5巻でカップル成立ということになる。多分そんな単純にものは進まないと思うが、まあ何にせよ先の展開も楽しみである。