美咲りょう先生が描く漫画「少女転落」マイクロ版12巻の配信がスタート。今回はお揃いのアイテムを持つ事で友情を確かめるグループに属してしまった少女のお話。
これは中学生、高校生の女子なら強く共感できる内容になっているのではないだろうか。
無理をしてグループのリーダーに合わせていくヒロインの香純（かすみ）…お小遣いにだって限りがある…でもお揃いグッズを持たないとハブかれる可能性もある…。そんな天秤にかけられた少女の末路は如何に…。
女子特有のお揃い意識が如実に現れており、非常に楽しめる内容となっています！
漫画「少女転落【おそろいルール】」12巻ネタバレ
少女転落マイクロ版12巻のヒロインは香純（かすみ）。アリサをリーダーに朋子、ちほといった4人組グループに属しています。そしてリーダーであるアリサはお揃い意識の高い少女。
可愛いグッズがあれば相手のお小遣い事情など気にせず、友情の証と称してお揃いで揃えようと提案をしてきます。
そんないつもの日常…アリサがお揃いグッズの提案をすると、ちほが断る意志を見せていきます。本当は香純も悩んでいましたがアリサの勢いに押されてしまいお揃いグッズを購入する事へ。
お揃いグッズを持たなければ省かれる…
その夜、ちほを抜きにしたLINEグループにアリサから招待される香純。
アリサ、朋子のちほに対する怒りのメッセージがチャット欄に流れていきます。自分は省かれたくないといった気持ちが先行する香純は2人に同調。
そして翌日、アリサのちほに対するあからさまな対応の違いが露呈されていきます。
3個しかないお揃いグッズを選んだり、絶対にちほが必要なさそうなグッズをわざと選び3人で揃えようとしたり…。表情や態度はいつも通りながら無言の圧力をちほにかけていきます。
そんな対応を目の前で見せられ、アリサのお揃い提案を断る事がドンドンと恐怖になってくる香純。
運命のクリスマスパーティー開催！？
時期は冬。
クリスマスも近づいてきた事でアリサは自宅でクリスマスパーティーを開催しようと提案。プレゼントは一人5千円分を用意。さらにパーティーはサンタのコスプレを用意して楽しもうと提案します。
お小遣い5千円の香純にとってプレゼントと衣装を用意する事は不可能。
香純は勇気を振り絞り、クリスマスは家族で親戚の家に行く用事があるから参加できないと断りを入れます。しかし、アリサの言い知れない圧力に負けて結局、参加する事へ。
プレゼントと衣装を揃えなくては仲間外れにされてしまう…精神的に追い詰められていく香純は母親が財布を隠している棚からお金を拝借しようとしますが、母親にバレて前借りした分のお小遣いも没収されてしまう事に…。
そしてクリスマス当日…。
プレゼントも衣装も持たずに参加する香純。そんな香純の状況を察したのか…ちほが中学時代に来たサンタの衣装を持参。香純に贈呈します。
しかし、香純は衣装に身を包まず、アリサの前に姿を現します。
『物も行動もこれ以上アリサ達と同じになりたくない』
『なんでも同意しなきゃいけないのが友達なら友達やめる』
遂に自分の意見を強く主張していく香純。この主張に賛同したちほもアリサ達と友達を辞める事を決意。香純と共に出ていく事へ。
心が軽くなった香純。
ちほをのけ者にしていた事を謝罪。2人は親交を深めていき親友になっていきます。
漫画「少女転落【おそろいルール】」12巻の感想
今回は少女転落と言うより少女成長といった具合で流されるだけの少女から自分の主張や意志を強く見せていく少女へ成長を遂げていくストーリー。
終盤、香純が放つアリサ達への絶交発言は「よく言った！偉い！」と心の中で叫んでしまいました（笑）いや〜スカッとさせてくれましたね！最後はちほと親友にもなり、読後感は最高！
女子特有のお揃い意識に翻弄され、自分を見失いかけていた少女の成長物語が12巻の見所。女子学生は絶対に共感やあるあるが詰まっているので是非、チェックしてみてください☆彡
少女転落【おそろいルール】
香純は仲良し4人組グループに入ってる。でも1つだけ、悩みがある。それは…「友情の証」として“おそろい”グッズを買わなくてはいけないこと。友情の証と言われると断りづらいけど、お小遣いも続かない…。無理して合わせていた矢先、グループのちほがお揃いを断ったことをきっかけにリーダーのアリサがちほをハブりはじめて…！？ちほみたいになりたくない、けどもうお金がない！追い詰められた香純は…？
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