少女達のSNSトラブルや学校トラブルを描く少女転落シリーズ。第4巻は『いじめ』を題材にしており、いじめに屈せず強くなる女性が描かれていきます。
「学校は息苦しい…」
「笑われたり、からかわれているのが、あたしじゃなくてよかった…」
他人がいじめを受けていても、そんな感情を抱く真緒が主人公。しかし、彼女がひょんな事からスクールカースト上位のグループから目をつけられ、一気にカースト最下層まで落ちていく。
今まで他人が受けていた「いじめ」…その矛先が自分へと向かってきた時に彼女はどう立ち向かっていくのか…!?
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目次
漫画「少女転落【いじめ】」4巻のネタバレ
主人公:真緒のクラスでは浅川といった女性がカースト上位グループから虐めを受けていた。見て見ぬ振りをするクラスメイト達。真緒もその1人。そんな中、真緒の心を見透かすような言葉を投げかける逢坂が登場。
気持ちが見抜かれたようで心地良い感じがせず、心に葛藤が生まれてくる。
一気にスクールカースト最下層まで急降下…
そんな真緒に学校女子人気ナンバーワンである拓斗が共通の話題で話しかけてくる。気さくで軽快なトーク。カースト頂点のコミュ力に驚く真緒。
しかし、拓斗と真緒のやり取りがカースト上位の女子グループに知れ渡ってしまう。真緒は女子グループに呼び出されて尋問。
「てかさー拓斗は愛奈の好きな人なんだから手 出すなよ」
「愛奈に謝って」
とんだ誤解であるが、弁明できずLINEでも陰口の叩かれ放題となる真緒。カースト上位の女子グループは真緒の友人、今までいじめの対象であった浅川とも仲良くするようになる。
この時、真緒は自分がスクールカースト最下層まで落ちたことを悟る。
土下座するか…女子グループに入るか…
この後、真緒はぼっち状態になるが、誰にも気を使わず自由に振る舞う逢坂から元気をもらったり、逢坂の生き方に感銘を受けたり。逢坂といることで女子からの虐めに耐えられるようになる真緒。
しかし、そんな逢坂と仲良くしている写真が再びカースト上位グループに知れ渡ってしまう。
男性に気の多い女…といったレッテルを貼られる真緒。
女子グループの1人が真緒に選択を与えることに。土下座してカースト上位グループに入るか…それとも男を取るのか…。究極の2択が迫られた時、真緒は決心する。
漫画「少女転落【いじめ】」4巻の結末

身体を抑えられて跪こうとしている場面を写真で撮ろうとすると女子グループの1人。
「自分が壊れる前に一度だけ…」
そう、決心した真緒は立ち上がり、写真を撮ろうとしている女子の手を叩く。
「仲間になるくらいなら ひとりのほうがマシ!」
真緒の力強い言葉は以前に虐めを受けていた浅川や友人達に届いた。真緒を売ったことを謝る浅川。友人たちもカースト上位の女子に何も言えなく、真緒をぼっちにしたことを謝罪する。
自分の意見や気持ちを素直に言えば、伝わる人には必ず伝わる。そう確信した真緒は笑顔で学校へ登校するように。スッキリとした形で少女転落4巻は幕を閉じていきます。
漫画「少女転落【いじめ】」4巻の感想

4巻は学校生活に付き纏うリアルな現実を題材にスクールカースト上位の女子と戦う少女が描かれます。カースト上位女子はかなり胸糞連中ですが、最後はスッキリとした結末を迎えてくれるので安心して読むことができます。
ちなみに真緒を密かに励ましていた逢坂くんと恋愛に発展するような描写がないのは残念。
それでもリアリティのある学校生活の闇が上手に描かれており、主人公である真緒に感情移入してしまう良作。真緒の悩み、葛藤、決死の覚悟など元気をもらえる作品にも仕上がっていますよ☆彡 是非!

少女転落【いじめ】
「学校って、息苦しい」スクールカースト上位のグループを怖れ、クラスで起こるいじめに何も言えず、毎日もやもやしながら過ごす真緒。しかしある日、上位グループの嫉みを買ってしまい――学校生活でつきまとう、孤独、恐怖、閉塞感。それに抗え、戦え、自由をつかみ取れ。
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