『ゲームオブファミリア-家族戦記-』、6巻をご紹介する。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【6巻】あらすじ
えー、魔法国家ライクネルにおける「デッドメイルの研究」が主眼になってくる巻である。ヒナナは自発的に(半分以上は脅迫されてだが、自分自身の好奇心もあって)その研究に参加することになる。
いっぽう、ササエはヒナナとは別行動となり、自分の流儀でライクネルの謎に迫っていくことになる。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【6巻】ネタバレ
デッドメイルは何者か(何者であるのか、今巻では不明である)が作った魔法兵器である、という事実を知らされたヒナナは、「なんて忌わしい」みたいなことを口では言うのだが、自分では気づいていなかったものの顔には歓喜の表情を浮かべていた。というわけで、頭脳を買われて誘われたヒナナ、オード=シーカに協力してデッドメイルの研究に参加することになる。
そもそもデッドメイルとはどのような存在なのか。かれらは男は無差別に殺すが、女は犯してから殺す。それはいいのだが、別に生殖能力は持っていないのである。
そして彼らは、ほぼ不死身である。食事を必要とせず、眠らず、疲労すらしない。魔法で殺すこともできない。唯一かれらを殺すことができるのは、ミスリルなわけであるが、ミスリルは魔法使いには扱えないというルールがあるらしい。原理は謎。
これら三つの事実から導き出される結論は「デッドメイルは人工物である」ということであるらしいのだが、正直言って筆者にはどういう理屈なのかよくわからなかった。まあいいや。
さて、ヒナナはデッドメイルの研究に参加していることについてササエら仲間たちに秘密にしている。しばらくは往還していたのだが、やがて帰ってもこなくなった。オード=シーカに人質に取られたのである。
ここでぶちきれたササエ、オード=シーカの一番弟子であるところの女軍人をいつものようにこまして、仲間に引き入れるのだが、彼女によれば人質としての価値は自分にはないという。
その代わり、唯一人質にできそうな相手がいるらしい。ライクネルの女王である。識者の塔という百階建ての塔のてっぺんにいるのだそうだ。
その百階建ての塔をさくっと攻略したササエ、最上階にはたどり着くのだが、結論からいえばそこに女王はいなかった。それどころかオード=シーカの罠が仕掛けられており、ササエは捕まってしまったのだった。
で、女王とオード=シーカは何を企んでいたのかというと、「自分たちのオリジナルのデッドメイルを作り出す」研究をしていたらしい。
ふつうに知られているものとは違う、女性体の、しかも大型のデッドメイルである。ササエはそれを作るための「生贄」にされてしまった。
女王とオード=シーカの命じるままに、大型デッドメイルはライクネルを破壊し始めた。ヒナナは助けを求めてササエを呼ぶのだが、オード=シーカによればササエは死んだという。
だがそう簡単に主人公にくたばってもらっては困るのである。そんなこんなしている間に、二人の姉その他の仲間たちが救援にやってきて、重要な情報を告げた。ササエは、大型デッドメイルの中で生きていて、いまも仲間に指示を飛ばしているのだという。というわけで、ここまでが6巻である。
ゲームオブファミリア-家族戦記-【6巻】感想
この大型デッドメイルというのがね……なんかすごく既視感があるんですよね……巨人という属性から『進撃の巨人』を連想される向きもあるかもしれないがさにあらず、これはかなり近いニュアンスで「映画エヴァンゲリオンに出てくる巨大綾波」である。だから何だというわけではないが。
さて、ライクネル編はおそらく次巻で終わりではないかと思われるが(今巻には次巻予告は無い)、次はどんな物語が待っているであろうか。楽しみである。
ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-
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